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2013年10月11日 / misotukuri

山中慎介VSアルベルト・ゲバラを予想する

11月10日、WBCバンタム級世界タイトルマッチ、山中慎介VSアルベルト・ゲバラ(Alberto Guevara)戦がある。
まだだいぶ先だが、これから行楽の秋が始まるので、早めに予想をしておこう。
早いもので、山中もこれが5度目の防衛戦。
振り返ってみると、次のとおり。
0:クリスチャン・エスキバル(王座決定戦、11RTKO)
1:ビック・ダルチニヤン(12R判定)
2:トマス・ロハス(7RTKO)
3:マルコム・ツニャカオ(12RTKO)
4:ホセ・ニエベス(1RTKO)
まさに「バンタム級では負ける気がしない」と豪語するだけある素晴らしい内容だ。
WBAの同級正規世界チャンピオン、亀田興毅とは全然違う。
これは何故かというと、まずバンタム級にしては身長が171cmと高く体格的に有利であるということと、また神の左と言われるほどの強烈なパンチ力があるということにつきる。
これにそこそこスピードがあり、実戦経験で攻防のテクニックを身につけてくれば、単純なボクシングでもなかなか彼を負かすのは難しい。
山中慎介と同等かそれ以上と思われるこのあたり(バンタム級、スーパーバンタム級)のボクサーをザーッと挙げてみると、
1 アンセルモ・モレノ(WBA同級スーパーチャンピオン)
2 レオ・サンタ・クルス(前IBF同級世界チャンピオン、現WBCスーパーバンタム級世界チャンピオン)
3 ジョゼフ・アグペゴ(前IBF同級世界チャンピオン)
4 ノニト・ドネア(前IBF・WBOスーパーバンタム級世界チャンピオン、4階級制覇チャンピオン)
5 ギレルモ・リゴンドー(現WBA・WBOスーパーバンタム級世界チャンピオン)
・・・・くらいか。
後は、残念ながら、山中慎介の敵ではない。
スーパーバンタムで3階級目の世界を目指している長谷川穂積でも、距離が違ってダメだろう。
まあ、こういう評価だから、今度の挑戦者、アルベルト・ゲバラなど、メではない。
どういう勝ち方をするかが問われる試合で、山中が密かにターゲットにしているのは、2のレオ・サンタ・クルスだろうから、ゲバラに勝てば、彼に挑戦することもあるのではないか?
幸い、このアルベルト・ゲバラ、レオ・サンタ・クルスに挑戦して判定で敗れているから、格好の比較対象になる。
Youtubeのレオ・サンタ・クルスVSアルベルト・ゲバラ戦(12Rのみ。後は見られなくなっている)を貼り付けておく。
緑のトランクスがレオ・サンタ・クルスで、黒のトランクスがアルベルト・ゲバラ。

