Skip to content
2015年3月4日 / misotukuri

レベコVS井岡一翔を予想する(結果付き)

来る4月22日、WBA世界フライ級タイトルマッチ、ファン・カルロス・レベコVS井岡一翔の一戦がある。
先に両者のデータ比較をしておくと、次のとおり。
レベコ:31歳、オーソドックス、身長157cm、リーチ162cm、36戦35勝(KO19)1敗、KO率52.3%
井岡:25歳、オーソドックス、身長165cm、リーチ168cm、17戦16勝(KO10)1敗、KO率58.8%
井岡はこれに勝てば、世界最速(18戦目)の三階級制覇となるが、さてどうだろうか?
まだちょっと早いが予想してみよう。
井岡は、15戦目でも同じことを言って、IBF同級世界王者アムナット・ルエンロエンに挑戦して、1-2のスプリット・デシジョンでプロ初めての敗北を喫した。
あの試合は、スプリット・デシジョンだったが、私の見るところでは井岡の完敗だった。
戦術面でも先手先手と取られていいところがなかったが、なにより、体格的ハンデが大きかったと思う。
まだライトフライ級の身体で水増ししたような感じで、フライ級の身体が出来ていなかった。
だから、身体の動きに鋭さがなかったし、パンチもほとんどクリーンヒット出来なかったこともあるが、威力も全然感じられなかった。
それから、約1年たって、どれだけフライ級の身体が作れているかだ。
もう一度、IBFのアムナットに挑戦するかと思ったら、やっぱりアムナットには敵わないとみたのか、再戦希望の声はなかったね。
WBCはあのロマゴンだし、WBOはファン・フランシスコ・エストラーダ(WBAのスーパー・チャンピオンでもある)だし、これらとは逆立ちしたって敵わない。
とすると、IBFのアムナットがダメなら消去法で、WBAのレベコしかいないもんね。
それで、レベコなら井岡は勝てるのか?
それをこれから検討していくが、気が重いね。
何故と言うに、だいたい態度が悪すぎるよ。
どうして、井上のようにビッグ・ネームのオマール・ナルバエスとやりたいとか言わないのか?
まずは、アムナットに再挑戦して雪辱するのが一番やるべきことじゃないのか?
西岡利晃がウィラポンに4度も挑み続けたようにアムナットに勝てるまで挑戦し続けろとは言わないが、ちょっと安易すぎる。
もし、今度レベコに負けたら、・・・・いや、男は戦う前からそんなこと、考えたらアカンけどな。
レベコは黒田雅之と一昨年日本で試合して、3-0の判定で勝っているし、井岡の前の試合の相手、ジャン・ピエロ・ペレスにも4年前2Rに左フックをボディーに一発たたき込んでKOで勝っている。
http://nicogame.info/watch/sm14726775
一方、井岡もペレスに5RKOだが、ペレスはそれまで2連続KO負けしていた。
ペレスは非常にいい選手で、KOされるまで井岡と互角以上に戦っていたが、もうロートル(当時32歳)で、打たれもろくなっていた。
井岡はペレスと打ち合いの中から一瞬の隙を突いて右ストレート一閃KOしたが、課題は依然として残っている。

井岡は終始引き足で後退しつつ相手が出てくるところを足を止めてカウンターから逆襲しまた引くという繰り返しだった。
こういう戦い方は、今までと全く変わっていないし、おそらくこれしか出来ないのだろう。
アムナット戦では、同型のアムナットにそれをやられてしまい、わざと攻めさせられて、失敗した。
レベコとやるときは、自分の方が背が高いこともあり、いつものように防御的な戦い方をするはずだ。
ペレスの代わりにレベコを置いて考えてみよう。
背の低いレベコが、背の高い井岡を攻めつづけ、井岡は下がりながら時折逆襲するというパターンを辿るだろう。
レベコは、背が低いが、その分筋肉量はスゴイ。
しかも、上体をよく動かし、素早く接近し、左右フックがボディや顔面に飛んでくる。
左ジャブや右クロスも動きの中でしつこく繰り出される。
連打は、左フック(下)と右ストレート(上)の繰り返しが基本パターン。
特に左フックのボディー・ブローが強そうだ。
これは、ロマゴンとは違った力強さがあるね。
ファイタータイプだが、自分より背の低い相手にはボクシングも出来る。
井岡は、レベコの顔面にはなかなかパンチを当てられないだろう。
また、速くて強いジャブをコツンコツンと打たないと、レベコの接近を止められないだろう。
あるいは、鋭いジャブでレベコの顔面を切り刻むか。
レベコはペレス以上に踏み込んでくるので、ボディ・ブローの打ち合いになるかも知れないね。
カウンターを打つ間があるかな? 間が取れず、やむなく打ち合いに応じるようだと、連打が打てない井岡の方の分が悪いだろう。
それにしても、ペレス戦の動画を比較すると、同じKOでもレベコは力強く、井岡は切れる感じだ。
レベコもまだ31歳で、まだまだ引導を渡される歳ではない。
井岡に黒田ほどの耐久力がなければ、終盤KO負けもあり得る。
ズバリ、左ボディー・ブローにより、11RTKOでレベコの勝ちとみた。
では。
<追伸2015.3.8>
アムナットVSゾウ・シミンは、3-0の判定でアムナットが勝った。
まだ試合の動画を見ていないので何とも言えないが、思いの外大差で、アムナットがアウトボックスしたようだ。
ゾウ・シミンも体格では劣っていなかったが、ジャブの突き合いで負け、井岡と同じく、次第にアムナットを追いかけさせられるパターンにはまってしまったようだ。
アムナットはもう36歳と高齢なので、彼の王座も長続きはしないだろうが、彼を倒すには、ロマゴンくらいのパンチ力のあるコンビネーション・ファイターでなければ無理だろう。
<追伸2015.4.22 試合結果>
まずは、おめでとう。
井岡2-0(114-114,115-113,116-113)の判定で3階級世界最速で達成。
私の採点では、114-114。
ひいき目で、若干、井岡が押してきているとは思ったが、結局、最終回勝負になったね。
それで、最終回、井岡は取ったのだろうか?
11Rを取った井岡は、最終回、まるでチャンピオンみたいな戦い方をした。
チャレンジャーの戦い方ではなかった。
いいパンチは当たったが、それなら、防御的に戦わず、かさにかかって攻め込むべきだった。
私は、1R、ほぼ互角の場合、通常なら、チャンピオンにつけるところ、井岡につけたので、12R、ほぼ互角だったので、チャレンジャーらしくなかったこともあり、レベコにつけた。
それで114-114になった。
まあ、アルゼンチンでやれば、引き分けでいいところ、逆にレベコの勝ちになっただろう試合だった。
井岡の出来は最高に良かったが、やはり、まだまだパンチ力が足りないね。
タイトルを獲得したら、アムナットにリベンジしたいと試合前に言ったらしいが、本気かな?
男なら、防衛なんて考えずに、アムナットとやれよ。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。