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2016年2月26日 / misotukuri

木村悠VSガニガン・ロペスを予想する(結果付き)

 昨日に引き続き、3月4日のアンダー・カードの世界戦、WBC世界Lフライ級タイトルマッチ
木村 悠 VS ガニガン・ロペスを予想してみよう。
 先に両者のデータ比較をしておくと、つぎのとおり。
 木村:32歳、オーソドックス、身長162cm、リーチ163cm、21戦18勝(3KO)2敗(1KO)1分け、KO率14%
 ロペス:34歳、サウスポー、身長164cm、リーチ165cm、32戦26勝(17KO)6敗(1KO)、KO率53%
 去年、大番狂わせでペドロ・ゲバラを逆転王座奪取した木村悠だが、評価はイマイチ。
 獲るより難しい初防衛戦で、やはり世界王者の器だったと証明できるか、それが見所だ。
 木村は、8回戦時代に、現WBAの同級王者”つよかわいい”の田口良一に6RTKOで敗れている。
 スピード、手数、パンチ力で圧倒されてのもので、木村にボクシングさせなかった田口との差は今でも埋まっていないと思う。
 ペドロ・ゲバラへの挑戦試合は、5Rまでフルマークで圧倒されていたが、6Rから開き直って攻めの姿勢に転じ、ボディー攻撃で突破口を開き、身体が大きくなって減量がきつかったゲバラのスタミナ切れもあって、徐々にポイントを取り返し、最終回でついに逆転したもので、ある意味、人生の縮図を見る思いで感動したが、それはまあ、うまく行った例のことだ。
 今度は、チャンピオンとなって、さて、どういうボクシングが出来るか?
 あまり、柄にもないことをやろうとすると失敗するとしたものだから、木村は自分の長所を生かしたボクシングを心がけるべきだ。
 相手のガニガン・ロペス(Ganigan Lopez)は、戦績を見ると、ペドロ・ゲバラ、デンバー・クエリョ、アドリアン・ヘルナンデスなど一流のところには負けているのが目に付く。
 特に、デンバー・クエリョにはミニマム級時代に2RTKOで敗れており、ハハン、こういうタイプに弱いんだなと思える。
 早速、動画を見たが、全く、ボクシングさせてもらえていない。
 ひ弱なサウスポーといったイメージ。
 最近のMateo Handigとの動画も見たが、こちらは、前半思いっきり打ってくる相手に圧倒されていたが、8Rくらいから相手が目に見えて失速し、変わらぬペースで戦っていたロペスに判定は上がった。
 この二つの動画でわかるのは、ロペスは中間距離で一定のリズムで戦っている限り力を発揮するが、接近戦や変則的な動きには対応できないタイプだ。
 特に、前に足が出ないし、左ガードが甘く、相手の右フックやロングをよくもらって見栄えが悪い。
 ただし、細身だが、後半になってもスピードや姿勢が崩れないのは、スタミナがあると言える。
 タイプ的には、ゆっくり攻めるタイプの木村とは結構噛み合うのではないか?
 木村は思いきって接近戦を挑むと面白いが、さてどうなるか?
 正直、どちらが勝ってもおかしくないと思うが、一応、ゲバラを攻略した木村の方が上と見て、判定で勝つだろうと思う。
<2016.3.4 追伸>
 TVの視聴環境が悪く、まだ見れていないが、ニュースによれば、どうやら、木村が0-2で負けたようだ。
 やっぱり、前回の試合は、フロックだったのかなあ。
 多分、ガニガン・ロペスのパンチはともかくも、スピードと連打に負けたのだろうと思う。
<2016.3.19 追伸>
 ようやく、フルバージョンの動画を見ることが出来たので、今更だが、その感想を。
 私の採点では、やはり、118-110でロペスの勝ちだ。
 点差ほどの差はないと思うが、ラウンドごとに差をつける10ポイント・マスト方式では、木村につけるのは難しいラウンドが続いた。
 それでも木村のラウンドにしてもいいかなと思える疑問ラウンドが3つあったが、それを全部木村につけても2ポイント差でロペスの勝ちは動かない。
 平均ペースで戦うロペスを崩すには、接近してガンガン攻め切るしかないのに、攻め込んでも当たらなければいったん距離を取るようでは、反撃されて何にもならない。
 それに踏み込みが足りないから、リーチの差がモロに響いて、的中率が悪かったね。
 ロペスが強かったというより、木村に策がなさ過ぎたと思う。
 木村は、どうしても勝つのだというモチベーションを持つのが難しかったんじゃないかな?
 そうなったら、身体を壊す前に引退した方がいい。

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