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2015年8月27日 / misotukuri

映画「グランド・ジョー」のセンチメント

 昨夜は、映画「グランド・ジョー」(13年、米、デヴィッド・ゴードン・グリーン監督、ニコラス・ケイジ、タイ・シェリダン他)を見た。
 http://www.wowow.co.jp/pg_info/detail/106743/index.php?m=01
 これは絶対、女性にはウケない映画だろう。
 如何にニコラス・ケイジが人気俳優でもと思ったが、15歳の少年役のタイ・シェリダンは、ウケたようだね。
 やっぱり、こういう飲んだくれでDV男の父親に代わって家族を養おうとする健気な少年というのには、女性陣は母性本能をくすぐられ、男性陣はイノセントな頃の自分を重ね合わせて、大甘に甘くなる。
 この少年が傷ついたオオカミのような眼をしていなければ、この映画、確かに、成り立たないと思う。
 彼が、第70回 (2013年) ヴェネチア国際映画祭 マルチェロ・マストロヤンニ賞を貰ったのも肯ける。
 ニコラス・ケイジは、高倉健さんみたいに抑えた演技をしようとしていたが、肩に力が入りすぎだよ。
 社会の底辺で貧困にあえぐ人間の屑(クズ)どもが些細なことで暴力をふるい合う救いのない日常を描いている。
 誰もが、この少年だけは、そういうところから何とか這い上がって、何とか立派な人間になって欲しいと希望を託したく思う。
 たとえ我が身がどうしようもないクズだったとしても。
 クズのセンチメントだな。
 では。

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