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2018年6月12日 / misotukuri

シンガポールの金正恩は本物か?

トランプ・金正恩会談のためにシンガポール入りした金正恩の写真を見て変だなと思ったのは私だけだろうか?
顔が少し違うような気がする。
目がドングリぱっちり目で、今まで見てきた波形の見ようによっては色気のある目とは違う。
これ本物だろうか?
ひょっとして影武者では?
DNAを採取されないようにポータブルトイレまで持ち込んだことなども怪しい。
父親金正日の影武者説は、昔、重村智計先生の「金正日の正体」(講談社)で読んで、仰天したことがある。
たとえ影武者でも、国際社会が本物だと認めれば、重村先生が何を言おうと本物になってしまうのが、この世界の現実。
https://www.amazon.co.jp/%E9%87%91%E6%AD%A3%E6%97%A5%E3%81%AE%E6%AD%A3%E4%BD%93-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E9%87%8D%E6%9D%91-%E6%99%BA%E8%A8%88/dp/4062879530
親がそうなら息子も同じで、金正恩も以前から影武者説が飛び交っていた。
既に死亡説もあるくらいだ。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51103?page=3
本物が生きているならともかく、仮に本物がどこかに亡命しているか(どこかと言っても中国しか考えられず、親中国派を政権初期にほとんど粛正したことも、カモフラージュめいて逆に怪しい)、既に死んでいる場合、影武者を操っているのは、果たして誰なのか?
「影武者 徳川家康」(隆 慶一郎)のようにあるいは「モスクワ、2015年」(ドナルド・ジェイムズ)のように影武者自体が独自の行動をしているのか。
「鷲は舞い降りた」(ジャック・ヒギンズ)のチャーチルは俳優だった。
チャーチルやヒトラーには実際に影武者が何人かいたそうだ。
影武者なんて馬鹿馬鹿しいと思うが、現実には良くある話で、最近ではイラク戦争の時のサダム・フセインや息子のウダイの影武者も有名で、ウダイの影武者などは実際に映画にもなった。
映画「デビルズ・ダブル-ある影武者の物語-」。
https://movies.yahoo.co.jp/movie/%E3%83%87%E3%83%93%E3%83%AB%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%96%E3%83%AB%E3%80%80%EF%BC%8D%E3%81%82%E3%82%8B%E5%BD%B1%E6%AD%A6%E8%80%85%E3%81%AE%E7%89%A9%E8%AA%9E%EF%BC%8D/340946/
この映画の評点はあまり高くないが、これはあくまで実話を元に脚色したフィクションだと思うと、この映画に流れる暴虐な支配者の下での恐怖というのは、理解できないんだろうな。
トランプと会談する影武者金正恩は「実は私影武者なんです」とトランプに言うだろうか?
金正恩が影武者ならCIAなどはとっくに気がついていて、トランプに「あれは影武者の一人ですよ。しかし、気がついていないフリをしてください」と言われているに違いない。
本物は暗殺を恐れて今頃はどっかで喜び組とよろしくやってるんだろう。
国籍正体不明の無人機が飛んできて、小型核ミサイルで、トランプもろともボカンとやってくれたら、世界の平和のためにいいかもしれない。
まさか、二人とも替え玉でしたなんてことは言えず、直ちに本国にいる両方の本物は拘束されて始末され、世界は次のステージに向かうだろう。
そういうことを考えている悪い奴らがどこかにきっといると思う。
まあ、そういうことが出来る国や集団というのも限られてくることではあるが・・・
では。

