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2014年5月1日 / misotukuri

IBFダブル世界戦、高山&井岡の予想及び結果

 来る5/7(水)IBF世界ミニマム級タイトルマッチ、高山勝成 VS 小野心及びIBF世界フライ級タイトルマッチ、アムナット・ルエンロエン VS 井岡一翔のボクシング、ダブル世界タイトルマッチがある。
 例によって、これらの試合予想をしてみよう。

<1.IBF世界ミニマム級タイトルマッチ、高山勝成 VS 小野心>
 チャンピオン高山勝成の2度目の防衛戦であり、日本人同士の対戦となる。
 高山にとっては、新井田豊にWBAミニマム級世界王座統一戦、スプリット・デシジョンで負けて以来の7年ぶりの日本人相手の戦いとなる。
 高山はそれ以来、09年ローマン・ゴンザレスに0-3の判定、12年ヌコシナチ・ジョイに0-3の判定、同年マリオ・ハンディグに1-2の判定で敗れただけ。
 最後のはともかく、新井田豊、ローマン・ゴンザレス、ヌコシナチ・ジョイはいずれも強いチャンピオンであり、なかでも完敗といえるのは、あのロマゴン相手のみだから、今回の小野心などに負けるはずがないとは思うが、さてどうだろうか?
 両者の基本データを比較してみよう。
 <高山勝成>30歳、オーソドックス、身長158cm、リーチ157cm、戦績33戦26勝(KO10)6敗(KO1)、KO率30.3%。
 <小野 心>31歳、サウスポー、身長162cm、戦績24戦17勝(KO2)5敗(KO2)、KO率8.3%。
 小野は一クラス上のライトフライ級のOPBFチャンピオンであり、体格的には高山より一回り大きい感じだ。
 従って、KO率がかなり低いとは言え、ミニマム級相手にはパンチが数字以上にあると考えて良い。
 だが小野の試合は、オマリ・キムウェリとの空位のOPBFライトフライ級王座決定戦の動画を見たが、単調なボクシングという印象だね。
 もう少し、リード・ブロウとなる右を強く当てないと高山の接近を阻むのは難しそうだ。
 上下にリズムを刻みながら、右を打ってから左を打つというワンツー主体のボクシングだが、ワンパターンのため、高山にかかれば簡単にタイミングをかわされ、左を打とうとしても打つタイミングがつかめないだろう。
 せめて、ワンツーでなく、ツーワンを織り交ぜて打てたら面白いのだが。
 キムウェリの大きなパンチを何度かもらうシーンがあったが、高山陣営はこういうのは見逃さないだろうな。
 高山とはスピードにだいぶ差がある感じなので、カウンターに徹した方がいいのでは。
 まあ、でも、ワンサイド・ゲームと思うがなあ。
 日本人同士だと力が入るので、KO決着もあるかもしれない。
 ズバリ、高山のフルマークの判定勝ちとみた。

<2.IBF世界フライ級タイトルマッチ、アムナット・ルエンロエン VS 井岡一翔>
 まずは両者の基本データ。
 <アムナット・ルエンロン(Amnat Ruenroeng)>34歳、オーソドックス、12戦12勝(KO5)
 <井岡一翔>25歳、身長165cm、リーチ168cm、オーソドックス、14戦14勝(KO9)
 共に無敗。井岡はWBAライトフライ級王座を返上して、フライ級に転向し、IBFで3階級制覇に挑戦する。
 チャンピオンのアムナット・ルエンロン(Amnat Ruenroeng)は、ロッキー・フェンテス(Rocky Fuentes)との王座決定戦でこのタイトルを手に入れた。
 アマチュア時代には井岡を破っており、井岡としてはプロでリベンジしたいところだろう。
 早速、Youtubeでアムナット・ルエンロンVSロッキー・フェンテスの王座決定戦を見てみたが、いやあ、これは井岡も難しいよ。
 http://www.youtube.com/watch?v=bQ9HioD6zRo
 井岡も前後に出入りするボクシングだが、アムナットはもっと大きく踏み込み大きく下がるというダイナミックな出入りをする。
 井岡は頭の位置があまり変化しないが、アムナットはボディーワークが柔軟で、主にスウェーバックだが瞬間的に頭の位置も大きく変化する。
 しかも、ディフェンシブな戦い方で、カウンターを打った後は、左右フック中心で、連打が打てる。
 フェンテスは攻め込んでは、アムナットのカウンターから後の一連の攻撃に防御一辺倒になってしまっていた。
 何ラウンド目かには、アムナットは柔道の足払いも見せて、フェンテスをキャンバスに転がすなど、反則ギリギリみたいなこともやっていた。
 こういうタイプに、正攻法できっちり打ち込むのは難しい。
 井岡はどうやって攻略するのだろう?
 井岡の切り裂くような左ジャブがアムナットの顔面をとらえることができようか?
 井岡がミニマム級で世界王座を奪った相手オーレドン・シスサマーチャイのように追い足がないと、お待ち戦法で相手が出てきたところボディー・アッパーをお見舞いすれば倒せるが、このアムナットはスピードがあって追い足もあるから、困ってしまう。
 まあそれでも、アッパーは左でも右でも有効だろう。
 アムナットが打ち込んできたら、左のアッパー、フックとダブルで迎え撃ち、右のショート・ストレートをカウンターで打ち込む
 こうやって、アムナットに下がる一方にさせれば、普通にゆっくりと追い詰めることも可能だろう。
 しかし、難しいんじゃないか?
 アムナットを倒せなければ、ロマゴンなんか、とても無理だろう。
 アムナットが急激に衰えるとも思えないし・・・わからんけど、井岡のパンチ力次第と思うな。
 フライ級で通用するかどうかだな。
 ズバリ、アムナットの判定勝ちと思う。
<追伸2014.5.7>
 1.高山勝成VS小野心・・・3-0(115-111×2、117-109)のユナニマス・デシジョンでチャンピオン高山の勝ち。
 小野もスタイリッシュな戦い方でよく頑張ったが、後半、スタミナが落ちてきて、10Rと12Rにそれぞれ1回ずつダウンを奪われた。
 10Rのダウンは、リングに小野の身体が引っかかったようなアクシデントがあったが、レフリーが試合を止めないのを確認してから打った高山の機を見るに敏なしたたかさにしてやられた。
 12Rは、小野はもうふらふらで、立っているのがやっと。かろうじて、KO負けを免れた。
 私の採点では、117-109で、フルマークではなかったが、やはり、高山の勝ち。
 2.アムナット・ルエンロンVS井岡一翔・・・2-1(113-114,119-108,115-112)のスプリット・デシジョンでチャンピオン、アムナットの勝ち。
 まるで、大人と子供の戦いだったね。
 井岡がやらなければいけないことをアムナットにやられてしまった。
 井岡が良かったのは8Rのみ。左フックがボディに当たり、初めて、アムナットが怯んだ。
 9Rは井岡が取ったかなという感じで、井岡に振ったが、私の採点では、117-110でアムナットの勝ち。
 これを井岡の114-113の勝ちという採点をつけたジャッジは、恥知らずもいいとこだ。

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