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2017年2月20日 / misotukuri

山中慎介VSカルロス・カールソンを予想する(結果付き)

3月2日、WBCバンタム級世界タイトルマッチ、山中慎介VSカルロス・カールソン戦がある。
アンダー・カードにブライアン”ハワイアンパンチ”・ビロリアや岩佐亮祐も登場するとかで、こちらの方も楽しみだ。
山中のタイトルマッチは、V12戦で、これに成功すれば、次はいよいよ具志堅用高のV13に王手を掛けることになるが、難敵アンセルモ・モレノとの激闘を制した後だけに、気の緩みが一番の大敵となるだろう。
データ的には勝って当たり前、何の面白みもない試合だが、意外とこういう時に限って、信じられないようなポカをしたり、大苦戦の末引き分けたりすることが多い。
だから、予想も相手の良いところもしっかり見ておいて、対策を練っておいた方がいいだろう。
まずは、データ比較。
山中:年齢34歳、身長171cm、リーチ175cm、サウスポー、28戦26勝(18KO)2分け、KO率64%
カールソン:年齢26歳、身長170cm、オーソドックス、23戦22勝(13KO)1敗、KO率57%
12度も世界戦に勝利し、内8つのKOしている世界チャンピオンと一度も世界ランカーと戦っていない7位の新進気鋭の若いボクサーをデータだけで比較するのは、無意味。
山中自身初の世界戦当時、5年前を考えれば、似たようなもので、カールソンが世界チャンピオンになれる器なら、上位ランカーが忌避して回ってきたこのチャンスを必ずや生かせるだろう。
彼のインタビュー記事など読むと、なかなかインテレクチュアルで、自分のことも山中のこともよくわかっているようで、決して侮れない相手だと思う。
ただ、ボクシングは反射神経で戦うもので、大脳神経で戦うわけではないから、国家間の戦争のようには行かない。
カールソンが勝つとすれば、山中の”神の左”を打たせないようにできた場合だろう。
カールソンは左ジャブに自信を持っているようで、山中の右ジャブとの差し合いをするつもりのようだ。
だが、それは危険だ。
このクラスでは高い身長のアドバンテージは、山中も同じ。
アウト・ボクシングしつつ、左右の強打で、チャンスとみるや、たたみかけるボクシングだが、距離を取って戦うボクシングになれば、アンセルモ・モレノ同様、カールソンはいずれは山中の”神の左”のえじきになる。
それが解っているならば、ジャブの後すぐに飛び込んでフック中心の連打による接近戦を敢行すべきだろう。
カールソンはリボリオ・ソリスの戦い方を良く研究すべきだ。
接近戦から距離を取る時には、絶対山中の左が届かない距離に素早く下がって止まらないことだ。
山中の右ジャブが来た時も同じ。
つまり、攻防分離で戦う。
これをやれば、山中にはストレスの溜まる試合となる。
山中はアンセルモ・モレノ第二戦の勝利は忘れる必要がある。
カールソンがモレノより強いとは思わないが、モレノの失敗を研究しているはずだし、ソリス風の戦い方をしてくると思う。
カールソンが飛び込むのに合わせて、アッパーを多用すると良いだろう。
それでズバリ、予想だが、その前にカールソンの動画を貼り付けておこう。
対Aaron Olivares戦だが、当時6勝2敗のOlivaresはこの後、1勝8敗内5KOという完全な負け犬になってしまった。

初っぱなから、カールソンは攻めに行ったところ、Olivaresの返しの左フックでダウンさせられるが、逆転ストップ勝ち。
まあ、まだ若い(今でも若いが)頃の試合で参考にならないが、自分より背の高い相手はKOできないようだ。
他に動画を見つけられなかったので、どこまで成長しているのかわからないが、こういう馬力一辺倒のファイトスタイルではないと思う。
よくわからないが、一応、山中の後半KO勝ちとしておこう。
心配は、カールソンの成長と、山中の気の緩みだ。
<結果2017.3.2>
7RTKOで山中の勝ち。V12達成。
ゴッドレフトが炸裂し、7Rまで5回のダウンを奪うフルマークだったが、5Rに二回ダウンを奪った後、カールソンの右フックをもらって、危なかった。
カールソンは起き上がりこぼしのように倒されても倒されても立ち上がってきたが、やはり、これが若さかな。
次はV13だが、若くて勢いのある相手は避けた方がいいだろう。
山中の防御が悪いのも知れ渡ってしまったからね。

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