Skip to content
2016年10月26日 / misotukuri

映画「モンスターズ/地球外生物」の外から見たアメリカ度

 今日はWOWOWで録画してあった映画「モンスターズ/地球外生物」(10年、英、ギャレス・エドワーズ監督、スクート・マクナリー、ホイットニー・エイブル他)とその続編「モンスターズ/新種襲来」(14年、英、トム・グリーン監督、ジョニー・ハリス、ニコラス・ピノック他)を続けて見た。
 これ、ゲテモノSF宇宙怪獣映画じゃないね。
<第一作>「モンスターズ/地球外生物」
 6年前、地球外生物を積んだ宇宙船が大気圏に突入する際に爆発し、その破片がメキシコ北部に墜落し、まもなくそこは地球外生物の跋扈する危険地帯となった。
 メキシコ軍・米軍による地球外生物モンスターズ掃討封じ込め共同作戦が展開する中、帰国のためにその危険地帯を通る羽目になった米国人男女の決死のサバイバル行。
<第二作>「モンスターズ/新種襲来」
 宇宙船の破片は中東にも落ちていて、米軍はここでも地球外生物モンスターズの掃討作戦を強いられていた。
 誤爆で現地住民に被害が広がり、そういう米軍に反発する武装勢力が勢力を伸ばし、米軍はモンスターズと武装勢力を相手に難しい戦いを繰り広げていた。
 危険地帯の深部で連絡を絶った友軍の救出任務に出発した部隊が遭遇した苦難。
 この<第一作>のモンスターズというのは、麻薬戦争の象徴ではないかと思う。
 <第二作>のモンスターズは、アルカイダやISなどへの対テロ戦争の象徴だろう。
 <第一作>で、モンスターズがアメリカに入ってこないように、国境に万里の長城のような巨大な壁を築くのだが、その封じ込め作戦は失敗しているようだ。
 ここらはメキシコ系の不法移民の流入やメキシコ経由で持ち込まれる麻薬をくい止めるためにドナルド・トランプが壁を作るなんてことを言い出したのを先取りしたみたいな話だ。
 麻薬戦争の象徴の話は、男が巨大な壁をアステカ神殿の遺跡から眺めて、外から見たアメリカについての感慨を述べるシーンで気がついた。。
 映画の出来としては、<第一作>の方がよく出来ていると思う。
 <第二作>は、ありきたりで、<第一作>の二番煎じみたいなところが目立つ。
 これらの二作品を通じて言えるのは、何故、アメリカがそこまでして世界の不幸を救おうとしなければならないのか?というメッセージだろう。
 ある意味、余計なお世話なのだ。
 住宅地での掃討作戦は住民被害も生み、「アメリカこそモンスターズだ!」と言われるところなど、政治性がプンプン臭う。
 メキシコや中東で起きた危機は確かにその原因が米国にあったり、広がりの危険性を考えると、米国でなければ解決不能な問題かもしれないが、メキシコや中東はそれなりにそういう危機を回避するすべを見つけるかもしれない。
 だが、そういうことを指摘できるのは、外国にいるアメリカ人だろうというお話みたいな気がする。
 違うかもしれないが。
 では。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。