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2014年3月22日 / misotukuri

デンカオセーンvs河野公平ー王座決定戦を予想する

 来る3月26日、後楽園ホールでボクシングWBAスーパー・フライ級王座決定戦、暫定王者デンカオセーン・カオウイチットVS同級2位元王者の河野公平の試合がある。
 近年、ボクシングも高齢者が頑張っており、デンカオセーンは37歳、河野公平は33歳。
 大昔のファイティング原田など、27歳で引退している。
 今じゃ、バーナード・ホプキンスなんか49歳で現役のライト・ヘビー級世界チャンピオン。
 こういうお化けみたいなのは例外としても、ボクサーのピーク年齢がだんだん高齢化してきたように思うのは私だけだろうか。
 しかし、デンカオセーンも37歳。
 坂田健史や亀田大毅との二度の激闘、名城信男にも勝って現暫定王者でもあり、彼の実力を疑うものではないが、さすがにかなりの高齢だ。。
 河野公平も33歳だが、今はこれくらいが肉体的にも精神的にも一番強い頃なのかもしれない。
 河野公平は、リボリオ・ソリスに2-0の判定で初防衛に失敗したが、ソリスから痛烈なダウンも奪っており、KO率以上にパンチに鋭さがある。 試合も私のひいき目ではあるが、引き分けが妥当だった。
 リボリオ・ソリスは、去年の亀田大毅との王座統一戦で確信犯的体重オーバーで王座を剥奪されたが、亀田大毅には完勝した。
 河野公平の実力はソリスを媒介にして比較すれば、亀田大毅よりは少し強そうに思える。
 一方、デンカオセーンは、亀田大毅とは1勝1敗だが、内容的には、亀田大毅より少しは強そうに思える。
 河野公平とデンカオセーン、共に亀田大毅よりやや強そうに思える同士。
 はてさて、どちらが強いか。
 年齢的に言えば、河野公平が有利だろう。
 特にデンカオセーンは暫定王者とは言え、それは名城信男との決定戦できわどくも地元判定で手に入れたもの。
 名城信男は年齢的には32歳で河野よりも若いのだが、ちょっともう勢いが違うと言うか、悪いけど、盛りを過ぎたボクサー。
 よほど穴の大きい王者相手でなければ王座返り咲きは難しいだろう。
 河野も盛りは過ぎたと思っていたら、大毅や名城がどうしても勝てなかったテーパリットをものの見事にKOして念願の世界チャンピオンになった。
 だから、年齢的にも勢いでもまだまだ河野の方がデンカオセーンより有利と思う。
 しかし、問題はスタイルだ。
 デンカオセーンは、減量で失敗してヨレヨレというのが結構あるが、それでもインサイド・ワークに長けているので、愚直なタイプには滅法強い。
 そのあたりが河野には不安材料だ。
 河野が直線的に力攻めでデンカオセーンに向かって行くとうまくかわされるだろう。
 だから、攻めるときは鋭く直線的に踏み込んで行っても良いが、足を止めてゴチャゴチャ打ち合わずに、サッと切り上げ、相手が攻めてきたら受けずに引いてカウンターを狙うのが良いと思う。
 足を止めてゴチャゴチャ打ち合ったら、きれいに戦おうとする河野は、多分、反則打を混ぜてくるデンカオセーンに打ち負けると思う。
 河野は減量に不安のあるデンカオセーンのスタミナ切れを狙って、後半勝負のつもりのようだが、そういうことよりラウンドごと終盤ポイントを取りに行く戦法が良いと思う。
 ラスト10秒のラッシュだ。
 というのも、最近、流行っている確信犯的減量放棄をデンカオセーンがやりかねず、いくら後半勝負で前半待機戦法を採っても全然スタミナ切れしない可能性があるからだ。
 もう試合まで1週間前だが、まだ1.8kgオーバーと言うし、その可能性は五分五分だろう。
 ホントに嫌な時代になったものだ。
 最後に両者の戦績等のデータを紹介し、予想をしておこう。
 デンカオセーン・カオウイチット(37):66戦62勝(KO26)3敗1分け、KO率39.4%、身長161cm、リーチ170cm、オーソドックス。
 河野公平(33):37戦29勝(KO12)8敗、KO率32.4%、身長165cm、リーチ170cm、オーソドックス。
 データ的にはデンカオセーンが上だが、老獪さにしてやられなければ、河野公平の王座返り咲きも十分あり得る。
 予想は、あくまでデンカオセーンの減量放棄がなければの話で難しいが、年齢的にも日本開催ということでも有利な河野公平が判定で勝つだろう。
 最近外してばかりなので、自信はないが。
<追伸2014.3.26>
 やってくれましたね。予想は外れたけど、うれしいね。
 河野公平8R右ストレート一発でデンカオセーンをKOし、王座返り咲きに成功した。
 試合は、序盤からずっとデンカオセーンのペースで来たが、4Rに河野が右ショートストレートでダウンを奪ったので、またしてもテーパリット戦の再現かと思ったら、5R以降もデンカオセーン、なかなかしぶとかった。
 しかし、何となく当たりそうな感じで8Rまできて、まさかあの場面であんなに簡単にデンカオセーンが倒れるとは !
 ワンツーと言うが、ツーワンだね。
 打ち方としては、本人も言っていたように大きく踏み込んで行ってのストレートでパンチに体重が乗っているとは思えないのだが、デンカオセーンの予想以上に伸びてきたのだろう。
 では。
<追伸2014.3.27>
 KOは、連打か、ワンパンチか?
 ボクサーや専門家はワンパンチと言い、素人は連打という。
 私は、あの程度では連打とは言えないと思うが・・・
 しかし、ボクシング・サイトの記事でも、河野が序盤からずっとペースを握っていたというのがあるから、恐れ入る。

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