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2016年8月24日 / misotukuri

河野VSコンセプション、田口VS宮崎を予想する(結果付き)

もうじきボクシングの世界タイトルマッチが続くので、早めに予想を済ませておきたい。
まずは、8月31日のダブル・世界戦。
1.WBA世界Lフライ級タイトルマッチ 田口 良一 VS 宮崎 亮
2.WBA世界Sフライ級タイトルマッチ 河野 公平 VS ルイス・コンセプション
これは、どちらも久々に面白いカードだね。
正直、どっちが勝つかわからない。
こういうときには、冷静なデータ比較と評価が大事だろう。
<1.WBA世界Lフライ級タイトルマッチ 田口 良一 VS 宮崎 亮>
田口:29歳、身長168cm、リーチ172cm、オーソドックス、27戦24勝(11KO)2敗1分け、KO率41%
宮崎:28歳、身長155cm、リーチ158cm、オーソドックス、28戦24勝(15KO)1敗(1KO)3分け、KO率54%
田口の方が体格は二回りくらい大きいが、宮崎はこの体格でもウェイトがキツいくらいで中身が詰まっている感じだ。
だが、この試合、宮崎の減量がキーポイントで、これがうまく出来なければ、もう先はないので、宮崎は引退だろう。
更に階級を上げてフライ級で戦うのは、さすがにサイズ的に無理。
宮崎はこれが世界チャンピオンに返り咲くラストチャンスで、それを与えてくれた田口陣営に感謝しなければならない。
宮崎の魅力は一発で倒すあのパンチ力だね。
どんなに劣勢になっていても、あのパンチが生きている限り、試合をひっくり返すチャンスがある。
特に左の使い方がうまい。
と言うより、ほとんど左しか使っていない感じで、左フックの二段打ち、ジャブ、カウンターが抜群で、日本人離れしている。
カルロス・ベラルデとのWBA世界ミニマム級タイトル初防衛戦など、まさに最高の出来だった。
しかし、その分、左ガードがお留守になっており、田口のような長身ボクサーに距離を取って戦われたら、道化になってしまう恐れがある。
特に田口とは身長差13cm、リーチ差14cmもあり、宮崎とすればインファイトするしかない。
あるいは、マイク・タイソンやユリオルキス・ガンボアのように鋭い出入りで強打をぶちかますか。
田口とすれば、宮崎はサイズ的にはタイトルを獲得した相手アルベルト・ロッセルと同じで、その時の反省が役に立つだろう。
ロッセルには打たれなかったが、宮崎だと危ないかもと思えるシーンがあった。
激しくジャカジャカ攻め立てるのはいいが、もっと狙いを絞って攻めるべきでは?
宮崎はライト・フライでもウエイトを作るのが大変そうだから、田口としてはボディ狙いかな?
宮崎の調子次第だが、大激戦間違いなしで、ホントよくわからないのだが、ダウン応酬の末、判定で田口の勝ちだろう。
<2016.8.31 結果>
日本人対決の指名試合だったが、田口のスピードが速すぎた。
8R終わって私の採点では田口のフルマーク。
宮崎にはもうKOするしか残されていなかったね。
とにかく、宮崎はもっと攻めなければ話にならない。
12Rだけお情けで宮崎につけて、119-109で田口の完勝。
3人のジャッジは、116-112,117-111,119-109の3-0で田口の勝ち。
この分では、田口はフライ級に上げてもいけそうだ。
井岡も真っ青になったのでは?

<2.WBA世界Sフライ級タイトルマッチ 河野 公平 VS ルイス・コンセプション>
河野:35歳、身長168cm、リーチ170cm、オーソドックス、42戦32勝(13KO)8敗1分け、KO率32%
コンセプション:30歳、身長157cm、オーソドックス、38戦34勝(24KO)4敗(2KO)、KO率63%
遅咲き河野ゆえ、負け数が多いが、共に堂々の戦績だね。
この試合、ルイス・コンセプションが日本のリングで戦ってくれるだけでもファンとしてはうれしい。
コンセプションの魅力は、もちろんあの豪快なKOだが、ノーガードで戦うからエルナン・マルケスに2回もKOされている。
打たれ弱くないからノーガードで戦うのだろうが、マルケスのような強打者にかかるとやっぱり倒されてしまう。
マルケスとは3回戦い、最近の試合では判定3-0(120-107×2、120-109)で勝っている。
コンセプションは長らくフライ級で戦っていたが、一昨年にWBAスーパー・フライ級の暫定王座に就いてから、4試合スーパー・フライ級で戦っている。
注目は、去年の4月にWBCのスーパー・フライ級王者のカルロス・クアドラスに挑戦し、3-0(117-111×2、118-110)の判定で敗れていることだ。
クアドラスは誰とでも戦う、まさに戦うチャンピオンで、来月9月10日にはあのロマゴンの挑戦を受ける。
ま、それはともかく、コンセプションはクアドラスには歯が立たなかったみたいだね。
ただし、KOはされなかった。
この試合の動画を改めて見てみると、クアドラスはコンセプションのパンチを警戒して、常に距離を取って戦っていたね。
絶対にコンセプションを接近させまいという態度がありありだった。
そしてコンセプションが接近を休むと、逆にすぐに飛び込んで左右フックを打って、コンセプションが反撃する前にパッと離れて安全距離まで下がっていた。
河野はずっとスーパー・フライ級で戦っており、コンセプションよりも体格はかなり勝っている。
しかも、河野はタフ・ボーイというあだ名のとおり、打たれ強い。
だから、河野にクアドラスのような常に距離を取って戦うボクシングが出来るかと言えば、難しいと思う。
コンセプションのパンチがどれほどのものか、一発受けてみたい気もあるんじゃないか?
何だ、この程度か!となれば、両者、打ち合いとなって、試合としては面白い。
河野には田口とはまた違ったチャカチャカ速い独特のリズムがあり、コンセプションも多分これに悩むだろう。
河野はKO率こそ大したことないが、テーパリット、リボリオ・ソリス、デンカオセーン、亀田興毅らからダウンを奪っている。
特にガンガンやって来るという点ではコンセプションはテーパリット(4RKO)に似ている。
意外と、河野が打ち勝ってコンセプションをKOするかも知れない。
その可能性は高い。
多分、河野はクアドラスのようには逃げないだろうから、どちらが勝ってもKO必至だな、これは。
中盤の終わり9Rくらいで河野の左フック一閃KO勝ちでどうか。
試合が楽しみだ。
<2016.8.31結果速報>
まずは、速報だが、河野の0-3判定負けのようだ。
詳細は、TVを見てから。
<2016.8.31結果>
ジャッジの採点では115-113,116-112×2でコンセプション。
私の採点では、115-113で河野の勝ち。
激しい試合だったが、やっぱり、河野はクアドラスのように距離を取って戦えなかったね。
スタイル的に難しいと思ったよ。
しかし、ホント、河野の勝ちでも、引き分けでも良かったと思う。

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