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2012年3月8日 / misotukuri

「川は静かに流れる」読了-悲劇にハッピーエンドは似合わない

昨夜、「川は静かに流れ」(ジョン・ハート著)読了した。

2008年のアメリカ探偵小説作家クラブ最優秀長編賞受賞作品だ。

この本、読んでいる時から話が少しゆるいなと思っていたが、結末に至って、あまりのゆるさ加減に感動どころか、あきれてしまった。

こういうのが、今はウケてるのかなあ?

この小説は、「エデンの東」とロス・マクを足して2で割ったような話で、家族間の愛憎確執悲劇を描いている。

物語の要約をすれば、スレたミステリ・ファンなら自ずと犯人が分かってしまうので、ここでは省略する。

私が一番不満に思うのは、悲劇なのにハッピーエンドはないだろ!というところだ。

悲劇にふさわしい終わり方とは、かすかな希望とか、カタルシスであって、主人公の願望充足的ハッピーエンドではない。

この終わり方は、ハーレクイン・ロマンスとかシルエット・ロマンスなどとちっとも変わらない。

大甘もいいとこだ。

何、この小説は悲劇じゃないって?

そこまで開き直るなら、むむ・・・いったい何としてくれようか!

まあ、しかし、まだ買い込んで積ん読になっている「ラスト・チャイルド」が残っている。

気乗りしないが、これも2009年の英国推理作家協会賞最優秀スリラー賞受賞作なので、次、読んでみようか。

最終的評価はそれからだな。

 

 

 

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