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2016年7月31日 / misotukuri

映画「マジック・クリスチャン」のおふざけがマジに度

 映画「マジック・クリスチャン」(69年、英、ジョジェフ・マクグレイス監督、ピーター・セラーズ、リンゴー・スター他)を見た。
 これも学生時代以来なので、半世紀近くの時が過ぎている。
 当然、ほとんど覚えていなかった。
 覚えていたのは、シェイクスピア劇の名優サー・ローレンス・ハーベイのハムレットが、有名な「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」のシーンで、一枚ずつ衣装を脱いで行くという男性ストリップだけ。
 クリストファー・リーが吸血鬼ドラキュラで出て来てとがった歯をむき出したり、ラクエル・ウェルチが女奴隷船の女王で鞭を振るったり、オカマ歌手の美女が誰かと思ったら、ユル・ブリンナーだったり、彼女が色目を使う相手の酔っ払いがロマン・ポランスキーだったりとハチャメチャ・ドタバタ劇だが、今にして思えば、なかなかの風刺劇ではないか。
 当時はおふざけと思っていたが、今やそれがマジの現象が蔓延している。
 「博士の異常な愛情」で4役をこなしたピーター・セラーズも人気絶頂の頃かな?
 リンゴー・スターも当時はデカい鼻と思っていたが、今見るとそれ程でもない。
 音楽は、ポール・マッカートニーだったんだね。
 原作は、「キャンディ」などのテリー・サザーンの同名小説。
 テリー・サザーンはアメリカのビートニク作家。
 「キャンディ」は映画も見たし、小説も読んだ。
 おまけに、元ネタのヴォルテールの「カンディード」までも読んだ。
 脚本では「博士の異常な愛情」、「コレクター」、「シンシナティ・キッド」、「バーバレラ」、「イージー・ライダー」などすごいのをやっている。
 監督以外は、超ビッグ・ネームぞろいだな。
 くだらないと思いつつ、最後まで見たが、やっぱりくだらなかった。
 面白かったけどね。
 では。

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