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2015年1月25日 / misotukuri

映画「マチェーテ・キルズ」のゴキゲン度

ついさっき録画してあった映画「マチェーテ・キルズ」(13年、米、ロバート・ロドリゲス監督、ダニー・トレホ、ミシェル・ロドリゲス他)を見たところ。  
前作「マチェーテ」は、知る人ぞ知る映画の架空予告編を本当に作ってしまったと言う点で、ファンにはうれしい怪作だったが、今回の「マチェーテ・キルズ」は一段とスケール・アップしたハチャメチャアクション映画に仕上がっている。  
しかも、いきなり次回予告編から始まり、何とマチェーテが宇宙に飛び出し、スター・ウォーズばりのアクションをやってのけるようなのだ。  
だが、それは本編を見てのお楽しみと言うことで、今回のマチェーテのミッションは前回のヒロインの一人だった美人捜査官のサルタナ(ジェシカ・アルパ)がいきなり殺されてしまうことから始まる。  
マチェーテ殺法は今回も健在だ。
前回はロバート・デ・ニーロやスティーヴン・セガールが悪役で出てきておかしかったが、今度はメル・ギブソン、レディ・ガガ、アントニオ・バンデラスなどが悪役で出てマチェーテのダニー・トレホを支える。  
このいつもは悪玉の脇役が主役を張り、またいつもは善玉の主役が脇役の悪玉を演じるという倒錯した楽しさは今回も同じだ。  
片眼を失った不法入国メキシカン・ネットワークの首領ルース(ミシェル・ロドリゲス)は今回もう片眼も失い、盲目でミス・サン・アントニオと決闘するが、果たしていかなる事になるや、見てのお楽しみ。  
とにかく、このマチェーテ役のダニー・トレホがアクションを重ねるごと次第に男前に見えてくるから大したものだ。  
不細工顔のチャールズ・ブロンソンは、あの顔でどことなく憎めないところがあり、主役でなくても不思議に主役級の善玉役を演じてきたが、このダニー・トレホもこれがきっかけでブロンソンみたいに主役善玉ロードを歩めるようになるかも知れない。  
ダニー・トレホは、こんな凶悪で恐ろしい顔は見たことないという強烈な印象を観客に与える俳優だが、俳優になる前は実際にサン・クエンティン刑務所に入ったことがある元犯罪者で、しかも、刑務所内のボクシングのチャンピオンだったとか。  
道理でこのド迫力、改心して、おとなしくはなっているのだろうが、本物だけにうなずけるものがある。  
「フロム・ダスク・ティル・ドーン」、「フロム・ダスク・ティル・ドーン3」、「マチェーテ」以外にも結構彼の出ている映画は見ているが、しかしこの「マチェーテ」シリーズはいったいどこまで続くのだろうか?  
少なくとも次回の題名やコンセプトは既に予告されているのだが・・・  
また、この映画シリーズ、次から次へと美女が現れるのだが、今回のオススメはマチェーテを革命家マルコス・メンデスの元へと案内するセレッサ役のヴァネッサ・ハジェンズ。  
彼女もドラマの重要人物らしく登場してすぐにあっけなく殺されてしまうのだが、癒やし系でなんと愛らしい女優なのだろう。  
こういうのタイプだね。  
では。