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2016年10月29日 / misotukuri

映画「マーシュランド」の肝心どころがよくわからない

 続けて見た映画の肝心どころがよくわからない。
 「マーシュランド」(14年、スペイン、アルベルト・ロドリゲス監督、ラウール・アレバロ、ハビエル・グティエレス他)と「バンクラッシュ」(16年、スペイン・アルゼンチン・仏、ダニエル・カルバルソロ監督、ルイス・トサル、ロドリゴ・デ・ラ・セルナ他)なのだが、誰か見てますかね?
 「マーシュランド」は、連続少女殺人事件の捜査物で、「バンクラッシュ」は銀行強盗物だが、非常によく出来ている。
 よく出来ているのだが、よくわからないのだ。
 以下、出来るだけ、ネタバレにならないようにぼかした表現にしてあるが、それでもしきれないこともあるので、お含みの上、お読みいただきたい。
 「マーシュランド」だが、結局、最後に「万事解決だな」と言った人間が少女たちを拷問して殺した真犯人で、犯人とされた男は使い走りさせられていただけということなのか?
 それなら、たくさん疑わしい人物が出てくるが、彼らももちろん関係者の一人ではあるが、殺しまではしていないということか?
 例えば狩猟宿にやってきたつば広の帽子をかぶった男。
 それでは彼を銃床で殴りつけて失神させて、湿地(マーシュランド)に連れてきた人間は犯人とされた男のように思えたが、あれはどういうことかな?
 「バンクラッシュ」の方も、強盗の一人が銀行の金よりも値打ちのある貸金庫にあったハードディスクをPCに繋いで開いた所、トロイの木馬が起動して中のファイルが全て削除されてしまったはずなのに、それがいつスマホにコピーされていたのか?
 それとも、スマホに転送されたのは、銀行強盗らの知らぬところで、トロイの木馬を仕込んだプログラムが起動して、ファイルを削除する前に指定する場所に転送されるようになっていたのか?
 このあたりの説明って、なかったように思うんだけど?
 カットされているのかもしれんな。
 こういう肝心どころがよくわからないと、オレってアタマ悪くなったのかと思う。
 まさか、あえてわからなくしているというのではあるまいな?
 「マーシュランド」の場合は、そういうこともあり得る。
 「全ては闇の中」というメッセージを言いたいんだろう。
 解決したと思っても、角度を変えて事件を見直すと、別の説明も成り立つという複雑な構成が最近のミステリにはなくもない。
 たとえば、マイケル・コナリーの「エコー・パーク」。
 未解決事件(コールドケース)ならぬ解決済み事件でも見直しが必要な事件もあろう。
 「マーシュランド」の事件もそういう事件かも知れない。
 だが、「バンクラッシュ」は、全くのエンターテインメントだから、そんな高尚な(?)議論の入る余地はないと思うので、オレが見落としたか、それとも、その説明部分が冗長だとか何かの理由でカットされているのか、どちらかだろう。
 では。

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