Skip to content
2017年9月9日 / misotukuri

映画「ラザロ・エフェクト」のちょっとゲテですが度

 この10日間、私生活が疾風怒濤というか、とんでもないことの連続で、本職の予想屋稼業をする間がなかったもので、明日のボクシングの予想はやめておく。
 シーサケットVSロマゴン、井上尚弥VSニエベスの試合だが、ロマゴンと井上に勝って欲しいというだけで、久しぶりに深夜録画を楽しみたいと思う。
 ところで、最近、これはスゴイという映画をなかなか見ないのだが、今夜見終えた映画はスゴイ。
 先日から、切れ切れに見ていたもので、今夜は残りせいぜい10分くらいだった。
 それは、映画「ラザロ・エフェクト」(15年、米、デヴィッド・ゲルプ監督、エヴァン・ピーターズ、オリヴィア・ワイルド、マーク・デュプラス、サラ・ボルジャー、ドナルド・グローヴァー)だ。
 まず、題名の「ラザロ」だが、これはキリスト教の「ヨハネによる福音書」11章に出てくる人物で、死後4日経過していたところイエスにより蘇生され、後にキプロスの初代司教になった。
 このことから、死体安置所の脳死体が起き上がり、両腕を胸の前で拝むように持ち上げたり、脚を動かしたりする現象を「ラザロ兆候」という。
 この映画の導入部のさわりだけちょっと紹介すると、次のとおり。
 <フランクと婚約者のゾーイたちは「死者を蘇らせる」ことができる「ラザロ血清」の研究に日夜没頭していた。
 実験は、犬レベルではある程度成功するところまで来ていた。
 だが、ある日、スポンサーが他社に買収され、彼らの研究の成果は全て所有権がその会社に移って取り上げられてしまう。
 彼らは、密かに予備に持っていた血清で、秘密裏に実験を再現しようとしたが、その最中にゾーイが事故で感電死する。
 悲しみに駆り立てられたフランクは他の研究員の制止を振り切り、ラザロ血清をゾーイに投与して彼女を死の淵から蘇らせることに成功する。
 だが、復活に喜ぶのも束の間、ゾーイの身体に犬の実験でも見られたような様々な異変が起こり始める・・・>
 これは今日の製薬業界と研究開発者の問題を指摘するだけでなく、SF的なゲテモノ・オカルト・ホラーのショック定石をしっかり踏まえたテクニックが光っている。
 特にラストに2段構えのショックを用意しているところなど、昔の「キャリー」(76年、ブライアン・デ・パルマ監督、シシー・スペイセク)とかを思い出した。(あの頃のスティーヴン・キングは短くて良かったね。)
 臨死体験関係では、「フラットライナーズ」(90年)もあるが、ストーリーは忘れてしまった。
 また、「キャリー」と同じく、これもリメイク版は見ていない。
 まあ、例によってネタバレなので詳しくは書けないが、死後の世界とか蘇生とかに興味がある人にはオススメの作品だ。
 では。

2017年9月3日 / misotukuri

仮免世界チャンピオン久保隼9Rに散る

国内で試合するのに、予想する気も起きない世界タイトルマッチだった。
今日行われたWBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ、久保隼VSダニエル・ローマンは、9RTKOでローマンの勝ち。
久保は初防衛に失敗した。
前回のネオマール・セルメニョに挑戦して、タイトルを奪取したこと自体が、フロックというより、不可解な出来事だった。
だいたい、ダウンも奪い、ポイントでも勝っているチャンピオンが、疲れたからやめたというのが、ありえざる事。
挑戦者の場合は、そういうのを見たことがあるが、チャンピオンがそうしたのを見たのは初めてだった。
だから、久保隼は、自分自身含めて万人が仮免世界チャンピオンだろうと思っていたはずだ。
ダニエル・ローマンは、KO率こそ久保なんかと違って、はるかに低いが、パンチの打ち方などをみると、デイヴィッド・レミューなどに通じる叩きつけるような打ち方をしていて、これはKO率以上に効くだろうなと思った。
しかも、打ち始めると連打が滑らかに次々出る。
これはヤバいなと思ったが、ボクシング・テクニックのレベルは低いものの懐の深い久保の運の強さを考え、さてどうだろうなと思っていた。
私は2Rからしか見ていないのだが、見ながら、これは判定でも難しいと思った。
初防衛のプレッシャーなんてものでなく、彼我のレベルにだいぶ差があった。
久保は、全然、距離を取れなかった。
これではダメだと思った。
久保は、もっといやらしくクリンチを多用すべきで、自信過剰だった。

