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2015年12月25日 / misotukuri

井岡VSレベコⅡ、高山VSアルグメド、田中VSサルダールを予想する(結果付き)

今夜は、一昨日からの続きで、次の3試合の予想をしてみよう。
6 WBA世界フライ級タイトルマッチ、井岡 一翔 VS ファン・カルロス・レベコ
7 IBF世界ミニマム級タイトルマッチ、高山 勝成 VS ホセ・アルグメド
8 WBO世界ミニマム級タイトルマッチ、田中 恒成 VS ビック・サルダール
まずは、6のWBA世界フライ級タイトルマッチ、井岡 一翔 VS ファン・カルロス・レベコ。
これは、2-0のマジョリティ・デシジョンでタイトルが移動した同じ相手との再戦。
ボクシング・ファンなら両者のことはわかっているので、今回はどうかということについて考えてみたい。
前試合のジャッジの詳細は、114-114,116-113,115-113であり、1ラウンド、逆になればレベコの防衛という僅差だった。
実際、実力は均衡しており、今回もどちらが勝っても不思議でない。
前回僅差だったので、再戦したら逆になるかと言えば、なかなか難しく、同じ結果になる方が多いように思う。
それでも、もう一回、もう一回とやってるうちに、マニー・パッキャオVSファン・マニュエル・マルケスのように4回もやってしまうことがある。
だいたい負けた方が納得できずにもう一度と言うのだが、井岡vsレベコ戦は、そこまでやって欲しいカードではない。
スリリングなところが期待できないからだ。
チャンピオンになった井岡は、一層防御的なボクシングをするだろうから、レベコはコンビネーションがなかなか打てないのではないかな?
井岡はそういうボクシングをしていると、自分より背の高い同型のアムナット・ルエンロエンのような相手には勝てなくなるが、かといって、自分から打ち合いに出ていくと、目の前の敵のレベコに負けてしまうかもしれない。
だから、安全策を採って、いつもの引き足中心のボクシングになるだろう。
レベコが焦って墓穴を掘らない限りKOはなく、判定で井岡の勝ち。
次は、7のIBF世界ミニマム級タイトルマッチ、高山 勝成 VS ホセ・アルグメドだ。
ホセ・アルグメド(Jose Argumedo):27歳、19戦15勝(9KO)3敗(0KO)1分け、KO率47%
これ以外よくわからなかったが、最近、負けた試合というのが、去年の5月、空位のIBFラテン・ミニマム級王座決定戦で、カルロス・ベラルデ(Carlos Velarde)にスプリット・デシジョンで負け。
カルロス・ベラルデは、一昨年、当時のWBAミニマム級王者宮崎亮に挑戦して、善戦していたが5R痛烈なワンパンチKO負けを喫している選手。
この選手とそこそこの試合をしていると言うことは、アルグメドも結構、強いと見ていい。
WBCカリブ海ライトフライ級王者、メキシコ・ライトフライ級王者にもなっており、身体は高山よりも一回り大きそうだ。
最近の高山は日本人相手が多いので、甘く見ているのか、打たれても何倍も打ち返すというファイターみたいになっているが、メキシカン相手だとそれは危険だと思う。
やはり、スピードを生かした華麗なアウトボクシングで相手を翻弄する作戦がいいのでは?
アルグメドの動画を探したが見つけられなかったので、自信はないが、一応、高山の判定勝ちとしておこう。
最後は、8のWBO世界ミニマム級タイトルマッチ、田中 恒成 VS ビック・サルダール。
ビック・サルダール(Vic Saludar):25歳、オーソドックス、12戦11勝(9KO)1敗(1KO)、KO率75%。
身長・リーチ共に不明ながら、対戦相手の身長等から推測すると、多分、身長は165cm~168cm、リーチは170cmくらいと思う。
体格的には田中と同じか、やや大きく見える。
これは、かなりのボクサーと思う。
スピード、思い切りの良い鋭い踏み込み、強烈なパンチ。
スターになる要素を全て兼ね備えている。
まるで、小型マニー・パッキャオ。
アマチュアの経験も豊富と聞くし、田中恒成油断は出来ない。
一昨日から取り上げてきた8試合の中で、これが一番面白いのではないかと思う。
TV中継があればいいのだが。
おっと、予想を忘れていた。
サルダールの中盤KO勝ちとみた。

<2015.12.31 追伸① 結果>
8 WBO世界ミニマム級タイトルマッチ、田中 恒成 VS ビック・サルダール
田中恒成の6RKO勝ち。
こちらではTV中継がないので、詳細不明ながら、1Rから5Rまでサルダールの圧倒的優勢で、5Rにはサルダールが田中からダウンまで奪ったようだが、6Rに田中のボディ攻撃が功を奏し、大逆転KOとなった模様。
サルダールの油断としか考えられない。
予想は結果的には外れたが、自分のボクサーを見る目に自信を持った。
<2016.1.4 追伸 動画を見て>
今日ようやく動画を見ることが出来た。
まあ、5Rまでポイントは全て取られていたが、左ボディブローでの逆転KOの下地は出来ていたね。
減量の影響で身体が動かなかったと言うが、1R~5Rまでの田中の動きは悪くなかった。
それ以上にサルダールが良かったと言うことだ。
田中はまだ若いのでこの減量苦に耐えられ、回復力もあるようだが、これ以上この階級で戦うのは本人のためにならない。
次は、2階級制覇のWBOライトフライ級名チャンピオン、ドニー・ニエテスに挑戦し、2階級制覇を目指すべきだろう。
サルダールは、ボディに弱点を見せてしまったので、今後はもっとボディブロー対策をしないともう一度田中とやっても世界チャンピオンにはなれないだろう。
また、ちょっとワンパターン。
しかし、これでくじけることはない。
必ず世界チャンピオンになる器と見た。