12Rだけだが、1Rから各ラウンドほぼ同じような展開だったので、参考にするのはこれで十分と思う。
ジャブが打てない強打のサンタ・クルスに足を使って攪乱する貧打のゲバラと言った感じか。
ガードを高く上げて接近して強打を振るうサンタ・クルスのスタイルでは、ゲバラはとうとう捕まえきれなかった。
それにしても、ゲバラのパンチ力のなさには目を奪われるね。(皮肉)
いいパンチを何度もサンタ・クルスに打ち込んでいるのに、全く効かない。
何で?
不思議なので、BOXRECで調べてみたら、なるほどということがわかった。
http://boxrec.com/list_bouts.php?human_id=520874&cat=boxer
これを見ると戦績は19戦18勝(6KO)1敗で、KO率は31.58%で低いことは低いのだが、その内容がまたひどい。
6つのKOのうち、相手が2勝以下なのが5人で、勝ち越ししているのは1人だけ。
いかに弱い相手だったかということだ。
ただし、Youtubeの動画を見ても、スピードがあり、手数も多い。
それに攻め込まれても必ずすぐに攻め返すし、右のストレートのタイミングがいい。
ただし、いかにも手打ちという感じで、あれでは体重の乗ったパンチにはならない。
逃げ回っているかと思えば、飛び込みながら打ってくる左右の低い位置からのロングフックがうっとおしい。
これは幾らジャブから追いかけてもパンチを当てることは難しいだろう。
しかし、必ず反撃してくるので、そこが山中としてはカウンターをとるチャンスで、KOできるかどうかはわからないが、山中の負けはないだろう。
なまじ強いジャブやボディー打ちでゲバラを警戒させてしまうと、ひたすら逃げまくるだろうから、カウンターを取るチャンスがなくなり、KO出来なくなる恐れがある。
この間のニエベス戦のように1Rから全力で行くか、序盤は適当にゲバラのペースにつきあって、与しやすしと油断させるか、迷うところだ。
1Rから全力で行って、KOできなかったら、あとはゆっくり行くかだな。
サンタ・クルスが捕まえられなかった相手に完勝すれば、アンセルモ・モレノにも勝てるだろう。
亀田興毅がモレノとやらないなら、山中がやってもいいんじゃないか?
今のモレノに勝てなければ、スーパーバンタム級では通用しないと思っていい。
まあ、それはともかく、予想としては、序盤での山中のKO勝ちにしておこう。
意外とヨレヨレの判定勝ちになるかもしれないが・・・
<2013.11.8追伸>
実は、この試合、ちょうど旅行中で見られないのだ。
だもんで、予想の結果をすぐにアップできない。
うーん、残念。
録画はしておくつもりだが・・・
直前予想も一月前とあまり変わらないな。
ゲバラは足が速くてなかなか捕まえられないのではないかという観測が定評化したな。
しかし、善戦はしても、ゲバラが勝つまでには至らないだろう。
とにかく、あっという間のKO劇か、サンタクルスのようにヨレヨレの判定勝ちか、いずれにしても山中の勝ちは動かないだろう。
内山のような自分で作っていく理詰めのKOは出来なくても、いつのラウンドでもKOのチャンスはあるだろう。
<2013.11.13追伸>
昨夜旅行から帰ってきて、録画を見た。
試合結果は、他の試合も含めてホテルの無料インターネットで見て知っていたが、メインの山中VSゲバラは当然だったが、他のには驚いた。
特に、ローマン・ゴンザレスVSオスカル・ブランケット・・・2RTKOでロマゴンの勝ち。
このロマゴンの強さは何だろう?
井岡一翔もどこかで見ていたと思うが、偉そうなことを言ってても、本物の怪物を間近に見せられては、恐らく〇〇タマが縮み上がってしまったんじゃないか?
井岡も実力をつけてきたので、年末あたりにロマゴンVS井岡が見られるかと期待していたが、こりゃまだまだ無理だね。
早くフライ級に上げて、しっかりフライ級の身体づくりをしておかないと、永久にロマゴンとはやれないな。
山中VSゲバラは、9RTKOで山中の勝ち。
ゲバラのボクシングのパターンは、サンタクルス戦と全く変わりなかった。
山中は、結局はボディー攻撃でゲバラの足を止め、神の左で決めたわけだが、サンタクルスと違って、ジャブが打て、スピードもそこそこあったので、ゲバラを仕留めることが出来た。
ゲバラにパンチがないのは、動きながら打つからだろう。
見た目は派手だが、力がコブシの一点に集中せず、他に流れてしまっている。
山中はゲバラをよく研究していたようで、首を振ったり、スウェーバックして、ほとんどパンチをもらっていなかった。
同じゲバラ相手にヨレヨレの判定に終わったサンタクルスと、3度ダウンを奪いTKOした山中とでは、山中の方が上みたいだが、サンタクルスとはスタイルが違うので、単純な比較は出来ない。
もし、階級を上げて、サンタクルスと戦うなら、サンタクルスのあの厚いガードを突き破る縦コブシのストレートをマスターする必要があるだろう。
山中は、亀田興毅が対戦忌避しているまだ上のWBAスーパーチャンピオン・アンセルモ・モレノとやりたいと言っているが、これはどうだろう。
別に負けたって恥ずかしくない相手だから、やってみたらいいんじゃないかな?
ゲバラ以上に捕まえるのが難しいが、今なら勝てるかもしれない。

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