Skip to content
2013年3月17日 / misotukuri

徳島もサクラが始まったのでと言い訳して

しばらく、ブログを休んでいたが、ちょっとサクラ巡りで忙しくってね。

あちこちに咲く沖縄系のカンヒザクラに始まって、勝浦町の和菓子屋さんの松前堂の河津桜、夢桜、植物園の蜂須賀桜、わが家のサクランボ、ケイオウザクラ、徳島県庁の異動桜、助任川べりの蜂須賀桜、蜂須賀家の菩提寺興源寺の蜂須賀桜、原田家の蜂須賀桜と見てきて、今日は土成の四国八十八カ所第八番札所熊谷寺の蜂須賀桜を見てきた。

帰ってきたら、文化の森の大島桜が数日前には一分咲きだったのにもう満開とか。

本当に、「世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」だな。

おかげで、読みかけの「甦る男」(イアン・ランキン著)がなかなか進まない。

サクラ巡りでお出かけするごと、ついでにBOOK-OFFを覗いていたら、大昔、ある人に貸したっきり帰ってこない本が帯封までついて¥105で出ていたので、衝動的に買ってしまった。

21世紀の文学 世界SF全集10「ハックスリ すばらしい新世界 オーウェル 1984年」

もちろん、「すばらしい新世界」(オルダス・ハックスリ)も「1984年」(ジョージ・オーウェル)も別個に文庫版を買ってある。

残念ながら、どちらも一度読んだきりだが、この際もう一度読み直して、どちらが予見性に富んでいたか確かめたい。

と言っても、いつになることやら、とにかくとりあえずは、「甦る男」だ。

このミステリ、面白くないことはないのだが、テンポがゆっくりしすぎなのだ。

設定は面白い。

これもある種の潜入捜査物だろう。

問題警察官ばかりをあつめて再教育する施設に放り込まれた主人公は、グループ研修課題として与えられた未解決事件のファイルを見て愕然とする。

その事件は、昔、主人公自身が深く関与し、身の破滅につながる恐れのある事件だったからだ。

実は、主人公は汚職警察官の三人グループに密かに接近し、彼らの汚職(300万ポンドの横領)疑惑の証拠を掴むために潜入させられたのだったが、この研修課題はいったいどういうことだろう?と考え込んでしまう。

もし、彼らもまた主人公の汚職の証拠を掴むため潜入させられたのだったとしたら?・・・・というわけだ。

疑心暗鬼になりながらも主人公は使命を果たすため、彼らに近づき、信用させ、20万ポンド相当の押収麻薬強奪計画を持ちかけたのだが・・・・

これだけで300ページを14ページも超えているんだからね。

長すぎるよ。

しかし、リアリティがあるというか、主人公のジレンマはわかるような気がする。

長いこと現場で仕事をしていると、一線を越えてしまうことなど絶対にないとは言えなくなる。

だから、常日頃から自分の身を守るため、免責される条件ということを考えておかなければならないし、現場で働く自分の部下にもそのことを教えておく必要がある。

「英雄の条件(原題:交戦規程 Rules of Engagement)」(ウイリアム・フリードキン監督)という映画があったが、反アラブ映画か否かはともかく、米軍には交戦規程というのがあって、それは彼らは一定のルールに従って戦闘行為をするということで、それに従っている限り、兵士たちは免責されるのだということがよくわかる。

交戦規程は、兵士の行動を縛るものであると同時に、実に、兵士を守るものでもあるのだ。

それを理解しなければいけないが、潜入捜査というのはたぶんそれが難しい。

というより、不可能に近いだろう。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。