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2014年7月31日 / misotukuri

いらぬとこしか似ないもの-我らが不満の夏

 今年になって、相次いで外孫と内孫が生まれ、私も遅まきながら名実ともに爺さんなりやした。
 生まれたらすぐに、この子は誰に似てるんだろう?という話でしばらく持ちきりになったが、あるとき私が息子に「子供っちゅうんはな、親のいらんとこばっかし、妙に似るもんじゃ」と言ったら、息子の奴、えらく不満げな顔をしたのがおかしかった。
 美女の方はともかくも、お互い美男美女のカップルならまだしも、いったい何を高望みしてるのか!
 だいたいやね、切って捨てたい自分らの欠点ばかりが組み合わさってるのを目の当たりにしたら、正直ガックリくるものだよ。
 ロシアの有名女優に「わたしの美貌とあなたの頭脳が結ばれたらさぞかし素晴らしい子ができるでしょうね」と求婚されたバーナード・ショーが、「君の頭脳と私の容姿の子供が出来たら悲劇ですな」と切り返したという話を何で読んだのか思い出せない。
 「チャップリン回想録」だったか、それとも何かのジョーク集か。
 あるいは、ショーの作品の訳者あとがきか?忘れた。
 映画は覚えている。
 「シャーロック・ホームズの冒険(原題は、The Private Life of Sherlock Holmes)」(70年、米、ビリー・ワイルダー監督)だ。
 ここでは、バーナード・ショーの代わりにシャーロック・ホームズがその台詞を言う。
 ついでに言うと、この映画、抱腹絶倒の大傑作。必見。レンタルDVD屋はしごしてでも探して見ておくれ。
 特に、ワトスン博士が・・・・く、く、くるしい。おかしすぎて。
 しかし、どんな子でも母親の方はかわいく思うらしいね。
 「ローズマリーの赤ちゃん」(68年、米、ロマン・ポランスキ監督)はその点で、大傑作だ。
 外孫を産んだ娘も、三ヶ月検診とかに行ったら、「うちの子が一番かわいかった」とか。
 しっかり、親バカやってますな。
 その点、息子の方は、「嫁方には全然似とらんらしくて、向こうへ行くと皆がオレに似てるって言うんよ」とイマイチ実感ないようだ。
 ま、男ってのは、そういうもんで、「フーン、これがオレの子?こんなサルみたいなのが?オレに似てるってか?」となかなか納得できない。
 かわいい?ホンマにかわいい?かわいいとかかわいくないとかまだわからんよ!
 けど、どっちかというと、かわいくない。
 それが本音かも。
 しかしだな、そのうち「この子にあえてよかった」としみじみ思うようになるさね。
 息子の不満の解消の一助にと、息子のアルバムをタンスの奥から取り出してきて見せてやった。
 ひとしきり、一人でじっくり見た後で、息子曰く。
 「やっぱり、似とるな」だって。
 当たり前だ。
 今日は、その言葉に刺激を受けて、丸一日かかって子供たちのアルバムの整理をした。
 子供たちの赤ん坊の頃の写真を見ていたら、内孫は眉毛のあたりなんか長女に似ているような気がした。
 写真の劣化が激しいので、早めにスキャナを買って、PCにデータを取り込んで置こうと思う。
 では。

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