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2016年6月24日 / misotukuri

国民投票で英国EU離脱!をボクシング的に判定する

国民投票で英国の欧州連合(EU)離脱が決まった。
残留派のキャメロン首相は10月をめどに辞職することを表明した。
離脱支持 1741万742票(得票率51・9%)
残留支持 1614万1241票(得票率48・1%)
接戦ではあったが、結構な差がついたね。
これはボクシングの10ポイント・マスト・システムで12R判定勝負とすると、119-109か118-110の判定と同じ。
見た目以上の大差で、驚いた。
10ポイント・マスト・システムというのは、簡単に言うと、ラウンドごとに優勢な方に10点、劣勢な方に9点を必ずつけるというやり方で、フル・マークの判定なら、120-108になる。
総点数228点の内、フルマークで勝っても、得点率は52.6%、負けても47.4%。
まあ、判定勝ちというのは、せいぜいそのくらいの差のものでしかない。
だから、2点差の115-113というのは、1Rの動向でひっくり返るというものすごい僅差だが、逆に中盤戦終わって(つまり8Rまでで)2点差というのは、負けている方としては、終盤戦4Rを全て取らないと勝てないということになる。
国民投票は、10ポイント・マスト・システムではないが、無効票を除き、投票総数をどちらが取るかというゼロ・サム・ゲームでもあるから、同じようなもの。
今回の国民投票は、序盤は離脱有利、中盤は残留盛り返し微差リード、終盤形勢不明の接戦。
残留有利というマスコミ報道が多い中、投票日直前離脱がやや有利という情報だったので、マスコミの離脱のデメリットや残留有利報道を目にする度、逆にこれはひょっとするとと思っていた。
大本営発表だったんだな、これは。
あ、そうそう、予想屋Jinchan、何してたんだろう?
結果がわかった今から、そうだと思ったなんて、言ったってね、ダメだよな。
EU残留派コックス議員の暗殺事件も、事件直後はともかく、思ったほど残留に流れなかったのは何故だろうか?
両派ともこれを政治利用しようとしなかったという良識があったということか。
沖縄の米軍属による婦女暴行殺人事件と大違いだね。
コックス議員を殺害した犯人は、精神障害者と言って間違いない人間で、多分、黒幕がいる。
この時期にどちらの側の黒幕が焚きつけたかわからないが、残留派にとっては損はない事件だった。
英国のEU離脱が、EU解体に向かうかどうか不明だが、ドイツのメルケル首相らにうんざりしている勢力は勢いづくだろう。
国民投票は究極の民主主義だが、EUというのは、同じ民主主義を標榜していても、実体はエスタブリッシュメントがテクノクラートを使って支配している社会民主主義と言う名の全体主義だからね。
理念で生きた経済や政治をどうこうできるという奢りが招いた結果だ。
また、EU離脱についてエリート官僚主義や移民流入問題と併せて議論されることが多いが、ポンド=ドルVSユーロの覇権争いという秘められた側面もあるのではないか?
情報が操作されているので、にわかには信じがたいかもしれないが。
ドルの基軸通貨としての確固たる復権は、ユーロを叩き、人民元を叩くことで、果たされる。
EUの経済がうまく行っていると言う派とうまく行ってないと言う派があって、私は後者の見方で、ユーロは過大に評価されていると思っている。
それはユーロの自己評価に過ぎないのだが、それをポンド=ドル連合が許してきたのは、東西冷戦の終結と関係があるだろう。
日本は、一時的に影響があるだろうが、EU自体が解体すれば同じことだ。
まあ、株価に影響が出たら、そらみろ、消費税増税延期してよかったじゃないか!ということになる。
離脱は2年も先のことなのに、このことでいきなりポンド、ユーロが安くなり、円高になるというのは、為替も株と変わりなくなったのかな?
実体でなく雰囲気で変動しているようだ。
さっそく、参議院選の争点になりそうだと言っている向きもあるようだが、アベノミクスがうまく行っていなかろうが、反安倍勢力もアベノミクスに替わる対案に苦労しそうだ。
結局、参議院選は先行き不安から与党に有利に働くだろう。

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