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2013年12月23日 / misotukuri

大晦日、三浦隆司 VS ダンテ・ハルドン戦を予想する

さて、今夜はWBC世界Sフェザー級タイトルマッチ 三浦隆司 VS ダンテ・ハルドンの予想だ。
正直言って、この鈍くさい三浦隆司がどうしてこんなに強いのか、私は理解に苦しむのだが、やっぱり、ボンバー・レフトの威力かな?
三浦隆司がWBAの同級世界チャンピオン内山高志に挑戦して、8R終了TKOに敗れた試合では、二つの大きな驚きがあった。
一つは、もちろん、左一本で三浦をTKOした内山のずば抜けた強さだ。
もう一つは、3Rに三浦のボンバー・レフトを内山が防御も出来ずに喰らってダウンしたことで、アレ?と思ったこと。
直前にバッティングがあり、内山の集中が途切れた瞬間だったからか、そもそも三浦のボンバー・レフトは予測しがたいパンチなのか、どうなんだろうと思ったのだ。
後日、内山は三浦の試合の解説で登場し、後者だと言っていたが、おそらく両方が重なった結果だろう。
三浦のボンバー・レフトは、確かに、当たれば誰でも倒れるし、何故か、よく当たる。
タイトルを獲得したガマリエル・ディアス戦でも、ディアスは三浦の左を警戒してほとんどかわしていたが、たまに避けきれずに貰うのがあって、それで4回もダウンさせられた。
海外初防衛に成功したセルヒオ・トンプソン戦でも、共に強打者で2,6Rと三浦がダウンを奪い、9Rにはトンプソンがダウンを奪うという、ダウン応酬の末の3-0の判定勝ちだったが、あの馬力のあるトンプソンが三浦のパンチでふらふらになっていた。
あれがトンプソンの地元でなければ、トンプソンはとっくに試合をあきらめていただろう。
三浦は、右ジャブとか、右アッパーとかいろいろ打てるのに、とにかく、ボンバー・レフトを一発当てりゃおしまいさとばかりに、狙い撃とうとするので、まあ、それはそれで迫力あるのだが、警戒する相手にはなかなか当たらない。
そんな鈍くさいやり方ではダメだろうと、見ていて歯がゆくなる。
今度のダンテ・ハルドン戦もこれまでの相手と全く同じ展開になるに違いない。
ここらで、三浦隆司とダンテ・ハルドンのデータを紹介すると、次のとおり。
三浦隆司:29歳、サウスポー、身長170cm、リーチ175cm、30戦26勝(KO19)2敗(KO1)2引き分け、KO率63.3%。
ダンテ・ハルドン:25歳、オーソドックス、身長171cm、27戦24勝(KO20)3敗(ko2)、KO率74.1%。
ものすごい強打のダンテ・ハルドンだが、戦績はほぼ拮抗していると考えていいだろう。
それでも、ハルドンは打ち合いになれば、多分、三浦に打ち負けると見て、序盤からボンバー・レフトが届かない距離で戦おうとするだろう。
これまでのディアスやトンプソンの失敗を研究しているだろうし、自分も最近、日本人相手に戦って、1勝1敗(共にKO)で、どういうものか感じが分かっているだろうからね。
ところが、だ。
ハルドンにしてみれば、いざ相対して見た三浦の鈍くさいこと。
自分をKOした玉越、自分がKOした金子よりも鈍くさい。
用心しながら、打っているパンチがことごとく当たる。
三浦のパンチは、テレフォン・パンチでことごとく避けることが出来る。
ついつい、何だこりゃ、サンドバッグを打ってるみたいに楽勝だなと思い始める。
で、・・・・・ハッと気がつくと、いつの間にか三浦の強烈なボンバー・レフトを貰って自分がダウンしている。
しまった、と思うが、後の祭り。
思いの外、ダメージがひどく、何とか立て直そうと頑張るが、さて、内山のようにうまく立て直せるか?
ヒントはここにある。
内山は3Rに三浦のボンバー・レフトで不覚のダウンを奪われ、ついで右腕を負傷し、左拳だけの戦いを余儀なくされた。
しかし、内山はジャブの名手。
三浦の顔面に左ジャブを浴びせ続け、瞼を腫れ上がらせ、視界を奪い、戦闘不能に追い込み、8R終了逆転TKO勝ちを収めた。
ダンテ・ハルドンにそういう戦いが出来るか?だ。
玉越、金子との試合の動画を見る限り、左、ジャブ、ジャブ、右ストレートという正統的ボクシングではないね。
メキシカンによくある隙を見てどんどん打ち込んでくるコンビネーション・ボクサー・ファイターだ。
防御は、あまり良くない。
玉越戦では左のガードに難があったようで、玉越のオーバーハンド・ライトで完膚なきまでに叩きつぶされたという感じだった。
三浦はサウスポーなので、オーバーハンド・ライトの心配はないが、ボンバー・レフトを浴びるようになると、利き腕の右を防御に回さなければならなくなり、強い左ジャブが打てないと守勢一方になる可能性がある。
ハルドンも前回の試合でガマリエル・ディアスを8RTKOで下しているが、両者はタイプ的には同じ。
4Rにハルドンが、6Rにはディアスがそれぞれ相手からダウンを奪ったが、それでも7Rまではディアスの優勢が続いていた。
もっとも、6Rディアスがダウンを奪った後、バッティングで右目尻をカットして、出血がひどくなってからは、ボクシングと言うより異種格闘技みたいになってきた。
結局、バッティングで出血してからメチャクチャに乱れ始めたディアスは、自滅した感じになり、8R、ハルドンの左フックのラッキーパンチを貰ってダウン、そのままカウントアウトで、KO負け。
ハルドンは乱戦を制したが、決めたのはパンチ力の差。
ただし、相変わらず、右の防御が甘い。
左ジャブは、たまには打つが、踏み込む前の先駆け的意味合いで、相手の前進を止める威力はない。
防御にも攻撃にもならない、リズム的なもの。
これでは、三浦に対し防戦に回ったときはヤバいね。
三浦とすれば、他に手もあるとは思えないが、出来るだけ右も使うようにして、やはり決め手はボンバー・レフト。
一発、当てれば、勝ちは間違いないだろう。
それが、当たるか?
当たると思う。
多分、三浦の中盤KO勝ちだろう。

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