Skip to content
2017年7月19日 / misotukuri

田口良一VSロベルト・バレラ戦他を予想する(結果付き)

7月23日(日)ボクシング、ダブル世界戦がある。
1.WBAライトフライ級タイトルマッチ、田口良一 VS ロベルト・バレラ
2.IBFミニマム級タイトルマッチ、ホセ・アルグメド VS 京口紘人
先週、三浦が負けて沈んだ雰囲気の中でイマイチ乗れないが、あと4日に迫った国内での世界戦でもあるので、気分を奮い立たせて予想してみよう。
これらの2試合で、一番興味があるのは、ロベルト・バレラだな。

1.WBAライトフライ級タイトルマッチ、田口良一 VS ロベルト・バレラ
先にデータ比較をしておこう。
田口:30才、右、身長168cm、リーチ173cm、29戦25勝(11KO)2敗2分け、KO率38%
バレラ:24才、右、身長、リーチ共に不明、19戦18勝(12KO)1敗、KO率63%
バレラは、田口の前回の苦戦した相手カルロス・カニザレスと無敗対決でほとんど引き分けに近い判定で敗れたのが唯一の敗戦で、スピード、テクニック、パンチ力を備えた、非常にいいボクサー。
カニザレスに負けて、ホープがまた一人ダメになるかと思ったら、その後6戦して全勝5KOで、今回のタイトル挑戦に漕ぎ着けた。
田口には前回引き分けたカニザレス以上に難敵だろう。
現時点で、身長、リーチなど不明だが、動画で見た限りでは、身長は田口よりやや低いかなと思う。(7.21予備検診で、身長164cm、リーチ169cmと判明)
オーソドックスだが頻繁にスイッチするし、コンビネーションもスムーズ。
右ジャブ、左右フック、アッパー、左ストレートに威力がありそうだ。
スタミナ面で難があったカニザレスと違い、これと言った穴がない。
ファイタータイプにワーッと攻め立てられると防戦一方になるが、アゴにいいのを食らっても、しれっとしている。
田口とすれば、優位に立てる面が少ないので、まずはバレラのボディーに狙いを絞った方がいいのではないかと思う。
激しい打ち合いが見られそうだが、田口は仕掛けるのが遅いと、またしても引き分けに持ち込むのが精一杯だろう。
ズバリ、判定でかろうじて田口の勝ちとみた。
<結果速報2017.7.23>
9Rレフェリー・ストップTKOで田口の勝ち。
田口の最高傑作じゃないか、これは。
1Rからバレラのボディーに狙いを絞って、一歩も引かずに攻め続けた。
バレラはやっぱりワーッと攻められると、守勢に回るね。
田口は私の考え通りのボクシングをしたね。

<矢尾板貞夫氏のコメントに異議あり 2017.7.24>
サンケイスポーツの記事なので、正確かどうかわからないが、矢尾板貞夫氏がこういうことを言っている。
コピペできないので、少し引用すると、「田口は本来はアウトボクサー、打ち気にはやったことは否めない」という部分だ。
これは、確かにそのとおりだが、今は矢尾板貞夫氏の時代と違って、世界戦は12ラウンド制。
15ラウンド制の時のように、悠長なことは言っていられないのだ。
しかも、どちらかに10点を原則として必ずつける、テン・ポイント・マスト・システムという採点法では、勝つためにはダウンでも奪わない限り、取ったり取られたりでは、最低、必ず2点差となる。
12Rのうち、判定で勝つためには、最低、7Rを取らざるを得ず、その時相手は5R取ったことになるから、(7✕10+5✕9)-(5✕10+7✕9)=115-113=2 だ。
ところで、序盤(1~4R)、中盤(5R~8R)、終盤(9R~12R)と分けて考えると、理解しやすいと思うので、それで考えてみよう。
序盤で2点リードするためには、4Rの内3Rを取らなければならない。
(3✕10+1✕9)-(1✕10+3✕9)=39-37=2
1Rからラッシュして、4Rの内3R取れれば、あとは、取ったり取られたりと拮抗してても、勝てるので、逆に序盤にリードされた方は、中盤か終盤どこかでラッシュして、残りの8R中6Rを取らなければ、逆転できない。
引き分けでなく勝つためには、4R相手より多く取らなければ、115-113にならないのだ。
序盤は相手の動きを見ていて、相手のスタミナが落ちてくる中盤から終盤にかけてラッシュするなどと言っても、相手は元気いっぱいでスタミナが全然落ちない場合だってあるわけだし、そんなことなら、仕掛けるのは早ければ早いほどいい。
と言うわけで、1Rからぶっ飛ばして、スタミナが切れる前にKOしてしまう方が楽。
田口は前回引き分け防衛の反省から、8Rまで持てば良いつもりで、リングに上がったと言う。
恐らく、それはバレラも同じだったろう。
こういう時には、最初に打ち負けたらダメなのだ。
田口は確かにアウトボクサーだと思うが、後にWBC同級世界チャンピオンになった木村悠を最強後楽園の決勝戦で6RTKOに破った試合など、今回のバレラ戦と同じで、最初からガンガンぶっ飛ばし、テクニシャンの木村を一蹴した。
これは、新時代のボクサーだなと思ったものだ。
田中恒成との統一戦は、年齢的なこともあり田口にとってリスクが多いが、バレラを打ち負かしたことは大きな自信となっただろう。

2.IBFミニマム級タイトルマッチ、ホセ・アルグメド VS 京口紘人
先にデータ比較しておくと、
アル:28才、右、身長160cm、リーチ164cm、24戦20勝(12KO)3敗1分け、KO率50%
京口:24才、右、身長161cm、リーチ162cm、7戦7勝(6KO)、KO率86%
体格的にはほぼ同じで、パンチ力は見かけは京口がスゴイが、実質はそう変わりないだろう。
キャリアもチャンピオンのアルグメドの方が上。
京口のいいところはパンチ力の他に、スピードがあって、コンビネーションが自在に打てることだ。
動画などを見ると、素晴らしい逸材だが、左、右、左、右、左・・・と、少々、ワンパターン。
勢いで京口が勝つかも知れないが、長引くとチャンピオンには勝てないだろう。
アルグメドは不利な予想の中で高山勝成に挑戦した時、「毎回、死んでもいいと思ってリングに上がっている」とか言った。
チャンピオンになる人間は、さすがに違うなと思った。
このスゴイ精神力を前にして、勢いだけで勝てるだろうか。
ちょっと、相手が悪いような気がするが、こういう相手を倒さなければ、チャンピオンにはなれない。
相手が死ぬ気で来るなら、こちらもそれに負けない気持ちでぶつかるしかない。
予想は、ズバリ、アルグメドの終盤KO勝ちだろう。
世界はそう甘くないように思う。
<結果速報2017.7.23>
3-0の判定で京口の勝ち。(116-111✕2、115-112)
9Rにダウンを奪い、激戦を押し切った。
確かに、プロ8戦目で勢いでタイトルKO奪取より、苦しみながらも判定でユナニマス・デシジョンで勝つ方が価値がある。
お見それしました。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。