<2015.12.31 追伸② 結果>
7 IBF世界ミニマム級タイトルマッチ、高山 勝成 VS ホセ・アルグメド
9R終了負傷判定2-1(87-84,85-86,87-84)でアルグメドの勝ち。
高山中盤ボディー攻撃に活路を見出したかに思えたが、左右両瞼からの出血で視界不良のため被弾も多く、ついに陥落。
目の傷が治りきらず、スパーリングできなかったのが響いたね。
試合できるコンディションじゃなかったということだろう。

<2015.12.31 追伸③ 結果>
6 WBA世界フライ級タイトルマッチ、井岡 一翔 VS ファン・カルロス・レベコ
11RTKOで井岡の勝ち。因縁のリマッチに決着をつけた。
今夜の井岡は強かった。
序盤、いつもの井岡と違って、まるで挑戦者のように前に出た。
背の低いレベコには、意外だったようで、パワーで負けた。
ところが中盤、またしても、引き足の井岡に戻り、ポイントをどんどん取り戻された。
しかし、終盤、レベコは井岡にボディを攻められ、ダウン。参ったね。
多分、井岡は、中盤は、序盤のようには攻めきれないとみて、じっくり、レベコの弱点を探っていたのかも。
レベコはスタミナ強化を図ってきたというが、ボディはいくら腹筋を鍛えてもタイミングのいいブローに対する耐久力を向上させるのは難しいのかも。
<2016.1.2 追伸 井岡VSレベコの採点を巡って>
10回までの採点で、96-94、97-93、94-96の2-1。
米国人ジャッジのジョン・ポートゥレイ氏1人がレベコを支持。
このことで井岡陣営がWBAの立会人にクレームをつけたそうな。
こんな採点は明らかにおかしいではないか、ということだ。
すると、立会人は、今後こういう問題が起きないようにすると約束したとか。
どっちもどっち、いろいろなことであきれ返る話だが、ま、WBAだからね。
そういうこともあるだろう。
だが、純粋に採点だけのことで言うと、私はレベコ支持の採点もそんなにおかしくはないと思う。
確かに、1Rから4Rまでは、井岡のフルマークだったと思う。
しかし、5Rからあきらかに井岡はアグレッシブに前に出るのはやめて、カウンター狙いに引き足のボクシングに変わった。
私はそれを見て、もうだいぶリードしたので安全運転に切り替えたのかな、あーあ、これではアムナットには勝てないなと思ったものだ。
というのは、この日の戦法はアムナットが井岡に対してやったのと同じ戦法だったからだ。
アムナット戦では、井岡は序盤にアムナットの威嚇戦法に力負けし、従来の出入りするボクシングができず、もはやアムナットが安全運転に切り替えているのに、攻め続けなければならなくなった。
ようするに、ファイターでもないのに攻めさせられている状態に陥ったのだ。
それでアムナットには完敗した。
だが、レベコはコンビネーションで攻めるタイプなので、(ロマゴンほどのパンチ力はないが)引き足の井岡にかなり攻め込んでいた。
私の採点でも9Rまでレベコで、レベコが逆転していた。
少し井岡に厳しいかなと思いつつも、ポイントではほとんど差はないだろうと思っていた。
しかし、レベコの出血やボディを嫌がっている様子から、かなりくたびれている感じはしていた。
井岡は逆に落ち着いており、10,11Rと連取して、最終回取られても最低引き分け防衛はできるが、あくまで攻め続ける姿勢を見せてユナニマスで勝つことを狙っているのかなと思った。
KOで勝てたのは、もちろん井岡が狙っていたからだが、狙いどおりにいくとは限らないわけで、結果的にそうなっただけ。
仮に12R判定で試合が終わったとして、私なら2ポイント差で井岡の勝ちにしただろう。
井岡の勝ちは勝ちだが、3-0,2-0の判定なら、許容範囲だ。
問題のジャッジがレベコ陣営に買収されていたとしても、あまりにおかしい採点は出来ないから、言い訳の立つ程度にレベコに有利につけたはず。
最終的には帳尻を合わすため11,12と井岡につけて、引き分けにしただろう。
これはあくまで途中経過だからね。
たぶん、このジャッジは口頭注意だけで、お咎めなしだろう。
そういうもんだよ。
固くなるなって。
井岡陣営もそれはわかっていて、牽制してみせただけだろう。

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