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2013年8月14日 / misotukuri

「半沢直樹」の同じ穴のムジナじゃないか度

 TBSのTVドラマ「半沢直樹」。
 こういうのはあんまり関心無かったのだが、先日かみさんが見ている横で本を読んでいたら、どうやら人気の「半沢直樹」らしいと分かって、途中から見たよ。
 エライ人気のドラマだが、こういうドラマに人気が沸騰する現象の方に興味があった。
 「やられたら、倍返し」という復讐劇に今の庶民は自分の何を重ねて快感を得ようとしているのか?
 ご本人たちは、虐げられ踏みつけられケツの毛までむしり取られた不遇の人生、何くそと反抗する気力も無いくせに、ホントにあわれな虫けらどもなわけで、こんなTVで憂さを晴らしているのかと思うとなんだか可哀想になってくる。
 この「半沢直樹」、これで前半終わったようだが、オレにはこの決着は納得できないな。
 というより、所詮はこれが銀行員の正義感か、と少し軽蔑してしまった。
 だってね、横領はれっきとした犯罪でしょ。
 旦那がヤバいことになっていると事情を察した良く出来た奥さんに泣きつかれて、告発をやめるなどということはオレには、全く考えられない価値観だ。
 ましてや、告発しない代わりに、自分の欲求を満足させようとするなんて、ヘーッ、何だようするに、こいつも同じ穴の狢(むじな)じゃないか。
 株主や預金者に対する責任はいったいどこへ消えたのか?
 すこーし変だよ、このドラマは。
 銀行員と言っても所詮はスーツを着てネクタイしめた高利貸し、職業に貴賎はないとは言うものの、高利貸しの腐ったど性根を見せられた思いだが、こんなのに何の疑問も持たず、それどころか逆にカタルシスを覚えるなんて、もう世の中ホント腐ってるな。
 JR牟岐線の下り列車の中で、「世の中みんな腐ってる」と叫んだあの少年はどこへ行った?
 自分を足蹴にした悪人の妻が聖女なら、その悪人の犯罪は許されるか?という問題提起に、おとしまえをつけてくれたら許してやろうというのは、ヤクザの論理と変わりないぜよ。
 ホント、お前ら、ヤクザとカタギの区別もつけられないのか、と思うね。
 オレには、そういう一つ芯の無いヤクザな価値観にはついて行けねーんだよ。
 あくまで犯罪は犯罪。
 その人が私生活でどんなに良い人だろうと何の関係もない。
 おかしいよ、この「半沢直樹」って。
 というより、この程度の奴に感情移入して溜飲を下げているTVの前のあんたがおかしい。
 ・・・とここまで書いて、どうしてそんなにまで「半沢直樹」とそのフィーバーを腹立たしく思うのかと我ながら疑問に思った。
 恐らく、主要登場人物のどいつもこいつも、自分も悪人のくせに善人ぶってるところが気にくわないんだな。
 男も女も。
 そういう偽善には我慢ならない。
 フフッ、いつまでたっても、オレも青いな。
 

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