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2013年11月15日 / misotukuri

タイムマシンは純愛マシンか?

 さっき、「FRINGE/フリンジ4」の第6話「時間」を見た。
 フリンジのファンでなければ、内容紹介しても、何のことか分からず、また、フリンジのファンなら、これを見逃している人も少ないと思うので、実害はすくないだろうから簡単にやってみよう。
 ピーターが存在しない第三の世界に出現したピーターは、徐々にフリンジ・チームにその実力を見せつけるようになり、超常現象を伴う怪奇な事件を扱うフリンジ・チームの貴重なアドバイザーになって行く。
 今回のフリンジ事件は、瞬間的に5歳の少女が赤ん坊になってしまったり、突然廃線路の上を貨物列車が出現しもう少しで衝突事故を起こしそうになったり、ゴルフ場に突然昔のゴミ捨て場が出現したりする。
 これらの現象について、ピーターは恐らく自分のこの世界への出現と関係があると直感的に思う。
 オリビアとリンカーンそしてピーターはその場所に急行するが、途中でピーターは何度もタイムスリップを体験する。
 そして、車のバンパーがもろくボロボロになっている事から、中性子線が出ていることに気づき、これは人為的な現象だと言う。
 なぜなら、自然現象で中性子線が車のバンパーに当たるということは考えられないから。
 地図上で事件の発生場所同士を発生順に線で結ぶと、ウォルターは、それがパスカルの蝸牛曲線(リマソン曲線)(x2 + y2 – 2ax)2 – b2(x2 + y2) = 0を描いていると喝破し、その事件の原因を作り出している場所を特定する。
 そしてリンカーン捜査官の求めにより、次に事件が起きる場所も特定する。
 オリビアとピーターは原因地点付近で聞き込みを開始し、リンカーンは川の下を通るトンネルへ急行し避難誘導を始める。
 オリビアとピーターの見ている前でとある民家の庭に聞き込みに入った捜査官の姿が突然跡形もなく消え失せ、そのことで二人は原因を作り出している家を特定した。
 強い電磁波で覆われた家は過去の空間のようで、そこに入ると現在の人間は消滅してしまうようだった。
 ピーターの発案で、ファラデー網をウォルターが作り、ピーターがその家の中に入ると、そこでは過去の時間に繰り返し立ち返り、少しでも時間の到来を引き延ばそうとしている夫婦がいた。
 ・・・・・・・・
 うーん、これは夫婦の純愛物語だな。
 「タイム・マシン」、「時をかける少女」、「夏への扉」、「マイナスゼロ」、「リプレイ」等々、タイムトラベル物って、ホント、どーして純愛物語になるのだろう。
 もちろん、違うのも多々あるが、やっぱり、作りやすいんだろうな。
 人間って、後悔ばっかりしているから、もし、あのとき、ああしてたらとかこうしてたらとか、ついつい考えちゃうんだろうね。
 それが、タイムマシンというアイデアを得て、過去に帰って、やり直してみる話を作り出す。
 しかし、たいてい、結局それは、幻想に過ぎなかったことに気づかされる事になる。
 人生はどうやっても一回性のものなのだ。
 過去に帰ったとしても、それは自分の本当の過去ではない。
 何故なら、過去の自分は未来の自分に出会ったりしなかったのだから。
 ようするに、別の時間軸の、もう一つの過去に帰ったに過ぎないのだ。
 この回の最後で、ピーターも自分が別の時間軸に出現してしまったことに気がつき、父のウォルターは彼が知っていたウォルターではなく、恋人オリビアも彼の知っていたオリビアではないことを思い知らされる。
 そして、この世界のオリビアに「早くあなたの世界に帰れるといいわね」と言われる。
 ほろ苦い結末だ。

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