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2013年2月2日 / misotukuri

久保賢次、ミグレノに惨敗-自信が裏目に

先日(1/29)の久保賢次VSレイ・ミグレノの一戦、ようやくネットの動画で見た。

思いの他の惨敗だったね。

3R2分06秒2度目のダウン後、レフリーストップによるTKO負け。

レイ・ミグレノはWBC世界フライ級20位で、戦績はそれまで41戦18勝(KO16)20敗(KO5)3分けとパッとしないながらも、あの元WBA世界フライ級名チャンピオンのポンサクレックを去年KOしたフィリピン・ボクサー。

気になるのは、18勝中16がKOによるものというところか。

だいたい、フィリピンのボクサーは、パッキャオやドネアの影響か、みんな思いきり強くて速いパンチを打ってくるね。

久保のパンチなんか回転力はあるけどまったく手打ちで何の力強さも感じないが、ミグレノの体重の乗った叩き付けてくるパンチはいかにも重そうで思わず悲鳴が上がったくらい強い。

これが現在の世界のボクシングの潮流なんだなと思った。

久保は元キックボクシングの世界バンタム級王者なのだが、ボクシングではこれがデビュー2戦目。

アマチュア・ボクシングのオリンピック金メダリストならともかく、いきなり現役世界ランカーと戦うのは少し無謀だった。

(なお、オリンピックの金メダリストといえば、ロンドンオリンピックの金メダリスト村田諒太がとうとうプロ転向を表明したようだね。

目の手術をして一時的に乱視がひどくなっているので、「三迫ジムからデビュー」という記事が、なぜか「三流ジムからデビュー」に見えた。

三迫ジムさん失礼しました。)

久保のデビュー戦が亀田興毅に挑戦して善戦した元世界ランカー、ノルディー・マネカネだったが、これを3-0の判定で破ったことで自信をつけたのだろうが、これが裏目に出たね。

たしか、あの試合でも防御ができていない欠点は指摘されていたはずだ。

だが、ミグレノにあれほど左顔面を打たれても打たれても、左のガードを上げようとしなかったのはどうしたことか?

冷静さを欠いていたとしか思えない。

スタイルも腰を落としてパンチを打つミグレノとは対照的に棒のように突っ立ったままでボディーワークがない。

頭を振るわけでもなく、ガードも下げて、あれではどうぞ打ってくださいといわんばかりではないか。

キックボクシングで世界チャンピオンになったので、打ち合いには自信があったのだろうが、自信があるだけ裏目に出るとひどいことになる。

自信を失ってもいけないが、自信過剰でもいけない。

この試合、そもそもミスマッチだったのだ。

ミグレノを甘く見すぎた。かませ犬なんかじゃない。

とはいえ、試合が始まったら、ボクサーは目の前の相手と戦うしかないもの。

今現在の持てる力を全部振り絞って立ち向かうしかない。

パンチを交わして、初めて、これはとうてい敵いそうもない相手だとわかっても、いまさら遅い。

ガードなんかして自分の持ち味を殺してしまうより、自分のパンチを先に当てることの方が大事だと本能的に思ったのかもしれないね。

それでダメなら玉砕だという勝負師の勝負感覚は理解できる。

それに、負けることへの抵抗感が純然たるプロボクサーほどではなかったのかもしれない。

まあ、今後どうするにせよ、まだボクシングで挑戦を続けるつもりなら、もっと防御をしなければ、身体が壊れてしまうよ。

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