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2012年8月24日 / misotukuri

粟生隆寛VSガマリエル・ディアスは危険な戦い

WBC・Sフェザー級王者、粟生隆寛の4度目の防衛戦の相手が決まった。

メキシコのガマリエル・ディアスだ。戦績は、47戦36勝(17KO)9敗(5KO)2分け。

名前をすっかり忘れていたが、ホルヘ・リナレスの初防衛戦でリナレスに8R痛烈なKO負けをしたボクサーだった。

あの試合、リナレスの天才的ショットだけが鮮烈なイメージとして残っているが、今、もう一度あの試合を見ると、その後のリナレスの栄光と挫折の萌芽が随所に見られる。

はっきり言って、8RのKOショットがなければ、リナレスは負けていたかも知れない。

ディアスは、リナレスに挑戦した当時、既に6敗していたが、そのうち、5つはキャリアの初期のもので、4連敗した後、メキメキ力をつけ、NABFフェザー級タイトルマッチで、後に4階級制覇した名チャンピオン、ロバート・ゲレロとの2連戦の2回目に6RTKOで敗れている。

この2試合だが、見たような気がするが、これまた覚えていない。

だが、多分、1回目が非常に接戦だったので、直ぐにリターン・マッチが行われたのだろうと思う。

その後、連敗で2敗しているが、そのうち初めのは、3階級制覇チャンピオンのウンベルト・ソト相手に負傷判定で敗れたもの。

その後は、13連勝して、うち7KO勝利。

これは、キャリアからしても決して侮れない選手だ。

特に、リナレス戦での戦いぶりは、押しまくっていたからね。

体格も、ディアスの方が身長も高いし、リナレスのスピードにも負けていなかったし、粟生が完敗したエリオ・ロハスにも判定で勝っているし、粟生にはなかなか難しい相手じゃないかな?

どうしてこんなハードなマッチメークするのだろう?

ディアスがバテる後半にKOチャンスが訪れるとでも、思っているのだろうか?

それなら、甘いな。

四分六で挑戦者優位と見た。

<2012.10.28追伸>

昨日、試合があったが、日テレは徳島では見られないので、またネットで無料で動画がアップされたら、見てみようと思う。

試合結果は、0-3の判定で粟生の完敗だったとか。

体調が絶不調だったらしく、この結果は仕方がないね。

そのせいもあってか、私の予想も当たってしまったが、TV放送の件といい、面白くないな。

粟生も好不調の波がありすぎだが、これは減量苦のせいだと思われる。

12kgも減量するのは無理だろう。

だいたい、日本のボクサーは無理な減量をしすぎるのだ。

いっそのこと、これを契機にライト級にクラスを上げたらどうか?

ただし、ライト級で通用するパンチ力をスピードを落とさずに身につけなければならないが。

帝拳の本田会長は、興行権のオプションを使って、三浦隆司をディアスに挑戦させたいとか言っているようだが、内山VS三浦戦を見た限りでは、とうていディアスには勝てないだろう。

スピードと手数に差がありすぎる。

先日の西岡VSドネア戦でも感じたが、ボクシングは、競馬で言えば、「先行ぶっちぎり」の時代に入っている。

世界戦が12R制になって、先行有利の時代に入ったが、更にWBCのように途中採点をオープンにするようになってからは、「先行差し」も難しくなってきた。

なぜなら、8R終わってチャンピオンが2ポイント差で勝っているなら、チャンピオンは残り4Rの内、1Rでもポイントを取れば、よほどポカをしない限り、負けることはないからだ。

ところで、この2ポイントの差というのは、どこでつきやすいかと言えば、初めの内は相手の出方を見て行こうという作戦の場合、最初の4Rだ。

下手すると、直ぐに4ポイント差がついてしまう。

序盤の失点を中盤で取り返し、終盤でKOするというのは、実力に明確に差があるときか、相手が自分のリードに油断したときくらいのもの。

だから、そういう作戦で判定勝ちを収めるのは難しい。

現在では、最初の4Rで4ポイント差をつけるつもりで、スタート・ダッシュをして、中盤は最悪でもイーブンで流せたら、よほどのことがない限り、判定勝ち出来るという図が見える。

つまり、「先行ぶっちぎり」。

しかも、そのように先手を取れば、消極的にならない限り、採り得る戦術の幅が広がり、KOチャンスも生まれてくる。

これが、現在のボクシングの主流の作戦だ。

では、いかにして、序盤戦を制するか?だが、それは専門家の構えとするところだろう。

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