2017年9月1日 / misotukuri

映画「セルフレス/覚醒した記憶」の時代性

 先日、映画「セルフレス/覚醒した記憶」(15年、米、ターセム・シン監督、ライアン・レイノルズ、ナタリー・マルチネス、マシュー・グード、ビクター・ガーバー他)を見た。
 これは、昔の「セコンド / アーサー・ハミルトンからトニー・ウィルソンへの転身」(66年、米、ジョン・フランケンハイマー監督、ロック・ハドソン他)の現代版だなと思った。
 「セコンド」は、幸せだが退屈な日常生活を送っている平凡なサラリーマンが、友人から別人になって人生をやり直してみないかと誘われ、整形手術を受けて、新しい人生を始めたのだったが・・・という話だった。
 当時は、まだクローンもなかったことなので、別人になる方法と言えば、整形手術ぐらいしか現実的でなかったのだろう。安倍公房の「他人の顔」が1964年だからね。
 この間の科学の発達を考えると時代を感じる。
 もちろん、ヴァン・ヴォークトの「非Aの世界」(1948年)なんてオーパーツ的なのもあるにはあったが。
 なお、「非Aの世界」の「非A」だが、これは「ナルA(null A)」と読み、記号論理学の最初の「AはAであって、Aでないもの(非A)はAではない」という「非A」のことであり、同時に「非アリストテレス的」という意味での「非A」。
 似たような話で、他人の心の中を彷徨う話としてはP・K・ディックの「宇宙の眼」(1957年)とかもあった。
 まあ、しかし、この「セルフレス」は、この約半世紀の科学の進歩と限界を示した興味深い作品に仕上がっている。
 ネタバレなので、詳しくは言えないが、この「セルフレス」は、J・P・ホーガンの「マルチプレックス・マン」(1992年)と立場を変えたような作品だね。
 「マルチプレックス・マン」は、自分だと思う人間は半年前に死んでいたというところから始まり、自分探しの冒険をしていく中で、とうとう月の植民地まで行ってしまうという話だった。
 一方、「セルフレス」は、若返った見知らぬ肉体に自分の精神を刷り込んだということは解っているが、後遺症で他人の記憶が混じるようになり、ひょっとして、と新しい身体の出所に疑問を抱き始めたところから、恐怖のお話が始まる。
クローンの映画は沢山見たが、「シックス・デイズ」が一番面白い。
この「セルフレス」も似たところがあるが、クローンと偽って生きた人間を用意するところが恐い。
他人の記憶と入れ代える話では、P・K・ディック原作の「トータル・リコール」もある。
潜入捜査するために別人の記憶を刷り込んだところ本来の自分より良い人間になってしまったという皮肉な結果になることもあるだろう。
SFでなくとも、シリアスな映画で事故で記憶を失った人間が自分探しをしていくと次々に不都合な真実が明らかになり、自分があまり良い人間ではなかったことに気付くという映画もあったわ。
 こうやって考えていくと、別人の死体に自分の脳移植をする話を幾つか思い出した。
 「不死販売株式会社」(ロバート・シェクリィ1958年)とか、「悪徳なんかこわくない」(ロバート・A・ハインライン1971年)とかだが、もっとありそうだ。
 人間以外では、脳の冷凍保存の元ネタとなった「ジェイムスン教授シリーズ」(ニール・R・ジョーンズ、1931年)など立方体の箱形ボディに円錐形の頭部に沢山の触手と脚の機械人に脳を移植されたという設定というとんでもないお話もある。
 このジェイムスン教授みたいに4000万年もの未来じゃなく、近未来発展形が映画「ロボコップ」(ポール・バーホーヘン監督、1987年)。
 ただ、オリジナルの「ロボコップ」では、脳の記憶を司った部位の一部は残っているものの、果たしてこれは人間だった人物がロボットのボディをまとっただけと言えるのか?という疑いは残る。
 人間の記憶の一部にAIソフトウェアがアクセスできるようになっただけとも言える。
 こうなると、「連環宇宙」(ロバート・チャールズ・ウィルソン、2012年)の1万年前の人間の日記から再構成した擬似人格を研究するため生身の人間にロードしたのと似てくる。
 昔よく見たTVドラマ「スターゲイトSG1」の中にも、ジャック・オニール大佐のSG1メンバーがうち捨てられた惑星の巨大な建物の中で目覚めると、何故かいつになく気分良く体調も素晴らしく良い感じだったのだが、消えた宇宙人の仲間を捜索する内に、自分そっくりのSG1メンバーと出会い、次いで行方不明の宇宙人の攻撃を受けて、初めて自分たちこそがコピーのアンドロイドだったということに気づくという話があった。
 TVドラマでは、「フリンジ」にシェイプシフターという化け物みたいな人造人間がいて、人間を殺してはその人物の記憶を奪い、身体もそっくりに変身していく。
 「シェイプシフターは電気羊の夢を見るか?」という泣かせる話もあった。
 いずれにしても、「永遠の生命+変身」願望だね。
 だが、ドラマとしては、「マルチプレックス・マン」やこの「セルフレス」のように自分が犠牲となって死んで行く方が、感動的だ。
 ま、今夜はこれくらいで。
 では。