2018年6月9日 / misotukuri

「深い疵(きず)」のそれほど深くない疵度

 昨日の続きで、今日は「深い疵」(ネレ・ノイハウス)だが、これは戦後ナチ物で、過去に数々の傑作がひしめいている中に割り込んだ最近の傑作。
 ユダヤ人の元米大統領顧問を務めたことのある大物要人がドイツの別荘で何者かに処刑形式で射殺されているのが発見された。現場には血で書いた16145という謎めいたメッセージが残されていた。地元警察の監察医が遺体を解剖すると、脇の皮膚の下から消された痕のあるナチス親衛隊将校を示す入れ墨が浮かび上がってきた。そして、同様の手口で第二、第三の殺人が・・・というもの。
 戦後ナチ物に詳しい人なら、あああれかとよく似た作品の色々なパターンを思い浮かべるだろう。
 まあ、それは当たらずとも遠からずなのだが、それでもそこはやはり地元ドイツの作家の作品なので、英米人の書いたミステリーとはリアリティが違う。
 この作品で魅力的な人物は、オリヴァー・フォン・ボーデンシュタイン首席警部ではなく、その相棒のピア・キルヒホフ警部だ。
 バツイチで現在三人の子持ちの動物園長と恋愛中で、16年連れ添って棄てた元夫が監察医務院の副院長で仕事柄、いやでもよく顔を合わせている。
 離婚理由はもう心が通わなくなっていた夫が女性検事と浮気をしている現場を見てしまって、堪忍袋の緒が切れたということらしい。
 彼女は中年に差しかかったちょっと太り気味の天真爛漫なところのある行動的な女性で、貴族出身のオリヴァー首席警部とはなかなかいいコンビで、政治的圧力などを上手くかわしながら、事件の真相の解明に取り組んでいく。
 オリヴァー首席警部は貴族なのでいかなる時にも品格を失わない(ようにしている)のだが、あろうことか容疑者の家族の色仕掛けに引っかかり、つい一線を超えてしまって、困り果てて部下で相棒のピアに実は・・・と相談するところなど、恋愛感情を超えたコンビの絆の深さを感じさせるエピソードもある。
 途中で「NCIS~ネイビー犯罪捜査班」シーズン3から出てくるジェニー・シェパード局長そっくりの役どころのニコラ・エンゲル警視(副本部長・署長)というのが出てくる。
 オリヴァーとこのニコラというのは、本当にギブスとジェニーの関係そっくりで、(まあ、「NCIS~ネイビー犯罪捜査班」のファンでなければこの例えはよくわからないだろうが)模倣したといわれてもしかたがない。
 他にも、このようなどこかで見たようなのがいっぱいあって、まあここらがローカル・ミステリーかなとは思ってしまう。
 日本のミステリーや純文学でもテレビドラマ以上に海外の作品の翻案としか思えないのがあるので、ドイツのベストセラー・ミステリと言ってやっぱりねとバカには出来ないのだが・・・。
 また、この作品では一連の殺人事件が6件あるのだが、どこか日本の山村美紗のミステリを思わせる論理的にいい加減なところがあり、このあたりもやっぱり女性の作家だなと思ってしまうところがある。
 だがそれは、よく言えば論理よりも読ませる力が強いということで、作家としてはむしろその方が優れている。
 この作家も、ジェーン・オースチンのようにくだらないなとは思っていても、ついつい頁をめくらせる筆力がある。
 だいたいこれは論理的におかしいなと思っても、たいていそれは読み終えてから何日か経ってこういう感想などを書いていると気がつくことで、ミステリファンならともかく普通の人はそんなことしないからね。
 戦後ナチ物に目がないファンには堪えられない面白さのあるミステリであることはこのJinchanが保証する。
 では。

