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2015年7月16日 / misotukuri

映画「シャドウハンター」に「エリア52」を退治させたら?

 今日は映画を2本半見た。
 「シャドウハンター」、「永遠のこどもたち」が1/2、「エリア52」。
 一番いい映画「永遠のこどもたち」が途中で用事が入って、残念。
 見事というしかないほどの緻密さにしびれていたのだが。
 「シャドウハンター」は、ヤングアダルト・ファンタジーって言うんだろうか?
 金を掛けてる割りに、ヒット狙いが見え見えで、馬鹿馬鹿しい。
 狙いは、リリー・コリンズちゃんだけだろ!
 その点、「エリア52」(11年、オーストラリア、ジャスティン・ディックス監督、アンバー・クレイトン、ディッチ・デイビー他)は、愚作とは言い難いB級ホラーだ。
 オーストラリアにある米軍基地で起きた事件だが、俳優達が全員オーストラリア訛り丸出しの英語で話しまくりという違和感は、まあ、大目に見るとして、なかなかツッコミどころ満載の超能力物SFだ。
 超能力物SF映画「スキャナーズ」(81年、デヴィッド・クローネンバーグ)を思わせるシーンもあって面白い。
 まあ、映画としては、ゲテモノなんだろうけど、人の心を操作する超能力者を相手にした戦いというのは、まず勝てないとしたもの。
 Jinchanは、そういうくだらないドラマツルギーには何の関心もない。
 超能力者が負けるとすれば、超能力が使えない状況下しかないだろうが。
 それでもお話がそのように進むとすれば、それは作者が普通の人間に勝たせようとするからだ。
 だから、その方面の話には関心なし。
 面白いなと思うのは、神経を病んだ女兵士の脳の一部を切り取って、超能力者の脳の一部を移植した場合、不可避的に発生する困ったことだ。
 緑内障の手術をしたときの恐怖を思い出したね。
 目ン玉をメスでえぐられるんだぜ!
 オレなんか、両目えぐられたよ。エグーッ!!血が出る手術はホント嫌だね。
 グレッグ・イーガンの短編にもこれと似たようなのがあったな。
 イーガンもオーストラリア人だ。
 ということは、意外と近いかもよ。
 あれは、白ロム状態にした自分のクローンに次々と今の自分の記憶をコピーしていくことにより若さを保っている大金持ちが味わった恐怖の話だった。
 私も似たような話を昔ショートショートで書いているので、そのコンセプトは解る。
 白ロムのクローンに精神転送する商売をしている男に騙される話だった。
 結局、話のオチをどこへ持って行くかなのだが、転送元の自分には転送先のクローン(自分のクローンとは限らない)に無事自分が転送されたのかどうか確認するすべがないということだ。
 想像してみてくれ。
 消去されるべき転送元の自分がすぐには消去されずに残っていた場合の恐怖や、勝手にいくつものボディに貼り付け(ペースト)されていたとしたら?
 いろいろ、恐怖の妄想ってあるもんだろ?
 この「エリア52」の場合の恐怖は、想像力がない人間には解らないだろう。
 恐怖にすくんでいるのは、自分なのかドナーなのか?
 そもそも、自分とは、ドナーが自分か、自分が自分か?区別がつくのか?
 では。

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