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2016年8月25日 / misotukuri

井上 尚弥VSペッチバンボーンを予想する(結果付き)

9/4(日)にWBO世界Sフライ級タイトルマッチ、井上 尚弥VSペッチバンボーン・ゴーキャットジム(リングネーム:Petchbarngborn Kokietgym、本名:Karoon Jarupianlerd)があるので、早速、予想してみようと思う。
まずはデータ比較から。
井上:23歳、身長164cm、リーチ173cm、オーソドックス、10戦10勝(8KO)、KO率80%
ペッチ:31歳、身長、リーチ不明、オーソドックス、46戦38勝(18KO)7敗(1KO)1分け、KO率39%
ハード・パンチャーの宿命で拳を痛めていた井上尚弥のスーパー・フライ級での3回目の防衛戦だが、ペッチバンボーンは、正直、楽な相手だろう。
戦績も平凡だし、日本人の有名どころによく負けている。
むしろ、この戦績でよくここ(世界タイトルに挑戦するところ)まで来たという感じ。
だが、そう侮っていると、落とし穴があるので、井上としては全力で粉砕すべしだな。
もっと詳しくデータを見ていくと、ペッチバンボーンは、いわゆる地域タイトル・コレクター。
ライト・フライ級でタイ国内チャンピオンになってから、WBCスーパー・フライ級アジア・チャンピオン、PABA同級暫定チャンピオン、PABAフライ級チャンピオン、WBOオリエンタル・スーパー・フライ級チャンピオン、WBOアジア・太平洋・スーパー・フライ級チャンピオンと総なめで、現在、16連勝中(内、9KO)。
日本以外のアジアで無敵という感じだな。
これは、井上尚弥の弟の井上拓真(OPBFスーパー・フライ級チャンピオン)と先にやらせてみたかったね。
でもまあ、ペッチバンボーンとしては、念願の世界タイトル初挑戦で、まあ、実績としては十分だろう。
日本人だったら、ここまで待たされずにもっと早く世界挑戦が出来たはず。
ただし、世界挑戦が出来るというのと世界タイトルが取れるというのはまた別物。
ペッチバンボーンの動画がないか探しているのだが、よくわからない。
一目見れば、だいたい、そのレベルがわかるのだが、・・・
と思って、Petchbarngborn Kokietgymで検索したら、結構出ていた。
早速、ノルディ・マネカネ、Frans Damur Palue、Macrea Gandioncoとの3試合見た。
ノルディ・マネカネとの試合は前に一度見ていたことを思い出した。
これら3選手のデータから、ペッチバンボーンの身長、リーチがだいたいわかった。
Macrea Gandioncoの身長が163cmなので、ペッチバンボーンはそれより数cm高く見える。
よって、多分、ペッチバンボーンの身長は高くて167cmくらいで、リーチも同じくらいだろう。
顔が大きいのででかく見えるが、サイズ的には井上と変わりないだろう。
3試合見て思ったのは、身体が柔らかく、タフで、無駄な動きをしない省エネ戦法、左ジャブなし、左フックと右ショート・ストレートに威力があるということ。
ウーン、これ、井上なら7割の力でKO出来るだろうか?
序盤でKO出来なければ、前回のデイヴィッド・カルモナみたいに粘られそうに思える。
また拳を痛めるのが心配だ。
試合の予想と言っても、井上が勝って当たり前なので、どういう勝ち方をするかだな。
井上の強襲戦法はもう研究され尽くされていると思うので、3RまでにKO出来なければ、すぐにチャンスがあればKOを狙うという戦法に切り替えるべきだろう。
12R全てのラウンドでKO出来るパンチを温存しつつ、KOにつなげる意味のある攻撃をすべきだ。
ペッチバンボーンはロマゴンと全然違うタイプだが、タフという点では共通している。
身体が柔軟でタフな相手を如何にして攻略するか、そこが見ものだ。
タイミングとカウンターと思うが・・・
<追伸2016.09.04結果>
10RTKOで井上のV3。
井上は、右拳と腰を痛めていて本調子ではなかったが、完勝だった。
ペッチバンボーンは根性もテクニックもあって思ったより良い選手だったが、やはり世界チャンピオンになるには、パンチ力あるいはスピードのどちらでもいいが、一つだけでも井上と同等レベル以上のものがないとダメだろう。
地域王者と世界王者の違いがわかった試合だった。
なお、井上尚弥の弟、拓真(WBCスーパー・フライ級4位)は、53kg(バンタム級)の契約ウェイトでフローイラン・サルダールと戦い、3-0の判定でダウン応酬の逆転勝ち。
調子が悪くてもKOで決める兄と調子が良くても判定に終わる弟。
出来の良すぎる兄貴を持つと弟もつらいね。
ロンドン五輪バンタム級銅メダリスト清水聡は、58kgの契約ウェイト(スーパー・フェザー級)で韓国のフェザー級チャンピオン、イインギュに5RTKOで勝ち、プロ・デビュー戦を飾った。
1Rからダウンを奪う圧勝だったが、当て勘の良いのには驚いた。
すぐに東洋レベルまでは行くだろうが、あの突っ立ったスタイルでは身長差がある場合には有効だが、それ程差がない相手には苦戦するだろう。

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