2018年6月8日 / misotukuri

「叛逆航路」でジェンダーのない人類社会を考えた度

 実はまた肺炎で入院してて今日午後退院したところ。
 病気すると本が沢山読めて、11日間(実質10日)で5冊とKindleで再読1冊読んでしまった。
 1「大人の恐竜図鑑」(北村雄一)
 2「深い疵」(ネレ・ノイハウス)
 3「翻訳夜話」(村上春樹、柴田元幸)
 4「叛逆航路」(アン・レッキー)
 5「アホの壁」(筒井康隆)
 6「東大准教授に教わる『人工知能って、そんなことまでできるんですか?』」(松尾豊、塩野誠)Kindle
 どれも大変面白く読んだのだが、私もオールドSFファンの端くれということで、まずは4「叛逆航路」の感想を書いてみたい。
 これはヒューゴ―賞、ネヴュラ賞、ローカス賞、英国SF協会賞・・・何と7冠を達成した作品だが、長らく積ん読のままにしていた。
 それが、息子に適当に積ん読本どれでもイイから持ってきてと頼んだところ、持ってきてくれたのがこれ。
 ひと目見て、こりゃあ、入院中に読めるかなと思ったが、3日で読み上げた。
 それだけ面白かったという証拠でもある。
 まあ、いろいろ突っ込みたいところはあるのだが、1点だけ。
 それは、ジェンダー(社会的性差)の全くない人類社会を描いているところだ。
 ジェンダーについては、ウィキペディアを参照いただきたい。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC
 解説者と同様の意見で申し訳ないが、やはり、如何に我々が認識という深いレベルでジェンダーを意識しているかがよくわかる。
 三人称で呼ぶとき、彼とか彼女とかの区別がなく、常に彼女(she)というのは、本当に具体的なイメージが掴めず困惑してしまう。
 しまいに、私はジェンダーが全く意識されない社会なんて、本当に可能なのかなと考え始めていた。
 このSFの社会では、生物的な意味での性差はあるし、恋愛もセックスも結婚もあるのだが、ただし生殖出産は胎生ではない。
 恐らく試験管ベイビーみたいなもの。
 その上、皇帝、貴族、市民、非市民、非人類という階級序列のようなものがあり、貴族以下非市民までは全て適性試験を受ける義務があり、適材適所の職業につけられる社会ということは、当然、優生思想で妊娠出産が行われるということを前提としているように思える。
 なるほど、女性を妊娠出産のくびきから解放すれば、ジェンダーが全く意識されない社会というのも実現可能かなと思うようになった。
 妊娠中や出産時の苦痛、産後の精神的不安定、我が子に自分の乳をやり、赤子が泣くと急に乳が張ってくる・・・というような動物であることを意識させられるようなことから女性が解放され、また、育児期の継父や継母による児童虐待のような理性では説明のつかない憎悪感などからも無縁になると、そういうジェンダー(社会的性差)は根幹のところで意識されなくなるだろう。
 だが、許可制の試験管ベイビーでは、デザインベイビー的に偶然の要素は極力排除され、優生思想そのものの生殖出産が行われることになるのは必然と思う。
 人権意識の高まりがジェンダー・フリーなのに、その行き着く果ては優生思想となるというのは、これはまた何という皮肉か。
 しかし、この社会はそれについて何の疑問もないようだ。
 もちろん、いまだにジェンダーを明確に区別する(我々のような)少数部族社会も同時に存在するのだが。
 これはネットワーク・民主主義が、結局はアリやハチのような個性を失った集合知性体社会を築いてしまうように、リベラルに内在する自己矛盾のような気がしてきた。
 しかし、まあ、こういう感想を述べても、ジェンダー・フリーに関心があっても、非SFファンには物語の数頁で読み続ける気力を失うだろうなと思った。
 私自身、孫もいるこの歳でよくまあこういう異様な小説が読めるものだなあと思ったくらいだから。
 これは、AI(人工知性)を主人公にしたスペース・オペラ仕立てSFではあるが、ジェンダー・フリーをエクストラポレーション(外挿)した思考(スペキュラティブ)SFなのかなとも思う。
 では。

2018年5月24日 / misotukuri

ジェイミー・マクドネル VS 井上尚弥、拳四朗 VS ガニガン・ロペス ダブル世界戦直前予想(結果付き)

