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2012年3月18日 / misotukuri

「蛇(スネーク・ヘッド)頭」を読む

「蛇(スネーク・ヘッド)頭」(莫邦富著)を読んでいる。

平成11年の出版だから、中国人の密入国が多かった時の本で、その後の中国経済の発展ぶりと日本の不景気から中国人の密入国も少なくなったのではないかと思っていた。

私が見た入管の統計では、平成16年までは中国人の不法入国者数は増加しているようだが、その後はどうなんだろう?

法務省入国管理局の資料によれば、次のとおりだ。

http://www.moj.go.jp/content/000072225.pdf

そのうち、「国籍(地域)別 入管法違反事件の推移」という表を見ると、H20~H22の統計だが、確かに減っている。

去年は東北太平洋沖地震の津波やそれに伴う福島原発事故などがあって、さらに減っているのではないかと思う。

そういう時期にこういう「蛇(スネーク・ヘッド)頭」みたいな本を読んで、自分でも何の意味があるのかと思うが、去年の暮れにフィリピン人の地下銀行が徳島県警によって摘発された事件があったこともあり、関心が湧いたのだ。

最初に、クリアランス(三角貿易)船を使った石垣島ルートなるものが出てくる。

石垣島はまだ行ったことないが、一度行きたいと思っている、台湾に近い所にあるリゾート・アイランドだが、実は、中国からの密入国が大変しやすい所みたいだ。

密入国がしやすいと言うことは、逆もあるのだろうが・・・

そんなこととはつゆ知らず、こちとら、朴訥な人達がゆったりとした時間の流れの中で平和に暮らす辺鄙な南の島かと思っていたら、一皮剥けばとんだ国際犯罪都市だったんだね。

さらにこのあたりに住む人間(ウチナンチュー)は、本土の人間(ナイチャー、ヤマトンチュー)と違って、血縁的にも本土の人間とよりも台湾やフィリピンの人とのつながりが濃く、当然、日本への帰属意識が薄いようだ。

だが、これは政治的に微妙な問題をはらんでいて、沖縄人のホンネは琉球国として独立したいのかもしれないが、それは極めて危険な選択となろう。

それはともかく、この「蛇(スネーク・ヘッド)頭」を読んで、どうして中国人には「華僑熱」といったものがあるのか、分からなくなった。

やはり、それだけ、今の自分たちの社会に対する閉塞感が強いのだろうか?

「蛇(スネーク・ヘッド)頭」も人身売買をする巨大な犯罪組織かと思いきや、信用を大事にする個々の中小企業の総称みたいなものなんだね。

それにしても「蛇(スネーク・ヘッド)頭」の世話で密入国した者が故国に帰る時はどうするのかな?

どこの国も、外国人が出国することにはあまりやかましくないのかな?

 

 

 

 

 

 

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