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2017年8月8日 / misotukuri

山中慎介VSルイス・ネリを予想する(結果付き)

 来る8/15(火)WBC世界バンタム級タイトルマッチ、山中慎介 VS ルイス・ネリの試合が近づいてきたので、予想してみよう。
 まず、最初に、両者のデータ比較から。
 山中:34才、サウスポー、身長171cm、リーチ177cm、29戦27勝(19KO)2分け、KO率66%
 ネリ:22才、サウスポー、身長、リーチ共に不明、23戦23勝(17KO)、KO率74%
 ネリの身長、リーチが現時点では不明だが、恐らく、身長は165cm前後、リーチは175cm前後
だろう。
 <2017.8.12 追伸>
 (予備検診でネリの身長165cm、リーチは167cmとわかった。身長は予想どおり。リーチは予想ほどはなかったが、あえて多めの予想をしていたので、外れた気はしない。メキシカンは意外とリーチは短いのが多い)
 山中のV13がかかる試合で、これに成功すれば、具志堅用高の日本記録13度連続防衛に並ぶことになる。
 山中の王座獲得から12度連続防衛のこれまでの軌跡をふり返って見よう。
 2011.11.06 11RTKO クリスチャン・エスキベル(メキシコ)WBC世界バンタム級王座獲得
 2012.04.26 12R判定(3-0) ビック・ダルチニアン(豪)WBC王座防衛V1
 2012.11.03 7RKO  トマス・ロハス(メキシコ)WBC王座防衛V2
 2013.04.08 12RTKO マルコム・ツニャカオ(比)WBC王座防衛V3
 2013.08.12 1RKO ホセ・ニエベス(プエルトリコ)WBC王座防衛V4
 2013.11.10 9RKO アルベルト・ゲバラ(メキシコ)WBC王座防衛V5
 2014.04.23 9RTKO シュテファーヌ・ジャモエ(仏)WBC王座防衛V6
 2014.10.22 12R判定(3-0) スリヤン・ソールンビサイ(タイ)WBC王座防衛V7
 2015.04.16 7RKO ディエゴ・サンティリヤン(アルゼンチン)WBC王座防衛V8
 2015.09.22 12R判定(2-0) アンセルモ・モレノ(パナマ)WBC王座防衛V9
 2016.03.04 12R判定(3-0) リボリオ・ソリス(ベネズエラ)WBC王座防衛V10
 2016.09.16 7RTKO アンセルモ・モレノ(パナマ)WBC王座防衛V11
 2017.03.22 7RTKO カルロス・カールソン(メキシコ)WBC王座防衛V12
 この中で、最初の山はビック・ダルチニアンだった。
 そして、次はスリヤン・ソールンビサイ、アンセルモ・モレノ1、リボリオ・ソリスと続き、最後の一山が、またしてもアンセルモ・モレノ2だった。
 彼らは、もう少し何かがあれば、山中からタイトルを奪取できただろう。
 それくらい、出来が良かった。
 ビック・ダルチニアンは、もう少し、スピードがあれば。
 スリヤン・ソールンビサイは、もう少し背が高ければ。
 アンセルモ・モレノ1は、もう少し積極性があれば。
 リボリオ・ソリスは、もう少しラッシュできていれば。
 アンセルモ・モレノ2は、もう少し慎重にやれば。
 さて、今度のV13の相手ルイス・ネリ(Luis Nery)だが、ランキング1位の最強挑戦者。
 彼に上記4人の足りなかった点が備わっていれば、恐るべき挑戦者と言える。
 そもそも、山中には他団体のチャンピオン(WBAルーシー・ウォーレン、IBFライアン・バーネット、WBOゾラニ・テテ)を除くと、相手になりそうなのは彼しかいないのだ。
 他団体のチャンピオンでは、ゾラニ・テテが一番強そうだ。
 もしも、ルイス・ネリに勝つことができたら、次はゾラニ・テテとやって欲しい。
 だが、それよりも、当面の相手、ルイス・ネリだが、黒人的特徴を有するメキシカンで、身体が柔らかく、いわゆるメキシカンのイメージとは全然違う。
 タブゴン戦では、攻勢に出た時に顔面がガラ空きになってカウンターを食らいダウンするシーンもあったが、直近の試合では多少は用心するようになっている。
 ネリは、アンセルモ・モレノと同じくショルダーブロック気味に相手の攻撃を大きく身体を後に反らして避けるので、山中の一発目のパンチは当てようとしてもまず当たらない。
 山中はモレノ2であと5cmを如何にして詰めるかということで学習したことを生かすべきだ。
 ネリがモレノ2同様に初回から積極的に出てくれば、勝敗は別にして、モレノ2と同様の試合展開になるだろう。
 山中はネリがモレノよりも若くてスピードがあってパンチも強いことを計算に入れておく必要がある。
 V12を目指した内山高志がコラレスの奇襲に2RKO負けしたことの教訓を忘れてはならない。
 特に、ネリの左フックを如何に封じるか。
 そして、うるさい右ジャブを容易に出せなくする手段を講じる必要がある。
 ネリは攻撃的なので、放って置いても向こうから接近してくる。
 どちらが勝つにせよKO決着だろうと思うが、得てしてそういうときは、判定に終わるかもしれない。
 山中は、優勢になれば無理にKOを狙うより、勝ち抜くことを優先すべきだろう。
 予想としては、ズバリ、12R判定で山中だろう。
 山中はそれ程器用なボクサーじゃないので、ネリのスピードになかなか対応できないだろうからだ。
 
<2017.8.15 結果速報>
 4RTKOでネリが新チャンピオンになった。
 山中はV13日本記録タイに並べなかった。
 タオル投入が早かったが、仕方がない。
 途中脚が引っかかって山中がバランスを崩したところ、ネリのラッシュにより、クリーンヒットはそれ程もらっていないが、防戦一方となり、体制をやや立て直した直後、ネリの左ストレートがクリーン・ヒット。
 あとはロープに詰められ、左右フックのラッシュを浴び、タオル。
 敗因は色々あろうが、私は強い右ジャブを当てに行ったのがいけなかったと思う。
 結構当たったので、これは行けると思ったのだろう。
 油断したね。
 私の3Rまでの採点は、1R山中、2R山中、3Rネリだった。
 試合前から、内山の時と同じく、いろいろ嫌なことが多かったね。

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