いよいよ明日に迫った井上尚弥のバンタム級挑戦試合、これも予想したものかどうか迷ったが、ま、やっぱりしておこう。
同時に拳四朗のリマッチも、新鮮みはないが、拳四朗の成長ぶりを占う重要な試合でもあるので、やっておこう。
まずは、井上尚弥から。
1 WBAバンタム級世界タイトルマッチ ジェイミー・マクドネル(JamieMcDonnell)VS井上尚弥
 まずは両者の身体戦績等のデータ比較から。
 マク:32歳、身長176cm、リーチ182cm、右、33戦29勝(13KO)2敗(0KO)1引き分け、KO率39%
 井上:25歳、身長165cm、リーチ171cm、右、15戦15勝(13KO)0敗、KO率87%
 当初、身長は178cmと伝えられていたが、計測の結果若干下回ったが、大変な身長差、リーチ差ではある。
 王者マクドネルは、前回の井上の対戦相手であるヨアン・ボワイエ(Yoan Boyeaux、171cm)よりも更に一回り大きい。
 だが、マクドネルの前回及び前々回の対戦相手は、日本でもおなじみのリボリオ・ソリス(Liborio Solis,163cm)であり、井上とほぼ同じくらいだ。
 要するに、共に自分より体格の大きな相手、または逆の小さな相手と戦って、その感覚をつかんでいると言うことだ。
 マクドネルの背は、以前に亀田和毅との二連戦を見て、とても178cmもあるようには見えなかったので、もう少し低く、更にスタンスが広いので、思ったより低く見えるのではないかと思う。
 普通にアップライトに構えると、ボワイエのように井上に左ボディから左フックをアゴに決められるので、スタンスを広く取って、ガードを上げて、前屈みになって、ボディを出来るだけ遠ざけて、戦おうとするのではないか?
 また井上がソリスのように突っ込んでくるのを想定しているだろうから、接近時の体格を利したクリンチやホールディングまた流血を伴うバッティングなど平気でやってくるだろう。
 井上としては、クリンチ、ホールディング、バッティングを避けつつ、スピードを利して、左右に動き、更にスイッチをしつつ、最適のポジションで空いているところを攻撃するようにするとよい。
 そうすれば打ち合う内に自然と差が開いてくるだろう。
 マクドネルはしぶといがソリス以上に井上の方が攻めは鋭いと思うので、大方の期待通り、三階級達成してくれるだろう。
 なお、心配されたマクドネルの体重は、どうにかパスしたそうだ。
 クリーンな好試合を期待したい。
 予想としては、マクドネルも普通に頑張ると思うので、判定で井上だろう。
2 WBCライトフライ級世界タイトルマッチ 拳四朗VSガニガン・ロペス(Ganigan Lopez)
 まずは両者の身体戦績等のデータ比較から。
 拳四朗:26歳、身長165cm、リーチ163cm、右、12戦12勝(6KO)0敗、KO率50%
 ロペス:36歳、身長164cm、リーチ165cm、左、41戦34勝(13KO)7敗(1KO)、KO率46%
 ロペスは、拳四朗(寺地拳四朗)がタイトルを奪った相手であり、これがリマッチ。
 拳四朗は、その後、ペドロ・ゲバラ(Pedro Guevara、判定)、ジルベルト・ペドロサ(Gilberto Pedroza、TKO)を破り、これがV3目となる。
 ロペスは、木村悠からタイトルを奪ったが、その木村はゲバラからタイトルを奪い、そのゲバラはロペスに勝っている。
 整理すると、このタイトルは、ペドロ・ゲバラ→木村悠(引退)→ガニガン・ロペス→拳四朗と移ってきたもので、拳四朗はロペスもゲバラも負かしているので、普通ならもう一度ロペスと戦っても負けるはずがない。(なお、余談だが、先週WBA&IBF同級統一王座防衛に失敗した田口良一は、木村悠にKOで勝っている)
 しかも、ロペスは拳四朗に「少し老けたかな」などと言われたように、もう36歳と軽量級のボクサーとしては高齢だ。
 なお、ロペスはその話を聞いて「この老人が彼に勝つんだよ」と不敵に笑ったと言う。(ボクシング・ニュースより)
 しかし、そうは言っても、ロペスに前回以上の変化があるとは思えない。
 これで3度目の来日で、彼のコメントにはいつも好感が持てるボクサーだが、残念ながら、もう若い拳四朗の敵ではないだろう。
 ズバリ、拳四朗の中盤KO勝ちと思う。
<2018.5.25 速報>
2 拳四朗VSガニガン・ロペス
 拳四朗の右ストレートがボディーに一発、2RKOでV3成功。予想より早かったね。
 やっぱり、軽量級では35、6才というのは、限界の歳だと思う。
 ガニガン・ロペスも、もう世界戦レベルではなかったと言うことだ。
 TVを見ていると、その前に一発ボディーに当てており、しばらくして今度はみぞおちかな?
 妙な角度で入ったように見えた。
 あとで、録画を確認してみたい。
1 ジェイミー・マクドネルVS井上尚弥
 井上尚弥が1RTKOで三階級達成。
 何の心配もなかったね。

