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2013年12月21日 / misotukuri

内山高志VS金子大樹を予想する

大晦日にボクシング世界戦が次のとおり3つある。
1. WBA世界Sフェザー級タイトルマッチ  内山高志 VS 金子大樹
2. WBC世界Sフェザー級タイトルマッチ  三浦隆司 VS ダンテ・ハルドン
3. WBA世界Lフライ級タイトルマッチ  井岡一翔 VS フェリックス・アルバラード
そのうち、今日は、1.のWBA世界Sフェザー級タイトルマッチ 内山高志 VS 金子大樹 を予想してみよう。
ノックアウト・ダイナマイト、日本史上最高のKO率を誇り、今だアンディスピューテッド、敗れざるチャンピオン、内山高志もこれで8度目の防衛戦になる。
まず、これまでの世界戦を振り返ってみよう。
0. ファン・カルロス・サルガド(メキシコ) 12RTKO タイトル獲得
1. アンヘル・グラナドス(ベネズエラ) 6RTKO 防衛1
2. ロイ・ムクリス(インドネシア) 5RTKO 防衛2
3. 三浦隆司(日本) 8R終了TKO 防衛3
4. ホルヘ・ソリス(メキシコ) 11RTKO 防衛4(暫定王者との統一戦)
5. マイケル・ファレナス(フィリピン) 3R負傷引き分け 防衛5
6. ブライアン・バスケス(コスタリカ) 8RTKO 防衛6(暫定王者との統一戦)
7. ハイデル・パーラ(ベネズエラ) 5RKO 防衛7
スゴイ!の一言だが、参考になりそうな試合と言う点では、2.の ロイ・ムクリス(インドネシア)と3.の 現WBC同級王者の三浦隆司(日本)戦かな?
ムクリスは、体格的には内山を上回っていて、リーチ以外は金子とほぼ同じタイプ。
三浦はサウスポーという違いはあるが、同じ日本人であるということと、数字以上のパンチ力を持っている点が参考になる。
内山は、この二人をパンチ力、スピード、テクニックで上回り、TKOで試合を終わらせている。
内山の簡単なデータは、34歳、オーソドックス、身長172cm、リーチ181cm、21戦20勝(KO17)1引き分け、KO率81%。
金子大樹のデータは、25歳、オーソドックス、身長174cm、24戦19勝(12KO)2敗(ko1)3引き分け、KO率50%。
リーチが不明だが、見た目、内山と変わらないくらいありそうだ。
比較にならないが、金子の齢が若いのに、戦績が内山より多くて悪いのは、アマチュア経験の差だろう。
そもそものスタートが違うからだ。
内山はアマのエリートが順調に世界チャンピオンになったということで、金子は逆に叩き上げでここまで来たということ。
ちょっと気になるのは、金子にとって内山はどういう存在かということ。
これは、本人に聞くしかないが、私が思うに、内山は金子にとってアイドルであり、乗り越えるべき存在だろう。
だが、今の時点で、それが可能か?
過去の戦績データでは、金子は日本人とだけしか戦っておらず、内山とは比較にならない。
ちょっと、早すぎるのではないか?
せめてOPBFやPABAなどの東洋タイトルを取ってからでも良いと思う。
金子の戦績の中では、日本タイトル3度目の防衛戦で玉越強平を9RTKOに下したことが唯一光っている。
玉越強平は、同日、三浦隆司に挑戦するダンテ・ハルドンを敵地メキシコで、3RTKOに下している。
その玉越強平を文句なしにKOしたんだから、金子はハルドンよりも強いと思われる。
金子大樹>玉越強平>ハルドンという三段論法。
そういう単純な理屈が必ずしも成り立たないとしても、三者は最低、同じレベルと考えていいのは確かだ。
だが、それだけで内山に勝てると思うか?
思えないよな。
内山の心配は、三浦隆司にバッティングの後、ボンバー・レフトを喰らってダウンしたように、一瞬気を抜くシーンがあることだ。
三浦は、オイオイ何だこりゃと見るからに鈍くさいボクシングなので、なめていて、痛い目に遭ったのだろう。
逆に、金子にすれば、正攻法では内山に勝てないだろうから、あえて三浦のように鈍くさく迫ることだ。
アマ・エリートが見たら、ついつい馬鹿にしてしまいそうなくらい鈍くさくね。
スピードもなく、狙い撃ちするから手数も少なく、大ぶりの見え見えテレフォン・パンチ。
防御だけは、内山のパンチ力を警戒してか、固め。
そういう金子は、内山にしてみれば、やり放題。
おそらく、内山は、インプットされた金子を自分がフィニッシュするに至る道程をきっちり思い描いてボクシングを組み立ててくる。
理詰めでKO劇を作りあげるボクシングだ。
だが、それは逆に金子にとっては内山の次の手が読みやすくなるのだ。
金子は内山に打たせながら、チャンスをじっとうかがっていて、ここぞというときにカウンターを決める。
そして、すぐさまテンポを変えて攻めるのだ。
理詰めの内山は金子の豹変ぶりにすぐには対応できない。
内山がもたつく間に金子は最高のパンチを決める。
それが出来るか?
たぶん、出来まい。若さ故。
金子にそんな老獪なボクシングが出来るはずがない。
がむしゃらに力で押していくだけだろう。
だが、それは、敵に勝とうとするボクシングではなく、アイドルに認められたいボクシングなのだ。
せい一杯頑張って向かっていったけれど、やっぱり、内山チャンプはあらゆる面で強かったです、で終わる。
内山が油断さえしなければ、中盤にKO勝ちするだろう。

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