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2013年8月27日 / misotukuri

たぶん、チョー面白い、亀田大毅VSロドリゴ・ゲレロ戦を予想する、そして結果

9月3日、IBF世界Sフライ級王座決定戦、亀田大毅VSロドリゴ・ゲレロが香川県高松市で行われる。
お隣の県なので見に行ってもいいのだが、TV観戦で十分だろう。
しかし、これはきっと面白い試合になるよ。
どっちが勝つか、予想も難しい。
ここは一つ、冷静に、BoxRecでデータを見ていくとしよう。(大毅、ゲレロの順)
http://boxrec.com/list_bouts.php?human_id=345340&cat=boxer
http://boxrec.com/list_bouts.php?human_id=330468&cat=boxer
大毅:31戦28勝(KO12)3敗、KO率58.1%、身長169cm、リーチ164cm、24歳、オーソドックス、元WBAフライ級チャンピオンV3
ゲレロ:24戦19勝(ko12)4敗1分け、KO率50%、身長165cm、リーチ170cm、25歳、サウスポー、元IBFスーパーフライ級チャンピオンV0
データ上も、良く張り合っている。
ゲレロは、このクラスの元チャンピオンだし、歳も大毅より一つ上で若い。
また、2010.3にあのビック・ダルチニアンと戦っているのが目につく。
当時のダルチニアンは、スーパーフライ級では最強で、最盛期と言って良い頃だった。
そのダルチニアンに大差の判定負けとは言え、果敢に戦い、KOされなかった。
これは、若くて勢いがあったからだろうが、結構、打たれ強い証拠だ。
Youtubeでゲレロの初防衛戦(防衛失敗)の相手のファン・カルロス・サンチェス戦の動画を見ていると、サウスポーだったり、オーソドックスだったりで、スイッチしているね。
というか、ファイターなので、当てやすいポジションで打ってたら構えがサウスポーになったり、オーソドックスになったりしているみたいで、あまり意識的にやっている感じはしない。
とにかく、手数が多い。
ただし、ワンツー・ストレート、左右フック、アッパーなど一通りまんべんなく打つが、これと言った決め手はないようだ。
一発一発強く打つというよりも、ガンガンとどまるところを知らない連打で、ほとんど攻め続けている。
攻撃が防御になっている感じで、防御自体はそれほど上手くなさそうだ。
これは、私なんかもそうだが、日本人好みのファイターだね。
これでもう少しパンチ力があれば、スターだろう。
しかし、大毅はこういうタイプに対応できるだろうか?
難しいように思うな。
大毅や兄の興毅には、格別、苦手なタイプだ。
大毅と死闘を演じたテーパリットも連打型のファイターだったが、ゲレロほどスピードのある連打ではなかった。
大毅はテーパリットの強くてしつこい連打に打ち負けた。
だから、もっと回転力のあるゲレロと、まともに打ち合いをしたら、多分、コンビネーションが打てない大毅に勝ち目はないだろう。
大毅が勝つためには、単なる打ち合いは避け、狙いを絞った加撃を心がけることだろう。
最初は、1にボディー、2にボディー、3にボディーだ。
そして、ボディーばかり狙ってくると刷り込ませると、大毅がその構えを見せただけで、相手の回転は止まるようになる。
そこですかさず、ショートのストレートを顔面に打ち込む。
更に、アッパー気味のフック、ストレートの打ち下ろし、ボディーブローと4連打をかます。
これが出来れば、中盤までにKOも可能だろう。
しかし、多分、そうはならない。
大毅は、最初は、ガンガン打ってくるゲレロを、どちらが強いか見せてやると言わんばかりに迎え撃って、ガンガン打ち勝とうとする。
必然的にゲームは、お互いにタフでしぶといから、テーパリット戦の時のような消耗戦になる。
あるいは大毅が打ち勝つかもしれない。
しかし、逆の場合もある。
連打ではゲレロ、一発一発のパンチ力では大毅だ。
どう転ぶかわからない。
大毅は、打ち合うにしても、やはり、ボディーをたくさん打つべきだろう。
打ち負けた方が、足を使って逃げる。
しかし、共に追い脚はある方なので、逃げ切れず、ロープ際の打ち合いになる。
ここは大毅がロープを背負って、亀のようにガード一辺倒になったときのことを考えよう。
この窮地を打開するには、カウンターか狙い澄ましたアッパーしかない。
だが、それが出来るか?可能性は低い。
タフネスぶりを発揮して、じっと耐えて、相手が疲れたら反撃するという展開になろう。
いやあ、わからんな。
興毅や和毅と違って、わりとガチンコ路線を行く大毅だから、勝負は五分五分だろう。
地元判定に期待して、判定で大毅かもしれないが、KOで勝って欲しい。
予想としては、2-1の判定で、大毅かな?
だが、非常に面白い打撃戦が見られることは確かだろう。
<追伸2013.9.3>
試合結果
114-112,116-110,117-109 3-0のユナニマスデシジョンで亀田大毅の勝ち、新チャンピオンとなった。
いやあ、大変身だったね。
一流の相手にまさかあのようなアウトボクシングができるとは!
もっと足を止めて打ち合えばさらに面白かっただろうが、そんなことをしていたら、多分、勝てなかっただろう。
8Rと9R以外、危ないと思えるラウンドは皆無だった。
私の採点でも、114-112で大毅の勝ち。
ローブローによる減点が2回もあったから、実質116-112で、印象的には大差だった。
ただし、課題も残った。
あの勝ち方は、あくまで対ロドリゴ・ゲレロ用の勝ち方で、まあ、テーパリットにも通用するだろうが、もっと長身で長いストレートが打てるKOパンチャー、たとえば内山や山中のようなタイプには通用しない。
また、背が低くてもWBOの同級世界チャンピオンのオマール・ナルバエスのようなテクニシャンには通用しないだろう。
まあ、大毅にも、ああいうアウトボクシングも出来ることはわかった。
基本的には、兄の興毅の良いときのボクシングだったね。
しかし、その分身体が流れているからか、本当に効くパンチが打てなくなったような気がする。
アウトボクシングをしていても、強いパンチが打てるようにしなければ。
とにかくも、3兄弟同時世界チャンピオンは、快挙だ。
おめでとう。
<追伸2013.9.4>
信じられないことだが、アンチ亀田ファンから、大毅が負けていたという声がある。
これは、アンチ亀田ファンの正当性が疑われる馬鹿げた発言だと思う。
いくら嫌いで憎たらしくても、これほど明白な勝利を疑うとは、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いで、逆に公平性が疑われるのではないか?

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