2018年5月19日 / misotukuri

田口VSブドラー、京口VSパラス直前予想(結果付き)

 今週早々、リナレスがロマチェンコにダウン応酬の末10RTKOで負けてしまってホントにガックリだが、まあ、気を取り直して行こう。
 明日、5月20日(日)は、WBA&IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ、田口良一VS ヘッキー・ブドラー(南ア)と、IBF世界ミニマム級タイトルマッチ、京口紘人VS ビンス・パラス(比)のダブル世界戦がある。
 内山引退後ワタナベジムをけん引する田口は、前回、当時IBF王者のミラン・メリンドを12R判定で下し、自身のWBAと合わせて2団体統一チャンピオンとなったが、今回がその初防衛戦でもある。
 WBAは田口が王座を7度防衛に成功し、また統一王者になったことで、スーパー王座を認定し昇格させたので、今回がWBAでは何度目の防衛戦になるのかよくわからないが、(というのも、正規王者として、現在、カルロス・カニザレスを認定したからである。)これに成功すれば8度目(正規7、スーパー1)の同階級世界王座の連続防衛となる。
 今日、世界王座認定団体が増え(WBA、WBC、IBF,WBOの4つがメジャー)、同一団体、同一階級での連続防衛記録にあまり意味がなくなっており、あるとすれば、統一王者としての防衛記録だろう。
 だが、仮に4団体を統一しても、その王座を防衛していくのは、あのゲンナジー・ゴロフキンでも難しい。
 というのは、王者は統一されて一人になっても、挑戦者の方は統一されていないからだ。
 早晩、挑戦者によっては、世界タイトルマッチが認定されなかったりして、そのタイトルを返上することになる。
 これを防ぐには、統一王者がいる階級はランキングも統一すればよいのだが、ビジネスの問題があり、まず不可能だ。
 まあ、そんなことは、ボクシングファンなら誰でも知っていることだし、時間もないので、試合の予想に特化したい。
 まずは、田口VSブドラーだが、まずはデータから。
 田口:31歳、身長168cm、リーチ170cm、右、31戦27勝(12KO)2敗(0KO)2引き分け、KO率39%
 ブドラー:30歳、身長160cm、リーチ167cm、右、34戦31勝(10KO)3敗(0KO)、KO率29%
 両者、田口の身長が8cm高いだけで、後はほぼ互角。
 ただし、田口がライトフライ級での成績に対し、ブドラーはミニマム級から上がってきたもの。 
 ブドラー(Hekkie Budler)は、南アの選手だけに、戦歴を見てもなじみのない選手が多いので、あまり比較材料がないが、田口と前回統一戦を戦ったミラン・メリンドとの動画は見た。
 田口も言っていたことだが、私もブドラーがやや有利かと思った。
 つまり、メリンドほどの一発パンチ力はないにしても、実力はメリンド以上と言うことで良いと思う。
 特にスピードと手数の多さは目を引く。
 田口がブドラーに勝つには、スピードはやや劣っても、手数で打ち負けないことだと思う。
 ブドラーにはKOパンチはないから、被弾を恐れず、逆に打ちまくって、とにかく当てることが肝心だ。
 田口は過去の8つの防世界戦で4KOを記録しており、特に、前々回のロベルト・バレラ戦は田口の最高傑作だった。
 バレラもスピードがあってなおかつ強打者だったが、田口は積極的に攻め、打ち合いでも必ず打ち勝った。
 ミランド戦では、八重樫を1RKOした強打を警戒し、ミランドがスタミナ切れを起こすまで慎重に戦ったが、ああいう必要はないと思う。
 まあ、そこらはよくわかっているだろうが、ボクサーというのはリングに上がるまで調子はわからないからね。
 田口が負ける要素はないと思うが、統一王者となったと言う慢心だけが心配だ。
 ずばり、予想は田口の判定勝ちとしておこう。
 次の京口VSパラス戦だが、これもまずはデータ比較から。
 京口:24歳、身長162cm、リーチ165cm、右、9戦9勝(7KO)、KO率78%
 パラス:19歳、身長159cm、リーチ164cm、右、13戦13勝(11KO)、KO率85%
