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2016年10月24日 / misotukuri

田口はカニサレスをKOできるか?

 昨日に続き、大晦日のWBA世界ライト・フライ級タイトルマッチ、王者田口良一VS同級3位カルロス・カニサレス戦を考えてみよう。
 予想をするにはちょっと早すぎるのだが、予想になっているかも。
 カニサレスと言うから、往年の名チャンピオン、オーランド・カニザレス(Orlando Canizares:
IBF世界バンタム級王座16度防衛)の息子かと思ったが、違ってた。
 カルロス・カニサレス(Carlos Canizares)は、ベネズエラ人で、オーランド・カニザレスはメキシコ系アメリカ人だった。
 カニサレスとカニザレス、サとザの違いは方言みたいなものか。文字は同じCanizares。
 イタリア語では北部はザと濁り、南部はサと澄むというのは、聞いたことがあるが、スペイン語は知らない。
 それはともかく、このカルロス・カニサレスのランキングが奇妙だ。
 3位なのだが、1年前に当時WBAのフェデラテン・ライトフライ級チャンピオン、ロベルト・バレラ(Robert Barrera)に挑戦して、判定で勝っているのだが、WBAのランキングではバレラが1位というわけのわからないことになっている。
 Youtubeでこの試合の動画を見つけたので貼り付けておこう。
 https://www.youtube.com/watch?v=RgwcwjGlVLg
 バレラが12戦12勝(7KO)、カニサレスが9戦9勝(9KO)という無敗対決だったが、ご覧のとおり両者見事なボクシングで、カニサレス(背の低い方)が終始攻めていたようで、判定でカニサレスがタイトルを奪取した。
 この試合を見る限り、カニサレスはなかなかのコンビネーション・パンチャーだ。
 ただ、終盤疲れたようで、スタミナ面でちょっと問題がありそうだ。
 ただし、テクニックはともかく、KO率100%という数字ほどのパンチの強さは感じられなかった。
 詳しい戦績を調べると、対戦相手がヒドすぎる。
 デビュー戦とか未勝利の4回戦ボーイばっかり。
 現在、16戦16勝(13KO)だが、KOしている相手は5勝が1人、1勝が3人、未勝利が7人、デビュー戦が2人。
 それまで10戦以上のキャリアのある選手は3人で、うち2人はKOしているが、バレラには判定勝ち。
 少なくとも、バレラ以外にはOPBF東洋王者に相当するボクサーの対戦相手ではない。
 それなのに、このレベルの高さ!
 落差に驚くが、だからこそ、判定などなく、ほとんどKOで勝ってきたのかもしれない。
 ベネズエラはWBAのお膝元であり、レオ・ガメス(Leo Gamez)というWBAミニマム級初代王者でその後ライト・フライ級、フライ級、スーパー・フライ級と4階級制覇した名チャンピオンを生んだ所だ。
 レオ・ガメスもハード・パンチャーで、凄かったね。
 八尋史郎、戸田秀樹をKOし、セレス小林にはKO負けしたが、とにかくパンチが強かった。
 彼も17戦全勝で世界王者になったので、カニサレスが同じく17戦全勝で王座を獲得したら、これは話題になるね。
 カニサレスの欠点は、多分、ボディーだろう。
 背も153cmと低いが、がメスも152cmとやたらと低かったので、スーパー・フライ級までは行けるだろう。
 ただし、チャンピオンの田口が168cmとこのクラスでは背が高い。
 実に15cmもの身長差だ。
 しかも、田口は速くて、パンチが鋭く、多彩。
 前回の宮崎亮が156cmだったが、宮崎がついて行けなかったものね。
 田口はあの井上尚弥にも善戦したし、井上の破格のパンチにもKOされず、幾つか取ったラウンドもあったくらいだからね。
 多分、田口がKOで勝つと思うが、カニサレスのボクシング、楽しみだなあ。
<結果速報1>
 一応、裏録でまだ見ていないのだが、116-112,112-116,114-114の三者三様のドローだったようだ。
<結果>
 朝ナマを見た後なので、録画を見るのが遅くなった。
 私の採点では、115-113で田口の勝ち。
 田口はカニサレスをKOできなかったが、カニサレスも敵地であのボクシングでは王座奪取はできない。
 大振りのカニサレスはやはり後半失速したね。
 パンチ力も、トップレベルに通用するものではなかった。
 カニサレスは再戦希望だが、どうだろうか?
 

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