Skip to content
2012年1月27日 / misotukuri

もっと見たいヴェロニカ・マーズ

無料映画TVのGyao!で、「ヴェロニカ・マーズ」をシーズン1からずっと見てきた。

最初は、女子高生探偵が活躍するなんたらかんたらで、それほどでもなかったのだが、大きな事件が一つあって、毎回、小さな事件をヴェロニカが鮮やかに解決していくので同じ探偵業をしている迷探偵Jinchanとしては、職業的興味もあって、ついつい見続けてしまった。

まあ、一言で言うと、すっごく面白いのだ。

今は、最後のシーズン3<ファイナル>をやっている。

もっと続けばいいのに、これで終わりとは残念だ。

ヴェロニカも大学一年生になって、今では女子大生探偵だが、犯罪学の教授のお眼鏡にかない、FBIの三ヶ月の研修に行けることになった。

これは、夏休みに行われるインターンシップみたいなものだろうか?

彼女、父親が元保安官で、今は私立探偵をしていることもあって、将来はFBIの捜査官を夢見ているようだが、さてどうなるか。

高校生の時も学業成績優秀で、スタンフォード大学に合格していたのだが、高校当局の受けが悪く奨学金の推薦が貰えず断念し、地元のハースト大に進学したという経緯がある。

このシーズン3で、彼女は十代で私立探偵の資格を取るが、アメリカでは私立探偵の免許を得るためには、資格試験に合格しなければいけないらしい。

私立探偵の資格試験に合格したから、最低、私立探偵にはなれそうだが、なんだかんだ問題が生じて、FBIには入れないような気がする。

父親も、保安官が死亡して、緊急的に、元の保安官職に復帰するのだが、選挙にやたらと弱く、多分、またしても次の選挙では負けるのではないだろうか?

彼は、捜査能力は抜群だが、真面目で、正義感が強く、潔癖症みたいに厳しすぎるのだ。

その点、彼を選挙で破った死んだ保安官は、捜査の能力では劣っていても協調性に富んでいて、有権者に好かれていた。

ようするに、持ちつ持たれつというか、有権者の中には、保安官に大目に見て欲しい者たちもたくさんいるわけだ。

たとえば、窃盗犯罪が多いところでは、盗難保険が繁盛する。

保険屋も保険を掛ける人も泥棒も故買屋も貧乏人もみんな喜んでいる。

それが分かっているよくできた保安官なら袖の下をもらって黙って見ているが、彼のようなクソ真面目な潔癖症の正義感が保安官になったら、やりにくくって仕方がない。

事件が起きるや、あっという間にそういうカラクリを暴き立て、事件を解決してしまう。

誰も事件の解決など望んでいないのにね。

皆、苦虫を噛みつぶしているよ。

犯罪が多い町で保安官の選挙をしたら、彼みたいな名保安官、名探偵は、絶対に当選しないだろう。

多かれ少なかれのことだが、法を破っている人もまた有権者だからね。

彼のような人間は、町の住民が本当に困ったときには必要とされるが、喉元過ぎれば熱さを忘れるで、事件が片づくやいなや、バイバイ、ハイさようなら。

映画「真昼の決闘」(52年米、フレッド・ジンネマン監督、ゲイリー・クーパー、グレイス・ケリー他)の保安官と恩知らずな町の住民たちの関係と同じだ。

町の住民たちは正義の実現になど関心はなく、自分のことさえ良ければ、悪魔とだって寝る奴らばかりなのだ。

守ってやる値打ちもない大衆と彼らに金で雇われた保安官。

民主主義的司法というのは、常にこういう矛盾を包含しているものかもしれない。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。