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2012年6月13日 / misotukuri

井岡VS八重樫、勝つのはどっちだ?

さて、いよいよあと一週間に迫ったミニマム級世界王座統一戦、井岡一翔(WBC王者)VS八重樫東(WBA王者)戦を予想してみることにしよう。

前回は、総合力分析をしてみたが、その結果は3:2で井岡の有利だった。

ただし、何度も言うように、ボクシングは総合力で勝敗が決まるものではない。

戦力を構成する要素の内、何か一つでも、たとえば先週のランドール・ベイリーのようなパンチ力とかだが、絶対的に優れているものがあれば、それで決まることがある。

あるいは、逆に絶対的に劣っているもの、たとえば昔、二階級制覇した柴田国明のようにグラス・ジョーで打たれ弱いとかいう欠点があれば、それで決まることもある。

そういうのが井岡や八重樫にあるかどうかだが、あるとしたら、井岡の減量失敗によるスタミナ切れくらいのものかと思う。

だが、伝えられるところでは、減量は順調に行っているようで、問題はなさそうだ。

八重樫の打たれ弱さも、イイーグル京和のバッティングで顎を割られたとはいえ、あの”ターミネーター”ポンサワンの強打に耐え抜き、逆にKOしてしまったのだから、これまたそう心配することもないだろう。

となると、最後に残るのは、ファイト・スタイルの噛み合わせの問題だ。

共にオーソドックスだが、井岡は前後に出入りするタイプ。

オーレドン戦では、オーレドンが引いてカウンターを打つタイプだったので、井岡に引かれるとオーレドンは追う足がなく、追撃が出来なかった。

逆に、下手な追撃で身体が伸びきったところを、井岡のカウンターのボディ・アッパーが決まってしまった。

ファン・エルナンデス戦は、八重樫との一戦では参考になるだろう。

エルナンデスは、ちょこまか動きながら、手数多く打ってくるタイプで、なかなかの難敵だった。

そのエルナンデスをボディー・ブローで3RKOしたデンバー・クエリョ(比)も凄いが(誤審で逆に失格負け)、落ち着いて文句なしの判定に下した井岡の技術もなかなかのものだ。

八重樫はスピードこそ井岡よりあるかもしれないが、頭の位置があまり動かないので、井岡にはエルナンデスよりパンチを当てやすいだろう。

八重樫はポンサワン戦でもわかったとおり、初めこそ打たせずに打つ戦法で行くのだが、相手の攻めもきつくなって、最後は被弾覚悟の消耗戦になってしまう。

相手の何倍も打ち続け、少々、打たれても我慢するという消耗戦だな。

八重樫陣営では、今回は井岡相手に打たれないで済ませることは無理と考えているようで、それは正しい見通しだと思う。

そういう最悪の事態を想定しての練習をやっている。

ただ、井岡は、打っては引き、引いては打つというスタイルだから、八重樫としては、ガンガン打ち合うという乱戦に持ち込まないと、勝機はないだろう。

そのためには、八重樫には追い足が必要だ。

ただ単に、ガンとぶつかって、ババババーンと打ち合って、パッと離れることを繰り返していたのでは、スピードもあって身体の大きい井岡に八重樫は勝てない。

次第に被弾する率が高くなり、じり貧だ。

井岡は、攻めても仕留める時以外はラッシュしないで必ずいったん引くから、八重樫としてはそこを踏み込んで右ストレートを打つとか追撃をして、井岡に攻防のリズムを作らせないようにするべきだろう。

とにかく、距離を積め、井岡を休ませないようにすることだ。

井岡は逆に出来るだけ距離を取って戦うべきだ。

離れておれば八重樫のパンチは当たらないので、いつものように普通に戦って勝てるだろう。

その他には、日本人同士の統一戦ということで、どうしても、両者格別力が入るだろうということだ。

外国人相手のタイトルマッチと思い、相手に勝てる戦い方を貫いた者が勝つだろう。

ただし、勝つためにしなければならないことがより多いのは、やはり八重樫の方だ。

気持ちとしては困難のより多い八重樫に賭けたいが、予想屋Jinchanとしては、やはり、井岡の判定勝ちと予想しておこう。

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