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2013年10月8日 / misotukuri

映画「シンクロ」のB級すれすれホラー度

昨夜、映画「シンクロ」(12年、米、グレゴリー・オア監督、ステラ・メイブ、アレクサンダー・ナイホン、ジャマール・マロリー=マクリー他)を見た。
この映画、つっ込みどころが多くて、私はかえって面白かったが、あまり評価は高くないようだね。
かっての「13日の金曜日」シリーズなどのように、スプラッタでもないし、笑える恐怖のエロチック・シーンもない。
まあ、中途半端なんだろう。
このグレゴリー・オアという監督、ワーナー・ブラザーズの幹部の息子みたいで、たぶんコネもあるんだろう、どおりで何となく映画専門学校の卒業制作映画のようでいて、手慣れたカメラワークや演出が目立つ、奇妙なホラー・サスペンス映画が出来た。
どうせ観る人は少ないだろうから、ネタバレで書くと、若者3人の男女がキャンプしにやってきた湖の中の小島で、突然出現した自分とそっくりなクローンたちと生き残りを賭けて殺し合いをするというバカバカしい映画なのだ。
だいたい、クローン人間が出現するのが時間的に考えてもいかにも早すぎて、おいおいそんな簡単にクローン人間ができるかよと思いつつ見ていたら、ちゃんと1950年代SFみたいな謎解きをしてくれる。
それがまたバカバカしいほど面白いからうれしくなる。
しかも、このクローンたち、皆、立体写真を撮ったように本物たちにそっくりな上、本物たちより頭が良くて、力も強く、おまけに本物たちの記憶も持っていて、本物たちが思っていても口に出さないことをべらべら喋っては本物たちを混乱させ仲違いさせるのだ。
まあ、クローンの生成が早すぎる点を除けば、もともと、ホラーってこんなもんだし、それさえ割り切ると、なかなかのものだと思う。
特に、最後のオチなどは、予測はつくけれど、それ故これぞまさにサスペンスという感じで、余韻を残して素晴らしいと思う。
こういう本物とクローンというテーマは、昨夜から今日にかけて、PCのHDDのクローンづくりで七転八倒したこともあり、非常に興味深いものがある。
クローンが本物を殺したら、あるいは、本物がクローンを殺したら、そういうのって殺人になるのだろうか?
考えれば考えるほど結論は出ないよ。
まあ、考えてごらん?

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