 体格はほぼ互角。
 無敗同士の対決で、パラス(Vince Paras)が19歳というのは、若いね。
 しかし、動画を見ると、とても19歳とは思えぬ、落ち着いたファイトぶり。
 左右フック、特に左フックのボディブローが強いという。
 ゆっくりした動作だが、パンチスピードや相手のパンチをよけるときの動作は素早い。
 相手もあるのだろうが、本当に打たせないね。
 京口も9戦という戦績の割には、前回のカルロス・ブイトラゴが舌を巻いたように、テクニックがある。
 これは、テクニック合戦となるのではないかな?
 パラスは、パッキャオの秘蔵っ子と言うことだが、京口に潰されるか、乗り越えていくか、今回が最大のチャンスであり、試練だろう。
 パラスの欠点は、初回からガーッと行かないことかな?
 ひょっとしたら、打たれ弱いのかもしれない。
 まだ打ちつ打たれつの厳しい戦いをしていないというキャリア不足か。
 その辺りで、戦数は少ないが、2度の世界戦を経験した京口が有利かな?
 共に最軽量級にしては驚異的なKO率だが、レオ・ガメス、リカルド・ロペス、ローマン・ゴンサレスらレジェンドたちの戦慄的パンチ力にはほど遠い感じなので、まあ、共にこれからの選手だろう。
 予想としては、難しいが、京口の判定勝ちとしておこう。
<結果遅報 2018.5.24>
 あれから、小生悪質な風邪を引いて、試合を見ることもなく、完全にダウン。
 高熱と咳から肺炎を起こしそうだったが、医者に貰った薬で、何とかだいぶ収まった。
 しかし、今朝で薬が切れたし、またこじらせるといけないので、医者に行った。
 ところが、8時30分の受付では、遅かったようで、待たされること約3時間、診察5分、会計が終わったら、11時51分。
 待ってる間に、痰が絡んだ咳が出始め、治りかけていたのが、後戻りし始めた。
 まあ、それはともかく、明日は井上尚弥や拳四郎の試合があるというのに、この田口と京口の結果報告もまだ出来ていないのには、ホント、申し訳ない。
 しかし、そういう事情ではあるので、まだ試合を見られないでいる。
 もちろん、結果は皆さんご存じのとおり、田口は判定負け、京口はダウンを奪われたが大差の判定勝ちなのだが、これらへの明確なコメントは出来ない。
 だから、単に結果を知ってふと思ったことだけ書いておきたい。
 1 田口VSブドラー
 試合開始時刻が午後2時頃というのは、長身の田口にとっては減量からの体力回復に努める時間がいかにも短すぎたのが、響いたんじゃないか?
 こんな時間に試合を組んだのはいったい誰なんだ?と思う。
 それにしても、KOでタイトルを失った後すっかり打たれ弱くなった長谷川(バンタム級時代)、内山、山中の時もそうだったが、試合前に何か懐古的な番組にでたりするようになるとダメだね。
 「オレも良くここまで来たな、もうこれでいいや」という気持ちが少しでも芽生えたら、ボクサーはもう終わりだ。
 ハングリーさを失った狼は、駄犬にも劣る。
 あと、そんなボクサーに残されたモチベーションは、「オレはあんなのじゃない」ということを自分で自分に証明したいというモチベーションだけ。
 八重樫や長谷川のように、一時的にうまく行く場合もあれば、行かない場合もある。
 私は、もう一度やれば田口はブドラーに勝てるかも知れないけれど、まだライトフライ級でやるくらいなら、引退した方が良いと思う。
 それより、フライ級かスーパーフライ級に上げて、再挑戦する方が年齢的なこともあり、良いのではないかと思う。
 2 京口VSパラス
 パラスは、判定勝ちの時は、ホントにやる気あるのかなと思うような、だるいファイトをしていた。
 完全には当てさせてないのだけど相手にずるずる付き合ってしまうところがある。
 京口をダウンさせたくらいだから、やっぱりパンチ力はあるのだろうけど、いくらフィジカルな素質があっても、精神的にキラー・インスティンクト(殺戮本能)に欠けるというか、ちょっと優しいんじゃないかな?
 京口は、もう二度と、「ボクシングを教えてやる」などと大口はたたかないだろうが、そんなに小さくまとまらなくて良いと思う。
 むしろ、大口にふさわしい京口になれと思う。

