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2015年7月14日 / misotukuri

映画「ガーディアン」のありそうな過激度

 昨夜、WOWOWで映画「ガーディアン」(12年、独、ティル・シュヴァイガー監督、ティル・シュヴァイガー、ルナ・シュヴァイガー他)を見た。
 ドイツで大ヒットのアクション映画だが、それも肯ける出来映えだ。
 あらすじは、ほとんどコピペで申し訳ないが、次のとおり。
 「ベルリンの一流ホテルで働く恋人に連れられ、金持ちの客の泊まるスイートルームに戯れ気分でふと足を踏み入れたニナ。
 その部屋の宿泊人は悪徳実業家のバッカーで、武器密売に関するPCの機密情報を偶然目にした恋人を、バッカーと用心棒が非情にも殺害してしまう。
 その様子を間近で目撃していたニナは、法廷で証言することにしたが、以後、バッカーの手先に命を付け狙われることとなり、証人保護プログラムで彼女を護衛していた刑事マックスは、ニナと必死の逃避行を続けるのだったが・・・」
 ティル・シュヴァイガーは、監督、主演の他、制作、脚本までこなすという一人4役をやってのけ、更にニナ役のルナ・シュヴァイガーは、実際の娘では?(よくわからないが)
 しかも、彼はどこかで見た顔だなと思ったら、「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」で主演の二人の片割れだった。
 「ガーディアン」でも、まだ海を見たことがないニナに、マックスが「海を見せてやる」と約束するところなど、「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」にも出てくるモチーフだ。
 興味深いのは、PCの画面でチラッと見えた武器だが、装甲車みたいに見えたが、録画してなかったので、再放送があったら確認してみたい。
 一代でのし上がって「私はドイツの支配者だ」と豪語する軍需産業のボスって、誰がモデルなのだろう?と思って、「ドイツ 軍需産業」で調べたが、よくわからなかった。
 ヘッケラー&コッホだろうか?とか、いろいろ思ったが、要するにいろんな軍需産業界のボスがモデルなのだろう。
 彼は群衆と罵りあったあげく、「ナチス!」とか野次られていたので、少なくともユダヤ系ではないワケだ。
 また、民間軍事会社の私兵を雇っていて、警察と平気で渡り合う描写がある。
 これは英米の映画では、犯罪者集団や外国のテロリスト集団VS警察隊の戦闘はあっても、まずあり得ない描写だ。 
 いくらフィクションだとしても、これは過激すぎる。
 例えば、日本なら、三菱グループのトップ会社の会長が民間軍事会社を使って証人を抹殺するために、白昼堂々と病院の中で警察と戦ったりすることが考えられるだろうか?
 ドイツでは、そういうことも、多分、あり得なくはないのだろう。
 正義を守るべき警察や検察も、国家を意のままに動かす大金持ち達に支配されており、彼らを敵に回したら自分たちは決して守ってくれないという大衆の深い諦念が、こういう映画に喝采を送る。
 日本みたいにわずかの冤罪事件で警察や検察を敵視するのとは次元が違う。
 これって、社会問題ではないかい?
 では。

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