2017年8月29日 / misotukuri

栃木小1女児殺害事件の第三者DNAは何を示すか?

 またまた、DNA鑑定か。
 2005年、栃木県今市市(現日光市)の小学1年の女児(当時7)が殺害された事件。
 一審の裁判員裁判で無期懲役の判決を受けた勝又拓哉被告(35)の弁護団が29日、法廷に未提出だったDNA型鑑定の審理を求める法医学者の意見書を東京高裁に提出するとか。
 この鑑定は栃木県警が捜査段階で外部に嘱託したもの。
 遺体に付着した遺留物から勝又被告のDNA型は検出されず、第三者の型が検出されたと指摘したものだ。
 なお、これは、一審では証拠提出されなかった。
 有罪にしろ無罪にしろ、DNA鑑定だけでは証拠たり得ないのは、足利冤罪事件で懲りたはず。
 私の記憶違いかもしれないが、被害者の女児は裸で見つかっており、死亡時刻の特定が難しい状態だったように思う。
 おそらく死体を風呂のお湯に漬けておいて、捨てに行く前に洗ったのではないかと私は思った。
 そして、用意したビニールシートなどに死体をくるみ、山中に捨てたのだろう。
 被告が死体を丹念に洗った後、遺留物などに他人の尿なんかでも振りかけておけば、第三者のDNAが発見されたとしても不思議はない。
 可能性はいくらでも考えられ、それをもって直接的な証拠と見なすことはできないだろう。
 DNAから第三者を特定できるなら、その人間のアリバイを調べれば、真犯人の可能性があるかどうかくらいはわかるだろうが、そうでないなら、毛髪、汗、尿、唾、体液など何に含まれていたDNAなのか、もっと詳しい検査が必要だろう。
 だが、遺留物から検出されたというのは、証拠としてはどちらにしても使えないだろうな。
 弁護側がそういうのを出しても、真犯人のDNAの可能性があるかも知れないが、被告が細工した可能性もあり、ようするに、それだけでは合理的疑いを示すまでには至らない。
 もっとも、そうではあるが、もっとそちらの線を捜査してみる必要はあるね。
 まあ、被告側の納得が得られないなら、裁判とは別に、冤罪を防ぐためという名目で、再捜査を命じたらどうか?
 警察のイメージアップにもなるしね。

2017年8月24日 / misotukuri

トランプ現象ならぬ安倍現象

 滅多に見ないのだが、今朝、Yahoo!ニュースをのぞいてみたら、「意識調査 次の首相にふさわしい政治家は?」というのがあった。
 私は小泉進次郎の大ファンだからさっそく彼に投票したのだが、その時現在の投票結果を見て驚いた。
 な、何と、以下のとおりだった!

 合計:373,661票 実施期間:2017年8月10日~2017年8月30日

 1 安倍晋三首相 37.6% 140,345票
 2 石破茂元幹事長 25.1% 93,690票
 3 岸田文雄政調会長 9.3% 34,814票
 4 小泉進次郎筆頭副幹事長 8.4% 31,367票
 5 小池百合子東京都知事 8.4% 31,314票
 6 野田聖子総務相 3.1% 11,641票
 7 その他 8.1% 30,490票

