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2012年8月16日 / misotukuri

映画「ランパート 汚れた刑事」のエルロイ度

昨日、WOWOWの録画で映画「ランパート 汚れた刑事」(11年、米、オーレン・ムーヴァーマン監督、ウッディ・ハレルソン、ネッド・ビーティ他)を見た。

この映画、まだ劇場未公開らしいが、どうだろうか?

いい映画だけど、とうていヒットしそうもないと思う。

まず、この主人公に感情移入できる人がどれだけいるだろうか、ということだな。

こういうマッチョにカッコつけてる癖に女々しいタフガイに感情移入できる人って、いないと思うよ。

多分、ほとんどいないだろう。

それはアメリカでも同じじゃないかな?

それにしても、このウェットさは、何だろうね。

情念たっぷりの日本の刑事物そこのけだなあと思いつつ、後でデータを検索していて、脚本を見て、合点がいった。

何と、L.A.三部作のジェイムズ・エルロイではないか!

なるほどねえ。だからか。

私はこの映画、ラストシーンが好きだね。

最近、あんまり感動するラスト・シーンに出会っていなかったが、これはなかなかのすぐれものだ。

主人公の汚職刑事は、内部調査を受け、まもなく起訴される。

旧友や愛人に裏切られ、家族にも見捨てられ、八方ふさがりで先が見えない。

自殺しようとしたが、それもできない。

もう終わりだなという思いに満ちた静寂の中、車で一人ロスの夜の街に消えて行く・・・

この主人公の失敗は、わからなくはない。

これは、ファンがアイドルみたいになろうとした時、陥りがちな失敗だ。

そのモデルは既に古くさくなっている。

だが、たいてい頭が悪いから、そのことに気がつかない。

うっとしがられるだけなのに。

いろんなことを考えさせられる映画だった。

厳しい仕事をされている男性にはオススメしない映画だ。

迷っちゃうからね。

では。

 

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