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2013年9月10日 / misotukuri

LAW & ORDER シーズン16-哀悼アレクサンドラ・ボルジア

LAW & ORDER 16は、初めてLAW & ORDERをシーズン18の終わり頃から見始めたとき、平行して再放送でほとんど見ていた。
しかし、LAW & ORDERがシーズン20で終わった後、シーズン1から見始めて、ようやく、16まで来たとき、改めて思ったのは、このシーズンはストーリーが激しいと言うことだ。
シーズン最終回の第22話「最後の手段」もそう。
アレクサンドラ・ボルジア検事補は、人生最後の時間を車のトランクの中で、縛られ粘着テープを口に貼られ、自分の嘔吐物で窒息して死んだ。
いやあ、実は以前にも見ていたのだが、何というハードボイルドな死に方だ。
このシーズン、殉職は、シーズン1の刑事マックス・グリービー以来だ。
女性刑事もそうだけど、女性検事も危ないね。
アレクサンドラ・ボルジア検事補は、検事は危険な仕事だということを、ついつい忘れていたのだろうか?
麻痺してたんだな。きっと。
アレクサンドラ・ボルジア検事補の壮絶な公務死に哀悼の意を表したい。
世の中には公務のために危険に身を置く人たちがいる。
一方、同じ公務員でも、普段は危険に身を晒す仕事ではない人たちもいる。
しかし、どちらも、我が身の安全と公務の遂行が両立しないとき、彼らは公務の遂行を優先する。
派出所が暴力団員に襲撃されて、中にいた巡査が応戦せず、何もかも捨てて逃げ出したとしたら、これはもう、そこの警察は終わりだし、その巡査もよほどの理由がない限り、懲戒免職だろう。
3.11で死を賭して公務を遂行した感動的な例をたくさん聞いたが、ついに語られることなく、人知れず海の藻屑と消えた人もたくさんいたに違いない。
だが、これは自己の利益しか追求しない民間人ならともかく、公務員なら当たり前の話だ。
ごく普通の公務死だ。
彼らだって、死ぬのはイヤだったろう。
しかし、最後まで職責を果たす。
たとえ、誰一人、彼らが最後まで必死に戦ったことを知らなくても、そんなことは関係ない。
そういう無名性の美学に陶酔することなくして、公の仕事は出来ない。
将棋で捨て駒、囲碁で捨て石という戦術がある。
もし、捨て駒や捨て石に自分という意識があったなら、彼らは自己の運命とどう折り合いをつけるだろうかと考えることがある。
「今日よりはかえりみなくて大君の醜(シコ)の御盾(ミタテ)と出(イ)で立つ我は」(万葉集・四三七四)
やはり、これしかないだろう。
たとえ、犬死にでも。

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