2018年5月18日 / misotukuri

田淵圭佑、千葉から2度ダウン奪うも地元判定に泣く

今日見たボクシングの動画だが、ひどかったね。
あからさまなえこひいき採点というのはこういうのを言うんだろうな。
まあ、見て欲しい。

千葉開【横浜光】 vs 田淵圭佑【八尾】(平成30年5月11日)バンタム級8回戦、後楽園ホール

ご覧のように、2Rと4Rに田淵が千葉からダウンを奪っているにもかかわらず、1:2のスプリット・デシジョンで田淵が負けている。
ジャッジの一人が76-75で田淵にした以外は、二人とも逆に76-75で千葉の勝ちとしている。
2Rと4Rは、田淵がダウンを奪っているのだから、よほどのことがない限り、10ー8で田淵につけるべき。
とすると、千葉に76点をつけるには、残りの6R全てを千葉につけなければできない。
千葉:10,8,10,8,10,10,10,10=76
また、田淵を75点にするには、どこか一つのラウンドを10ー10のイーブンにして、あとの5Rを全て9点にしなければならない。
便宜上、最終ラウンドを10ー10にすると、
田淵:9,10,9,10,9,9,9,10=75 となる。
全体的に見て難しいラウンドの多い試合だったが、千葉のパンチで田淵にダメージを与えたものがあっただろうか?
私は全ラウンド4回見たが、そういうのは一つもなかった。
ちなみに、私の採点は、田淵-千葉で、以下のとおり。
1R ほとんど互いに有効打らしいものはなかったが、田淵。10-9。
2R 田淵の右ストレートで千葉ダウンも、終盤左フックで逆に田淵をコーナーポストに叩きつける。しかし採点は、田淵の10-8。
3R 千葉は踏み込みが浅く、田淵の攻勢が目立ったので、田淵の10-9。
4R 田淵がラッシュを掛け、左フックでぐらつかせた後、左フックで千葉2回目のダウン。田淵の10-8。
5R 田淵はペースダウン。攻めあぐねている内にラウンド終了。千葉のラウンドで、9-10。
6R 細かい打ち合いが続く。両者有効打はないが、千葉のフットワークが目立ち、やや千葉のラウンド。9-10.
7R 千葉のアウトボクシングが好調。はっきり千葉のラウンド。9-10.
8R 最終ラウンドで、田淵も頑張るが、やや、千葉か。9-10。
合計すると、76-74で田淵の勝ち。
これが、常識的なところと思うが、どうだろうか?
1Rと3Rを共に千葉のラウンドにすれば、千葉には76点となるが、千葉を76点にするにはこれしかない。
問題は、その場合、田淵は74点になるので、どこかで1ポイント余分につけなければならなくなる。
こういう場合、もしも、仮に千葉側にジャッジが買収されているなら、1Rを10-10にすることは、多分、心理的にないだろうから、最終ラウンドしか田淵側につけられないだろう。
というのも、2つもダウンを奪われているから、いくら千葉に有利につけても、6R終わった時点で、56-56の同点にしかならないからだ。
田淵:9,10,9,10,9,9=56(6Rまでの合計)
千葉:10,8,10,8,10,10=56(同)
千葉を勝たすためには、7Rを田淵9-千葉10にすると、65-66でいいのだが、これで8R逆に10-9にでもなれば、75-75の引き分けになってしまう。
これでは、千葉を勝たせるという約束は守れなくなって、契約違反。
そもそも千葉が2回もダウンするからいけないのだが、そうも言ってられないので、7Rはどっちにしてもここで1ポイント千葉リードにしなければならない。
最終ラウンド、千葉がダウンされない限り、田淵10-千葉9で、75-75のイーブン。
これを、千葉のラウンドにすると、田淵74-千葉76となり、2ポイント差で千葉の勝ちになり、千葉の負けはない。
しかし、引き分けではいけないとなると、2ポイント差で千葉の勝ちになってしまうが、さすがに二度もダウンを奪われたのに、いかにも不自然で気が引ける。
だが、7Rは絶対千葉に10点をつけておかなければならないから、となると、この最終回でしか、田淵に1ポイント上積みするには、どこにも機会がないということになる。
田淵:9,10,9,10,9,9、9,10=75
千葉:10,8,10,8,10,10、10,10=76
もし、こういう採点なら、このジャッジは、買収されている疑いが強い。
それはともかく、センスはあるけど千葉は打たれ弱いね。
もっと、防御をしっかりやり直さないと、上には行けないな。
2度目のダウンなど、なすすべもないって感じで、もうボクシングやめた方が良い。
身体が壊れるよ。
田淵は、2年半のブランクが響いたのかな?
5Rからめっきりスピードが落ちたね。
いつでも倒せると思って、ペースダウンさせたのが裏目に出たような感じだ。
もう少しパンチ力が欲しいが、田淵のようなスタイルは好きだな。
それにしても、ヒドイ採点だ。

