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2012年3月24日 / misotukuri

スリヤンVS佐藤洋太-最終予想

明後日に迫ったWBC世界S・フライ級タイトルマッチ、 スリヤン・ソー・ルンビサイ VS 佐藤洋太戦だが、そろそろ最終予想してみよう。

まず、佐藤洋太がスリヤンに身長で10cm、リーチで18cmと大幅に上回っているということだが、喜んでばかりはいられない。

スリヤンがタイトルを奪った前チャンピオンのトマス・ロハスだって、佐藤洋太とほぼ同じ身長、リーチだったのだから。

それなのに、ロハスはスリヤンに何故負けたのか?

そこが問題だ。

ロハスは佐藤と同じく、高い身長を生かしたスピードと手数の選手だった。

ロハスVSスリヤンのビデオを3回は見たが、やっぱり、ロハスは負けてるね。

手数は多かったが、パンチの的中率が非常に悪い感じだった。

見ていて思うのは、ロハスのボクシングは、やたらとパンチを振り回しているだけで、打つパンチに狙いがないというか、意図がない。

まるでチャボの喧嘩みたいだ。

一方、スリヤンだが、ああいうボクシングは好きになれない。

手数も多いし、踏み込んで思い切りよく打ってくるし、その点はいいのだが、ただそれだけ。

ようするに、ラウンドごとにポイントを取れればいいという感じなのだ。

それがスリヤンの戦略なのだろう。

だから、相手をKOしようという大それた意図など、みじんも感じられない。

とはいえ、このタイプのボクサーに勝つには、なかなか至難の業だ。

少なくとも、ロハスのように戦略も戦術もなしにただむやみに戦ってては勝てない。

佐藤はタイトルを奪取するための戦略とそれに応じた戦術が必要だ。

ロハスにスピード勝ちしたスリヤンに佐藤が同じようにスピード勝負して判定で勝つのは、いかにホームでも難しいと思う。

佐藤は、むしろ、終盤にKOするという戦略で戦った方がいいと思う。

如何に難しいかは、8Rまででスリヤンの取れるであろうラウンド数を仮定してみたらよく分かる。

ダウンもイーヴンもなければ、最低の差が2ポイントで、取ったラウンドで5:3になる。

すると、残り4Rでスリヤンを逆転するには、全てのラウンドを取るか、3ポイントの差をつけなければ勝てないので、やはり、ダウンを奪うかKOしないと勝つ可能性は少ないと言うことになる。

それなら、最初から終盤にKOする戦略しかないとわかるだろう。

だが、それが出来るか?

そのための1Rからの戦術は、バックステップとカウンターとボディ攻撃だ。

スリヤンが踏み込んで頭ごと右ストレートを打ってきたら、最初はバックステップして逃げたらいい。

バッティングも心配なので、どこまで来るか様子を見てから、カウンターを打つ。

また、佐藤は連打のスピードがないので、足を止めての打ち合いは不利だ。

数少なくても、常に動きながら、速くて強いパンチを急所に打ち込んでいく。

スリヤンは上体の動きでパンチをかわすタイプなので、比較的動かないところを狙って打つ。

特にボディは、狙いがバレても、執拗に打つ。

とにかく、終盤の逆転KOにつながることを積み重ねていくことが大事だろう。

しかし、私は、トレーナー次第だと思うが、佐藤には無理ではないかと考えている。

佐藤がトマス・ロハスに勝るとは、とても思えないからだ。

ズバリ、スリヤンの判定勝ち。

<2012.3.28 追伸>

外したね。

佐藤が3回に2度のダウンを奪い、3-0の判定勝ち。

序盤でスリヤンからダウンを取るのは難しいと思ったが、先にペースを握れたのが大きかった。

スリヤンはダウン以外は自分が支配していたと思っていたようで、もう一度やれば勝てるとか言っている。

興行権のからみでリターン・マッチがあるか不明だが、再戦するなら、寒い時期に日本でやったらいいだろう。

まかり間違っても、タイなんかに行ったら、今度は勝てない。

ともかく、佐藤選手、おめでとう。

東北に春を告げる勝利だった。

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