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2016年1月1日 / misotukuri

謹賀新年2016(去年読んだ本ベスト3他)

謹賀新年 

 今年もよろしくお願いします。
 去年は孫可愛いで1年があっという間に経ちました。
 健康面では夫婦共々あまり思わしくないですが、まあ、行けるとこまで行こかですかね。
 今年は切実さが増してきた認知の勉強をしたいと思います。

2016年 元旦

 さて、恒例の去年読んだ本のベスト3。

 1 「寄港地のない船」(ブライアン・W・オールディス)
 2 「泰平ヨンの未来学会議」(スタニスワフ・レム)
 3 「オペレーション・ノア」(野坂昭如)

 古い作品ばかりだが、新しいのも沢山読んだ。
 中でも「夜に生きる」(デニス・ルヘイン)は、エドガー賞受賞作品では10年に一度の大傑作と思うし、「教場」(長岡弘樹)も世界レベルの出来映えと思う。
 ただ、上記三作は普通でないのだ。

1 「寄港地のない船」
  スターシップ・テーマの幻の傑作「Non Stop」(1959年)の待望翻訳。
  半世紀以上前のSFだが古さを全く感じさせない。
  これは「由らしむべし知らしむべからず」の世の中で覚醒した民の運命の寓話だ。

2 「泰平ヨンの未来学会議」(1971年)
  去年公開の映画「コングレス未来学会議」(アリ・フォルマン)の原作。
  発表当時の時代背景を考えるとドラッグ・カルチャー批判かな?
  「病気は薬で治す」という薬物依存症が蔓延した未来社会、人類は薬で全てを解決する。
  レムのこの悪夢は既に現実かも。

3 「オペレーション・ノア」(1981年)
  再読。
  急死した大平首相と覚しき人物が色々な改革を一気にやったら?という思考実験。
  この35年間の諸々の改革が恐ろしいほど予言されている。
  どうやらこの小説から私は思想的に強く影響を受けていたみたいだ。
  政治に関心のある人がこの本を読めば絶対面白いと思う。
  野坂昭如に合掌。アンタは大した予言者だった。

 次に、去年見た映画ベスト3。

 1 「アクト・オブ・キリング」(12年、ジョシュア・オッペンハイマー監督)
 2 「her/世界でひとつの彼女」(13年、スパイク・ジョーンズ監督)
 3 「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」(85年、ラッセ・ハルストレム監督)

1 「アクト・オブ・キリング」は、1965年、インドネシアで起きた100万人以上と言われる「共産党員狩り」の大虐殺を実行した加害者本人に当時の自分を演じさせるという離れ業で作りあげた衝撃のドキュメンタリー。
 こうやって殺したんだと得意げに話すのを見ていると、この事件をハンナ・アーレントが言うアイヒマンの「悪の凡庸さ」と同一視するのは、どうかなと思う。
 精神異常者に支配される地域で、寝ぼけた人権思想を説いても殺されるだけだ。

2 「her/世界でひとつの彼女」は、iPhoneのSiri(シリ)が発展したみたいな人工知能と人間との恋愛話というだけでなく、2045年のシンギュラリティ(技術的特異点)を知っている人には、非常に深みのある話だと思う。
 「ポスト・ヒューマン誕生―コンピュータが人類の知性を超えるとき」(レイ・カーツワイル)や「東大准教授に教わる「人工知能って、そんなことまでできるんですか?」(松尾 豊, 塩野 誠 )などの本を先に読んでおけば、面白さは一層深まるだろう。

3 「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」は、薄倖の少年の笑って泣ける話。
 これは、絶対、見ておくべき映画だな。
 このドッグ(犬)は、母親の死後、伯父さん夫婦と同居することになったため別れざるを得なくなった主人公の少年の愛犬のこと。
 少年が愛犬のように吠えるシーンは、「シベールの日曜日」のラストで少女が号泣するのを思い出した。
 そうだ、レイダル・イェンソンの原作(翻訳)を手に入れて読むんだった。

 映画は、180本見た中で3本を選ぶのは至難の業なので、追加で選外10本をあげてみた。
 どれを見ても絶対面白いと自信を持って言える。

(順不同)
 「インターステラー」(SF、14年、クリストファー・ノーラン監督)
 「ランダム 存在の確率」(SF、13年、ジェームズ・ウォード・バーキット監督)
 「オープン・グレイヴ 感染」(ホラー、13年、ゴンサーロ・ロペス・ニガイエ監督)
 「トランセンデンス」(SF、14年、ウォーリー・フィスター監督)
 「エアボーン・ソルジャーズ」(戦争、12年、ライアン・リトル監督)
 「灼熱の魂」(戦争、10年、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督)
 「ヘッドハンター」(ミステリ、11年、モルテン・ティルドゥム監督)
 「永遠のこどもたち」(ホラー、07年、J・A・バヨナ監督)
 「太陽に灼かれて」(政治・恋愛、94年、ニキータ・ミハルコフ監督)
 「鉄くず拾いの物語」(ドキュメンタリー、13年、ダニス・タノビッチ監督)

 次は、自分なりに良かったと思ったことベスト3

 1 孫に「ジジ」と呼んでもらえたこと。
 2 デジイチで、マニュアル撮影が出来るようになったこと。
 3 プリンタのWiFi接続ができたこと。

 最後に、今年の目標を3つ。

 1 腕立て伏せ最低50回の体力の維持に努める。
 2 水を一日、2,400cc 飲む。(30分以内に500cc未満で)
 3 経験主義以降を再検討する。

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