2018年5月12日 / misotukuri

子供が触ると鳴り出す不思議なピアノの謎

 昔のUFJ銀行から貰った不思議なオモチャのピアノ。
 ウチの1歳9ヶ月の孫が触ると「エリーゼのために」(ベートーベン)を演奏し始めるが、年寄りの私や大人が触ってもうんともすんとも鳴らない。
 ちなみに「エリーゼのために」と言うのは、これ。(下記はYoutubeからコピペ)
 https://www.youtube.com/watch?v=yAsDLGjMhFI
 まあ、次の写真を見てほしい。

 だが、このたびようやくその謎が解けた。
 ピアノの鍵盤の中央部分に銀色の金属様の大きな(と言っても実寸3mmくらい)二つの突起がある。
 これがミソだろうということは、何となく察しがついていた。
 これを同時に押すか、どちらかを先に押せばすると鳴るのだろうと思い、半年もかけていろいろ試したが、ダメだった。
 解けてみれば簡単なこと。
 ヒント1 幼児の指と大人の指の違いは?
 太さとか大きさとか言うなよ。
 ヒント2 質的な違いは?
 ピンポーン!
 何、まだ答えていない?
 解るだろ、「湿り気」だよ。
 幼児は指を吸ったりしていつもじっとり濡れている。
 大人はじっとりべたつく手を嫌うから、いつも乾燥させている。
 二つの突起に濡れた指が同時に触ることによって指が良導体となり通電するのだ。
 それがスイッチとなり、電子音楽が流れるという仕組みでした。
 これでまた一つ、世界の不思議な謎が減った。
 しかし、まだもう一つの謎がある。
 それは、二つの突起の下の1mmくらいの金属様の突起だ。
 これの役目がよくわからない。