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2016年9月8日 / misotukuri

山中VSモレノ2&ルイスVS長谷川を予想する(結果付き)

 9月16日(金)のWBC世界バンタム級タイトルマッチ、山中 慎介 VS アンセルモ・モレノとWBC世界Sバンタム級タイトルマッチ、ウーゴ・ルイス VS 長谷川 穂積の試合を予想してみよう。

 まずは、WBC世界バンタム級タイトルマッチ、山中慎介VSアンセルモ・モレノ。
 これは、昨年9月に行ったリマッチ。
 山中はその間、リボリオ・ソリス(ベネズエラ)とV10戦を戦い、大苦戦している。
 モレノは、スリヤン・ソールンビサイ(タイ)との挑戦者決定戦を大差判定で勝っている。
 山中はソリスにあれほど苦戦するとは思っていなかっただろう。
 山中とモレノは左対左で、身長、リーチなど体格的にはほぼ同じ。
 違いはボクシング・スタイルだけ。
 山中は左ストレート中心のKOパンチャーだが、モレノはゴースト(幽霊)と異名を取るくらい相手のパンチを当てさせないテクニシャン。
 まさに剛対柔で、対照的。
 山中はスリヤン戦あたりから、攻め込まれると防御がなってない、特にクリンチなど練習したことあるのか?と思うほど下手だったという欠点を暴露した。
 モレノは、4回戦ボーイの時の1敗を除き、アブネル・マレス戦で初黒星、ファン・カルロス・パヤノ戦で2敗目。
 これら2つの敗戦で、がむしゃらに攻め立てられると防御しきれないという欠点を暴露した。
 それで、前回の山中VSモレノ戦では、ペースはモレノが握っていたが、防御的なのでポイントが行かず、終盤になって山中が左ストレート中心のボクシングに立ち戻ってようやくペースを取り戻した。
 あの試合、よくて引き分けが妥当なところだった。
 再戦ではどちらがより相手を研究したかで決まると言われているが、さてどうだろうか?
 山中は前回の終盤の教訓で、モレノとテクニック合戦するより、開き直って、自分本来の得意なスタイルを通した方がいいんじゃないかと思うだろう。
 間合いを取って、右ジャブ、左ストレートのワンツー、あるいはツーワンを通すこと。
 モレノは、前回の反省で、敵地なのでもっと積極的に行って、はっきりとポイントを取らないとダメと思っただろう。
 つまり、変化する余地はモレノの方が多いと思う。
 山中はフックが打てないので、決してスリヤンやソリスのような強引な攻めはしないだろう。
 モレノとしては油断しない限り被弾はしないという安心感を持っているだろう。
 山中はモレノが右でボディーを打ってきた時がチャンスだろう。
 序盤で何度か右フックを合わせるようにすれば、当たらなくても、あの探りを入れるような気のないボディー攻撃を止めさせることが出来よう。
 モレノのボディー攻撃さえ殺せば、攻撃パターンが急に少なくなる。
 モレノとしては、山中のパンチが空を切るのを審判に見せつける必要がある。
 スピードでもテクニックでも全然問題にならないくらいこっちが優れているよというアピールをするのが大事だろう。
 大して威力のないパンチでも数多く当たればそれなりに効いてくる。
 さあ、どうかなあ、難しいな。
 山中のもう一つの心配点は、モチベーションの低下、防衛疲れだ。
 本人は内心もうそろそろこのへんでいいかな?などと思っているようだと、先の内山のように全くダメだろう。
 もし、モレノを倒して乗り切れたら、連続防衛日本記録更新も可能だろう。
 ズバリ、山中に分の悪い引き分けだろう。
 それで、一つか二つ置いて、ラバーマッチ(再々戦)だな。
<2016.9.15 追伸 山中VSモレノ 結果速報>
 7RTKOで山中がモレノを倒し、V11。
 今年のベスト・ファイト。
 1Rから積極的に出て来たモレノに押されていた山中が起死回生の左ストレートのカウンターでダウンを奪う。
 4Rはモレノの右フックで山中痛烈なノックダウン。
 6R、山中の左ストレートでモレノ、コーナー・ポストまで吹っ飛ぶダウン。
 7R、山中、2度ダウンを奪って確実に仕留めた。
 スゴイな。
 モレノはこれがバンタム級最後のファイトと言うから、減量がキツかったのだろう。
 長期戦は不利と見て、最初からフルパワーで仕掛けてきて、その戦術は成功したかなと思ったが、落とし穴があった。
 ディフェンシブなファイトするモレノが、アグレッシブにファイトすれば、被弾の確率も高くなる。
 案の定、1R逆転のダウンを奪われた。
 一気に前回同様のディフェンシブなファイト・スタイルに戻るのかと思ったら、相変わらず、なにくそとばかりにアグレッシブに出たのは、モレノは判定では勝てないという意識が強かったのだろう。
 こうなれば、早期決着をつけてやるぞとモレノが打って出たのは、WBAの元スーパー・チャンピオンの誇りだろう。
 4R山中が完全にペースを握ったかと思った矢先、逆にモレノが右フックで山中をひっくり返した時には、モレノは、これはKO出来ると思っただろう。
 しかし、それが山中にとっては逆にチャンスだった。
 モレノが逃げずに向かってくれば、神の左を当てやすい。
 山中とすれば、必ず、KO出来ると思っただろう。
 そうは思っても、なかなかできないとしたものなのに、山中はやっぱりスゴイ。
 バンタム級の名勝負の歴史に大きな名前を刻んだね。

