Skip to content
2015年8月18日 / misotukuri

映画「ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金」の笑えん度

昨夜見た映画は、映画「ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金」(13年、米、マイケル・ベイ監督、マーク・ウォールバーグ、ドゥエイン・ジョンソン、アンソニー・マッキー、エド・ハリス他)。
あらすじは何かで見てくれ。紹介できるような話でない。
第一印象。
よくもまあ、こんなクズ映画にこんなスゴイ俳優が出ているもんだと驚いた。
しかも、実話と言うから恐れ入る。
ということは、狙いは、ドタバタ・スプラッタ・コメディじゃないのだ。
タッチはそうでも、狙いはシリアスなのだろう。
これが無名の俳優ばかりを集めた映画だったら、それこそホントにスルーされるだけだと思うが、いったい何で、こんな大物俳優をそろえたのだろうかと思う。
ドウェイン・ジョンソンは、”ザ・ロック”のリングネームで有名なプロレスラー兼務の俳優だが、アクション以外でもこういうコミカルな演技が出来るんだね。
特に、最後の後日談で、改悛した彼が、教会の合唱団で奴隷商人が自分の罪滅ぼしに作った”アメイジング・グレイス”を歌っているシーンは何という秀逸か!
名演技だね。
だが、逆にこういうシーンが敏感で真面目な人たちを怒らせるのかもしれない。
実際、この映画、日本では未公開。
恐らく、これからも劇場では無理だろう。
反社会的で笑いに毒があるからね。
こういう映画を見せられたら、死刑制度賛成論者が増えるよ、確実に。
最低の人間が最高の人生を夢見て最高の人生を送っている最低の人間相手に最低の犯罪をやらかした実話を観客のどうしようもない低脳さ加減をおちょくりながら面白おかしく描いているところなど、子供には見せられないヒドイ映画だ。
だけど、オレは好きだよ、こういう普段お高くとまっている人間の善意を嘲笑うような映画。
犯罪者というのは、全部が全部ではないだろうけれど、多かれ少なかれこういう人間達だ。
刑法というのは、普通の人間が、普通の精神状態で、犯罪を犯したときに処罰するように出来ている。
しかし、人間観の拡張が必要というか、人間の中には、普通でない人間も多々いるわけで、彼らの犯罪行為を処罰するには、もっと、違った理論構成が必要だ。
普通の人間は、普通の精神状態で、人を殺したりなんかしないのだ。
反社会的精神障害者がキレたとき、人を殺したらどうなるかなんて飛んだ頭でボンヤリわかっていても、もう既にそのときには止まらないのだ。
この”止まらない”ところに問題があるのであって、これはもうどうしようもない。
もちろん、良心なんてものはハナからないという前提で。
だから、平凡な普通の人間であるあなたには一生関係のないことなのに、心配しすぎなのだ。
では。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。