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2015年9月15日 / misotukuri

映画「ザ・ホスト 美しき侵略者」-優しく人類を侵略する方法

映画「ザ・ホスト 美しき侵略者」(13年、米、アンドリュー・ニコル監督、シアーシャ・ローナン、ジェイク・アベル他)を見た。
ストーリーの紹介は何かで見ていただきたいが、これはまあ、ロマンスSFとでもいうか、女性向けのSFだね。
SFファンとしては、ツッコミどころ満載だ。
だが、シアーシャ・ローナンちゃんの成熟ぶりに敬意を表して大甘の80点。
だいたいね、ソウルのような形態の高度に発達した知性の宇宙生物なら、地球侵略するのに人類の大人に寄生したりせずに、赤ちゃんに寄生すればいい。
彼らにとって時間は問題でないのだから、そうするのが一番、抵抗を受けずに侵略出来る。
遺伝子操作して癌や難病の発病リスクを抑え、知能や身体能力に優れた赤ちゃんを生んでみませんか?という政府キャンペーンをやって、親に健康保険でデザイン・ベイビー作製を可能にするのだ。
実際は、生まれた赤ちゃんにソウルを寄生させるのだが。
ソウルは赤ん坊の肉体を通じて両親など身近な大人から地球の現地語を学び、生活習慣を学び、人間のスピードで肉体的に成長していく。
そのことによって宿主と寄生者は同じ人格となる。
ただ、宿主は死んでも寄生者は滅多に死ぬことはない。
寄生者は宿主が死ぬ時に宿主の身体から病院等で回収され、次の宿主となるべき赤ちゃんに寄生する順番を病院で待つ。
まるで輪廻転生だ。
こういうサイクルを繰り返せばいつの間にかソウルは地球人類を征服できる。
あくまで共存共栄という平和的な形でだが。
まあ、最近では病院で生まれ病院で死ぬ人が多いだろうから、デザイン・ベイビーなんてそんな手間のかかる詐欺なんかしなくても、簡単に寄生できるだろうが。
しかし、この映画のようなリベラルで平和主義的なソウルならまだいいが、「ヒドゥン」(87年、米、ジャック・ショルダー監督、マイケル・ヌーリー、カイル・マクラクラン他)のようなソウルならたまらんよ。
なお、この「ヒドゥン」に「LAW&ORDER」のポール・ロビネット検事補(リチャード・ブルックス)も刑事役で出ている。
「ザ・ホスト 美しき侵略者」みたいな女性向けを狙ったSF映画ってのは、見ていて身体がかゆくなるね。
どうにかならんのか?
では。

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