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2014年9月5日 / misotukuri

映画「奇人たちの晩餐会」の妻をさがして夜もすがら度

 昨日は、暇なので3本立てで映画を見た。
 122:「セラフィム・フォールズ」(07年、米、デヴィッド・フォン・アンケン監督、リーアム・ニーソン、ピアーズ・ブロスナン)
 123:「イントゥ・ザ・ブルー2」(09年、米、スティーヴン・ヘレク監督、クリス・カーマック、ローラ・ヴァンダーヴォート)
 124:「奇人たちの晩餐会」(98年、仏、フランシス・ヴェベール監督、ジャック・ヴィルレ、ティエリー・エルミット)
 どれも水準以上の出来映えで面白かったが、最後に見た「奇人たちの晩餐会」が強烈で、これほど笑えるとは思いもよらなかった。
 数あるフランス・コメディの中でもこれは、大(?)傑作と言えよう。
 古い映画なのでご覧になった方も多いだろうが、簡単にあらすじを紹介しておくと、バカを客に招いて笑いものにする晩餐会を毎週開いている大手出版社の社長をしている大金持ちがいる。
 彼の友人である銀行マンが電車の中で見つけたバカを彼に紹介する。
 晩餐会に連れて行く前に下見しておこうとそのバカを自宅のアパルトマンに呼んだのだが、突然、ぎっくり腰になってしまう。
 会合をキャンセルをしようとそのバカに電話したが、既に家を出た後だった。
 美人の奥さんは、夫ののめり込んでいるその晩餐会をごく嫌っていて、わたしは一人で会食するわと出かけてしまう。
 そこへ入れ違いにやって来たバカに、このとおりぎっくり腰になって立てないので済まないが来週の晩餐会にご招待させていただきたいと言ったのだが、ちょうどそこへ妻からの電話があり、留守電から「留守で良かったわ」と家出を告げる妻の声が流れてくる。
 思いもよらぬことにぎっくり腰とダブルパンチで落ち込んでしまう大富豪をそれを聞いていたバカが「私も妻に逃げられまして」となぐさめはじめて・・・・、笑って泣かせてまた笑う、ご存じフランス・コメディの幕が切って落とされる。
 まるで、「名月や池をめぐりて夜もすがら」(芭蕉)。
 確か、「佐武と市捕物控」(石ノ森章太郎)にそういうのがあったよな。
 もっとも、映画は「超バカや(浮気な)妻をさがして夜もすがら」とお笑いなのだが。
 ところで、そのバカが実は税務署のお役人で、しかも後からそのバカに輪をかけたバカの同僚敏腕査察マンが登場してくるのだが、これがまたヒステリックに笑えておかしい。
 大傑作間違いなし。
 では。

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