 私は、トップは、てっきり、石破さんか小池さんかと思っていた。
 まあ、安倍さんが退陣したら、次は当然石破さんだろうが、次の首相も安倍さんがいいとはね。
 一体全体どーなってるんだ?
 森友、加計問題はどうなった?
 トランプじゃないが、安倍晋三の評価もマスコミとの乖離具合に驚く。
 それにしても、3位以下は、一桁台。
 これは問題外だね。
 それにしても、小池さんはもっとポピュラーかと思ったが・・・
 わからんもんだ。
 誰か、よくわかるように説明してくれー!
 最近、「不寛容の本質 なぜ若者を理解できないのか なぜ年長者を許せないのか」(西田亮介著)を読んだが、今の20代の若者が社会人としてのスタートした時というのが、ちょうどアベノミクス登場前後で、彼らの政治感覚のベースになっているのが安倍政権だから、悪く思いようがなく、彼らが生まれる前の時代を知っている年寄り連中、特に古くさいリベラルが安倍政権を批判すればするほど反発するという話だった。
 経済も回復し雇用も上向き、若者たちが民主党政権時代の酷さ加減と比較して安倍政権を支持するのはわかるが、(なにしろ、それしか知らないんだから)、このネット投票というのは、それだけではないように思える。
 森友・加計でマスコミの政権支持率は軒なみガタ落ちしたが、安倍晋三を追求すればするほどネットではこういう結果に象徴されるように、支持される。
 まるで、トランプ現象みたいだ。
 こういうことを言うと、ひんしゅくを買うが、森友問題では籠池夫妻の写真を見て、いかにも顔が朝鮮人みたいなので驚いた。
 彼らがどんなに筋の通ったことを言っても、あの顔では誰も相手にしないだろう。
 リベラルのインテリは、そんなレイシズムは許されないと自己規制するが、私は大衆に対する外見の印象の与える効果というものを知っているので、あーあ残念だなと思うだけだ。
 大衆は顔で裁くのだ。
 加計問題では、前文科省事務次官の前川氏の出会い系の話はともかく、問題追及の先頭に立つ民進党の玉木雄一郎代議士の獣医師会との癒着が明らかになったことから、これはもう終わったね。
 彼らが何を言おうと、誰ももう公憤とは受け取ってくれない。
 民進党が党首選挙をやり始めたのも響いたね。
 蓮舫でいいのに、支えてやれなかったのか。
 こうなったら、前原、枝野、どちらが党首になろうと、民進党が再生するとは思えない。
 仙谷さんが解党的出直しを図らないとダメだと言っているように、前原は長島や細野と共に離党すべきだったが、自分一人ならできたのだろうが、そうもいかず、民進党と沈没するつもりだね。
 こういう政治家はダメだな。とうてい国家は任せられない。
 長島や細野の方がよっぽどしたたかな「いくさ人」だ。
 ま、脱線したが、自民党はやっぱり安倍さんしかないんだろうな。
 石破さんは、アベノミクスに代わる経済政策を勉強して、じっくり転がり込んでくるのを待てば良いと思うよ。
 では。

2017年8月22日 / misotukuri

映画「ヴィジット」の悲劇の克服度

 退院してから、映画を5本見たが、今夜の映画「ヴィジット」(15年、米、M・ナイト・シャマラン監督、キャスリーン・ハーン、ディアナ・デュナガン、ピーター・マクロビー、エド・オクセンボールド、オリビア・デヨング)は、最近のサスペンス・ホラーとしては出色の出来だな。
 <離婚した母親がボーイフレンドと休暇を過ごす間、長年、音信不通だった祖父母からのたっての願いでペンシルバニア州メインビルにやってきた15歳と8歳の姉弟は、優しい祖父と料理上手な祖母に迎えられ、田舎町での穏やかな1週間を過ごすことになった。
 母親が19歳で父親と駆け落ちするまで育ったその家は、林に囲まれた古くて大きな農家だったが、毎晩、夜9時半を過ぎると家の中には異様な気配が漂い、不気味な物音が響き渡るのだった。
 恐怖を覚えた2人は、祖父から決して開けてはいけないと言われた部屋のドアを開けてしまうが、そこで見たものは驚愕の・・・・だった!>
 ミステリ・ファンなら、ちょっと見ただけでネタはわかってしまうのだが、そんなことはどうでも良いくらいのサスペンスで、これはスゴイね。
 サスペンスというのは、そんなことしたらこうなるんじゃないかという恐怖の予感と期待だ。
 徐々に高まっていく主人公達の恐怖が見る者に伝染してくる。
 恐いものは最初は何だかわからないくらいチラッと見せるのが恐さを増幅させる。
 そういう恐さもさることながら、シャマランの映画では、「ヴィレッジ」以来の感動ものだ。
 何?
 サスペンス・ホラーで感動???
 そう、オレはこういうのに弱いんだ。
 克服という奴に。
 両親の離婚で深い傷を負った子供たちが一つの事件をきっかけにそれぞれが自分と向き合い、PTSDを克服していくという話だろ、これは。
 では。

