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2011年12月26日 / misotukuri

映画「エグジット・スピード」は引力が弱すぎる

25日までには間に合わなかったが、今日、夕方年賀状を出してきた。

元旦に着かなくても悪く思わないでくれ。

WOWOWで「エキサイトマッチ」2011年総集編を見るつなぎに映画「エグジット・スピード」(08年、米、スコット・ジール監督、ジュリー・モンド、フレッド・ウォード、リー・トンプソン他)を見た。

「エグジット・スピード」とは、脱出速度という意味かなと思った。

オレなんか、脱出速度とは、物体がある天体の引力を振り切って脱出できる最小限の運動速度のことと思っていたから、最初、この映画の展開が全く想像できなかった。

昔、こういう悪辣なバイカーたちに立ち向かうベトナム帰りの快男児を描いた痛快アクション映画があったが、何と言ったっけな?

確か、「地獄の遠視」じゃなくて、「地獄の天使」と言った。

この映画「エグジット・スピード」は、似ているとしたら、むしろ、「マッド・マックス」かなあ。

しかし、ストーリーに何となく芯がないというか、演出が悪いな。

悪役の倒され方が悪いと思う。

悪役どもがイラク帰りのヒロイン、脱走兵メレディス伍長にバッタバッタと倒されるのなら、こりゃスゲェーわ!となるのだが、ゲームオタクのアーチェリー姉ちゃんにもやられるわ、ママさんランナーにもやられるわ、イケメン弱虫男にもやられるわ、お馬鹿な元コーチにもやられるわ、メキシカンの電気工事屋のおっさんにもやられるわ、ようするに、恐がっている善玉の方がよっぽど強いのだ。

別に強いヒロインがいなくても、ドラマはちゃんと勧善懲悪で終わるじゃないかという感じになってしまう。

これではダメだ。傑作にはなりっこない。

それでも、結構面白いのは、メレディス役のジュリー・モンドがマライヤ・キャリー似で、ええな!というところに負うところ大か。

彼女を追うアーチー軍曹もイマイチで、やっぱり、リチャード・キンブルを追うジェラード警部くらいの迫力が必要だ。

脱出速度は引力次第で、引力が弱ければそれほど速くなくても脱出できる。

この映画にスピード感がないのはそういう引力が強くないからだろう。

強い引力というのは、悪役がものすごく強いとか、取り巻く状況が絶望的とか、そういうことだ。

そのあたりに尽きるね。

多分、監督を変えれば、もっと面白くなると思うよ。

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