Skip to content
2013年2月4日 / misotukuri

ボクシング、プロとアマの関係を見直すとき

国際アマチュアボクシング協会(AIBA)が独自のプロ組織であるプロフェッショナルボクシング(APB)を今秋にも立ち上げるらしい。

オリンピックでプロ選手の参加が認められているのは、レスリング、サッカー、バレーボール、陸上、卓球など意外と多い。

もちろん、何らかの制限付きでの参加だが。

この背景には、オリンピックの商業化、つまり金儲けの利権の存在がある。

プロだろうとアマだろうとスポーツをやっていることに変わりはないし、どちらの技量が上ということも一概には言えない。

ただし、ルールというか、何をもって価値があるとするかについての判定基準がさほど違わないものについては、プロ市場があるスポーツのトップ10くらいの選手を比較する限り、プロの方の技量が上だろう。

プロボクサーがオリンピックに出ることのビジネス上の意義なんて、少なくとも、世界タイトルの挑戦資格がある世界ランカーにはない。

わざわざ出場しても、ルールの違いでいくらダウンをとっても判定で負けたりして予選落ちにでもなれば、却ってマイナスだ。

従って、APB設立の動きは、既存のプロボクシング世界や地域タイトル認定団体にそう大きな影響を与えるものではないだろう。

少なくとも、プロボクサーがオリンピックに出やすくするための組織を目指すものでない限りは。

APBが世界タイトルを認定するようになったとしても、それで興行ができるのかはまた別の問題で、そのためにはAPBのルールがアマチュア・ボクシングのままでは無理だろう。

ヘッドギアをつけてシャツを着たまま3ラウンド戦う試合を大金払って見に行こうかという人間はいないと思うからね。

APBが今のWBAやWBCなどとほとんど同じルールを採用すればまた話は大きく展開してくる。

それなら単にオリンピックのためでなく、アマチュアとプロフェッショナル相互の関係をきちんと整理し位置づけした統一世界タイトル認定団体となる可能性が十分あるからだ。

現在の四つの主要世界タイトル認定団体の腐敗ぶりには目を覆うものがあり、権威も何もあったものでないからね。

筋をきちんと通せる世界になれば、業界の浄化にもつながることだ。

だが、決してそうはならないだろう。絶対に。

今のアマチュア・ボクシング界自体も他のアマチュア・スポーツ界と同様腐っているとしか思えないからね。

ま、いずれにせよ、プロとアマの関係を見直す時が来ていると言える。

もっとも、これはボクシングに限ったことではないのだが。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。