2017年8月21日 / misotukuri

ミゲール・コット VS 亀海喜寛を予想する(結果付き)

8/27、WBO世界Sウェルター級王座決定戦、ミゲール・コット VS 亀海喜寛が米国である。
日本人ボクサーが米国でこれほどの大物と戦うのは、これが初めての快挙だ。
ミゲール・コットと言えば、ボクシング・ファンなら知らぬ者のない元四階級制覇チャンピオンで、戦歴はまばゆいまでに光り輝いている。
おデブちゃんだったのでダイエットでボクシングを始めたところ、なかなかセンスがあるということで、ボクサーになるや連戦連勝。
早くから将来有望株として嘱望され、WOWOWエキサイトマッチに初登場した時には、新人のくせにもうボクサーとして完成されているのに驚いたものだ。
スピードがあって、コンビネーションが打てて、防御に巧みで、パンチ力がある。
体格的なアドバンテージはそれ程なかったが、適正なウェイトで、小さくまとまらなければ、必ず世界チャンピオンになれる器だった。
その後、浮き沈みはあったがついに四階級を制覇した。
これまでの有力選手との戦歴を見ると、
1 ランドール・ベイリー(〇TKO)
2 デマーカス・コーリー(〇TKO)
3 ポール・マリナッジ(〇判定)
4 カルロス・キンタナ(〇TKO)
5 ザブ・ジュダー(〇TKO)
6 シェーン・モズリー(〇判定)
7 アントニオ・マルガリート(✕TKO)
8 マニー・パッキャオ(✕TKO)
9 リカルド・マヨルガ(〇TKO)
10 アントニオ・マルガリート2(〇判定)
11 フロイド・メイウェザー(✕判定)
12 オースティン・トラウト(✕判定)
13 サウル・アルバレス(✕判定)
このうち、5 ザブ・ジュダー、6 シェーン・モズリーに勝ったのは、よく勝てたなと思う。
これぞ、超一流の証だ。
初黒星の相手、8 アントニオ・マルガリートは、コットに勝てるとしたら、8 パッキャオや11 メイウェザーや13 アルバレスのように全ての面でコットを上回っているのでなければ、もうこれしかないという勝ち方でコットをやっつけた。
そしてこれは、マルがリートの最高傑作だろう。
どんな戦い方をしたかというと、壮絶な肉弾消耗戦だ。
マルがリートは体格の有利と無類のタフネスの有利をフルに生かし、徹底的に耐えた。
やがて、打っても打っても、一向に倒れないマルガリートにコットは、打ち疲れてしまった。
モハメド・アリがジョージ・フォアマンを破ったキンシャサの奇跡、”ロープ・ア・ドープ”とはまた違ったやり方だが、打ち疲れたコットは、マルガリート以上に消耗していた。
消耗戦というのは、味方の損害を度外視した、とにかく敵を殲滅することを目的にした戦法だ。
消耗の絶対量から言えば、最初から打たれっぱなしのマルガリートの方が多かっただろうが、キャパシティが違っていた。
コットのスタミナが底を突いた時、マルガリートのスタミナはまだ少し残っていた。
スタミナが0になると、ボクサーは突然、動けなくなる。
マルガリートは、それを虎視眈々と狙っていたのだ。
亀海は客観的に見てコットより勝っているのは、年齢とスタミナと体格だけと思うので、マルガリートみたいな肉弾消耗戦を仕掛ければ、あるいは勝つチャンスもあるのではないかと思う。
今週末が楽しみだ。
大番狂わせの亀海の終盤KO勝ちを期待したい。
では。
<2017.8.28 結果の感想>
奇跡は起きなかったね。
コットの3-0判定勝ち。フルマークもあったようだ。
亀海には、採点は無意味の戦いだったから、最初からKO以外考えていなかったと思う。
亀海は、マルガリート流の肉弾消耗戦を仕掛けたが、コットは対マルガリート戦の最初の敗戦で失敗の研究というか、体格で上回る相手への対策がしっかりできていたようだ。