 次に、WBCスーパー・バンタム級タイトルマッチ、ウーゴ・ルイス VS 長谷川 穂積。
 これは、予想と言ってもねえ。
 ウーゴ・ルイスも亀田興毅と戦って、1-2スプリット・デシジョンで判定負けした(113-116、117-113、113-115)時のようなひ弱さはなくなっているだろう。
 特に、フリオ・セハとの二階級制覇した二連戦は凄かった。
 初戦、倒し倒されつの末、5R逆転TKO負け。
 二戦目、初回TKO勝ち。
 ただし、相変わらずの打たれ弱さは、変わっていない。
 長谷川は、キコ・マルチネスとの試合(7回KO負け)で暴露したように、とにかくもう相手のパンチに耐えられる身体でなくなっているのではないか?
 だって、テクニックはまだまだ衰えていないので、何度ダウンを奪われてもポイントでは勝っているのだが、最後には疲れて力尽きてしまう。
 今度のルイスへの挑戦も、八重樫の三階級制覇を見てオレもと思っているのかも知れないが、無謀と思うな。
 早々とKOされてすっきりして引退出来るのでは?
 ズバリ、4RKOでルイスの勝ち。
<2016.9.15 追伸 結果速報>
 まだ、映像を見ていないので、よくわからないのだが、9R終了TKOで長谷川穂積の勝ち。
 日本人最年長での三階級制覇成功。 (35歳9ヶ月、バンタム、フェザー、スーパ・バンタム)
 スゴイが、素直にスゴイとは言い難い、?の内容だったようだ。
 ルイスは故障したのかな?
<2016.9.15 追伸 ルイスVS長谷川> 
 山中VSルイス戦が早く終わったので、1R、5R、9Rのみ放送で見た。
 納得だな。
 山中の文句なしの勝ちだ。
 ルイスは1Rのバッティングで鼻を切ったのが最後まで響いたようだ。
 鼻血で呼吸がすぐに苦しくなり、スタミナを急速に消耗した感じ。
 9Rの終盤のアッパーからものすごいラッシュは迫力があったが、詰め切れず逆に長谷川の右を顔面にだいぶ貰っていた。
 ルイスはやはり、もう一つ上のフェザー級がいいんじゃないか?
<2016.9.17 追伸② ルイスVS長谷川>
 フルラウンド動画で見た。
 私の採点では、2R以外すべて長谷川のラウンドで、9Rまでで78-72の長谷川の勝ち。
 バッティングによる減点が双方にあり、負傷判定になるところだったが、ルイスがギブアップしてくれて良かった。

 

 

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