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2014年2月2日 / misotukuri

映画「エンド・オブ・ザ・ワールド」のアイムソーリー度

 WOWOWで映画「エンド・オブ・ザ・ワールド(Seeking a Friend for the End of the World)」(12年、米、ローリーン・スカファリア監督、スティーヴ・カレル、キーラ・ナイトレイ他)を見た。
 http://www.wowow.co.jp/pg_info/detail/103912/index.php?m=01
 小惑星が地球に衝突して世界が終わるのがハッキリとわかった3週間前からの出来事を描いた作品で、いわゆる「破滅テーマ」SF。
 SFではこのテーマは、ほとんどあらゆる角度から描き尽くされており、この映画もさほど新味はないのだが、それなりによく出来ている。
 私のお気に入りのキーラ・ナイトレイがヒロインだから、許す。
 もうじき世界が滅びるとわかったら、あなたは最後の日をどう過ごすか?というのは、なかなか魅力的なテーマで、私も若いときには色々空想したものだが、年取った今ではどうでも良くなった。
 この映画にも、最後の日まで掃除しに通って来るメキシコ系の家政婦がいるが、彼女は今日で世界が終わることを知っているのだろうか?
 たぶん、知的障害者で、よくわかっていないのではないかと思う。
 わかっていたら、出来ないよ。
 彼女は、秩序が混乱していく周囲に漠然とした不安を抱えながらも、自分の決まり切った日課に変化がなければ、満足していられるのだろう。
 失礼ながら、餌をくれて時々抱いてくれたら満足している子犬ソーリー(ごめんなさい)と変わらない。
 クビにされたのでないとわかった彼女は、ニコニコ顔で主人公に「また来週」と挨拶して帰って行く。
 世界は今日で終わるのに・・・
 近頃の私も、この家政婦や捨て犬のソーリーと大差ない。
 一昨年死んだ人だが、彼がまだ40代の頃、日航ジャンボ機の遭難事故があったときに、「お前ら、飛行機に乗ってて、あんなことになったらどうする?ワテは、色っぽいスチュワーデスのネエちゃんにむしゃぶりついて、墜落するまで、・・・・ん、ん、ん?」と言ったことがあった。
 まあ、いかにもお下劣最低男だが、しかし、もう少し時間に余裕があったら、誰しも思うことだろう。
 この映画ではその辺りのことも描かれているが、もちろんそんな人間ばかりではないわけで、主人公達は、拾った子犬のソーリーを連れて、それぞれの理想とする最後の過ごし方を実現させてあげるために旅をするのだが、これはある意味、凝縮された人生だね。
 人生って、短くても長くても、結局、こういうものではないかと思ってしまう。
 この映画の題は、原題が断然いいけど、どう訳したものか?難しいね。
 こういう映画を見ると、ラリイ・ニーヴンの「無常の月」や「悪魔のハンマー」をまた読みたくなった。
 世界の破滅を前にして聞く音楽も、どんなのがいいだろうかな?
 やっぱり、これかな?
 http://www.youtube.com/watch?v=Unl1MxubYN8
 では、アイムソーリー。

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