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2016年2月19日 / misotukuri

この小説が読めない!

 昨年末、野坂昭如の「オペレーション・ノア」をウン十年ぶりに再読して以来、もう2月もそろそろ終わりが来ようとしているのに、まだ一冊も小説が読めていない。
 一応、今読んでいるのは、「白熱光」(グレッグ・イーガン著)と「偽りの楽園」(T・R・スミス著)なのだが、どちらもまだ1/3くらいしか読めてない。
 「白熱光」は、長編前作「ディアスポラ」のつながりにある作品で、ファースト・コンタクト(最初の接触)・テーマなのだが、そんなにスイスイ簡単に理解できる話でもない。
 だから、最初から時間はかかると思っていたし、未知の天体の未知の惑星の欠片上に生息する未知の知的生命体が、ほとんど算数レベルの数学で、ニュートンの万有引力の法則を実験と計測を繰り返しながら徐々に理論化していくのを読むのは一応面白いことは面白いのだが、こういうのをSFファン以外の者が読んでも、というよりそもそも辛抱して読めるかな?と思ってしまう。
 まあ、これは半年がかりでボチボチ読もうと心に決めて、スイスイ読めそうな別の本も同時並行で読もうと思い、図書館で「偽りの楽園」を借りてきた。
 この作品の作者の本は、「チャイルド44」、「グラーグ57」、「エージェント6」の三部作を読んで以来だが、これほどの傑作を書いた後、どんな傑作かと大いに期待したのだが、正直あんまり面白くないね。
 今のところ上巻の半分以上まで来ているのだが、スウェーデンにも200年くらい昔は藁葺き屋根の家があったというのが、唯一の収穫で、トロール伝説や一見男女平等の開かれたスウェーデン社会が一皮剥けば全然別の素顔を見せるなどと言うのは、「ミレニアム」シリーズ(スティーグ・ラーソン著)や去年亡くなったヘニング・マンケルのミステリ・刑事ヴァランダー・シリーズを読んだり、イングマル・ベルイマンの映画を見て知っているので、それほど驚きもしない。
 それに、英国には似たような題材の作品もあって、例えば、S・J・ボルトンのデヴュー作「三つの秘文字」なんかは、舞台はスウェーデンではないけれど最初からグイグイ引き込まれるほど面白かった。
 まあ、これと比べると、テンポが遅いというか、なかなか面白くならないので、もう投げだそうかなと思ったりもしている。
 途中で投げ出すと言えば、「オービタル・クラウド」(藤井大洋著)も読んでいたが、30ページくらい読んで投げ出した。
 あってもなくても良いような無駄な会話が多すぎて、全く面白くないのだ。
 世評が高い作品なので、もう少し辛抱すれば良かったかも知れないと、ちょっと後悔している。
 しかしまあ、読めないね、なかなか、読み通せない。
 どーしてかな?
 小説以外はまあまあ読んでいるのだが・・・
 風邪なんか引いて寝込むと、よく本が読めるのだが、などとアホなこと考えたりする。
 高血圧の治療薬を飲んでいると脳の老化が2倍速いというが、そのせいかな?

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