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2014年3月18日 / misotukuri

クリミア住民投票で95%超がロシア編入希望ー当たり前だ

 昨日、ウクライナのクリミアで行われた住民投票の開票が終わった。
 95%超がロシアへの編入に賛成という結果となった。
 この住民投票の正統性には疑義があるが、たとえ国連軍の監視下で行ったとしても、そして、何度やり直しても同じ結果になるだろう。
 何故なら、ロシア系住民が多いからだ。
 北方領土が日本に住民付きで帰ってきたとして、そこで住民投票すれば、100%ロシア編入を望むだろう。
 同じことだ。
 これはウクライナ全土についても言える。
 ロシア系住民が多い東部、南部だけにとどまらず、親ロシアのウクライナ人がウクライナ民族主義者よりも多いからだ。
 ウクライナでは、民主的に大統領選挙をすれば、どうしても親ロシアの大統領が誕生してしまう。
 ウクライナの民族主義者達の現政権は、実は反民主的政権なのだ。
 それを民主主義国のEUやアメリカは、反ロシアということで支援している皮肉な状況。
 そもそも、何故、ロシアが悪いのか?
 ロシア軍がクリミア半島にウクライナの主権を無視して侵入してきたから?
 形式的にはそうだろうな。
 しかし、この戦略上の要地を巡っては、クリミア戦争以来、歴史的にそんな単純な話ではない。
 だいたい、アメリカがウクライナの民族主義者に肩入れする大義名分は本当はないのではないか?
 これは、アメリカとしては、多分、ロシア周辺の各地で民族紛争を煽りたいからだろうと思う。
 超大国としての世界戦略の一環だ。
 アメリカは、9.11同時多発テロ後のアフガニスタン戦争やイラク戦争も一区切りついたが、その間、相対的にロシア、中国の勢力が増大してきた。
 その時、これからもアメリカという世界帝国の覇権を維持して行くには、台頭してきた大帝国の周辺で局地的紛争を引き起こし続ける必要がある。
 もはや、アメリカは自国が攻撃されない限り、もうイスラム諸国とは直接的には戦わない。
 他の民族主義とも同様だ。
 逆に彼らの分離独立運動を支援する。
 ただし、同盟国における民族主義の台頭は好ましくない。
 なぜなら、それはロシア・中国を利するからだ。
 そのように理解すると、オバマが安倍にNO!と言うのも肯ける。
 北方領土も、以前は2島プラスαのαの部分で、共同統治もいいかなと思ったが、クリミア半島のことを思えば、はっきりどこかで国境を引く方がいいね。
 EUが反ロシアなのは、恐らく東欧圏に引きずられているだけだろう。
 

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