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2017年10月14日 / misotukuri

「ほんとうの憲法」のパラダイム転換的見方に耐えられるか?

 「ほんとうの憲法-戦後日本憲法学批判」(篠田英朗著)読了した。
 これにはホントショックを受けた。
 私自身、大学で法律学を学び、中でも憲法は最初に習ったことで、自分自身でも色々考えたつもりだった。
 仕事の関連で若手職員などに何十回も研修してきた。
 最初に教えるのは、いつも私自身が憲法学で最初に習ったことだった。
 それがこの本でを読んでガラガラと音を立てて崩れていく。
 考えてみれば、半世紀も前のことだ。
 この本は、国際法、英米法から日本国憲法を読み解くとこれまで見知った姿とは全然違った姿が見えてくるということを書いている。
 当時の私は、英米法や国際法は気には懸かっていたが、英文のマッカーサー憲法草案への反発と、判例主義の英米法はパンデクテン法体系の日本法とは別種のものという認識でパス。
 国際法は、憲法より締結批准された条約の方が上位にあるという程度の認識で、何となく勉強する気になれなかった。
 だいたい、冷戦時代ただ中の国際法というのは、まだ未成熟な法体系で、しかも、それを各国に強制する裏付けとなる暴力を欠いたものだという認識があったからだ。
 だが、そういう考え方自体が、刷り込まれたものだったのだなと、今回初めて思い知った。
 この本で指摘されたことは、自分自身翻って考えてみると、まったく欠落していた視点というわけではない。
 それでも、かなりの部分が当時そして今の主流派の憲法学者の学説であったことを認めざるを得ない。
 私自身は、社会人として成長すると共に変遷してきた自己の憲法解釈を、学生時代に習ってきた学説と矛盾させずに理屈づけてきたつもりだった。
 私のそれは視点の移動というべきもので、もっと歴史的に国家や民主主義の本質を見ようという矛盾解決の仕方だった。
 だが、この本の見方は、正しくパラダイム転換的で、自分自身の人生のかなりの部分を否定されたような気がする一方、なるほどそのとおりだなと肯ける話ばかりなのだ。
 正直、トホホだよ。
 この歳になって、もう一度、この本のことを踏まえて、憲法を勉強し直さなければならないとは。
 私自身、今日、安保法制や集団的自衛権、そして自衛隊などについて、現実主義的な観点から、憲法第9条の改正は必要と思って来たが、この本を読んで、こういう見方が「ほんとう」なら、労多くして無益な改正をする必要性はあまりないという方向に考え方が変わった。
 安倍総理が、新安保法制で集団的自衛権の一部を容認させたことにより、「実は、もう憲法改正など必要ないんですよ」と田原総一朗に語ったという話の真意もこれで理解できた。
 また、昔、ブッシュJr政権のイラク戦争の頃だったか、親米派の故岡崎久彦が、どこかのTVのトーク番組で、司会のアナウンサーに答えて、「今の憲法でも集団的自衛権は認められているんですよ」と言っていたのを思い出した。
 そうか、宮澤俊義以降の大多数の憲法学者の憲法解釈自体が間違っていたのか。
 芦部信喜など宮澤俊義のネタをベタに信じてただけなのか。
 宮澤俊義に八月革命説を入れ知恵した丸山眞男もなかなかのワルだな。
 私も、日本国憲法制定の根拠は、それしかないと思ってたよ。
 それが丸山眞男がひねり出したアイデアだとは知らなかったが。
 なるほどねえ。
 こうなると、高柳賢三の言説をもっとまともに評価すべきだったな。
 公明党の「加憲論」は、結果的には、正しかったのか。
 しかし、これは、多くの日本人にとって、耐えられないパラダイム転換かも。
 通説の天動説を信じて何十年も生きてきた人間が、地動説への転向をそう簡単にできたとは思えないだろうからだ。
 日本人も、国体をめぐる顕教と密教の二重構造をそろそろやめる頃だと思うな。
 では。

2017年10月6日 / misotukuri

映画「サバイバーズ」のプロパガンダ抜きの戦友物語度

 今年は私生活が大変で、映画どころではなかったが、ようやく70本を越えたので、この分では年間目標の120本は到底無理だが、なんとか年間100本くらいは行けそうだ。
 今夜見た映画は「サバイバーズ」(12年、トルコ、アルベール・カグラル監督、カグラル・エルトゥグルール、ウフク・バイラクラーシュ他)という珍しいトルコの戦争映画。
 トルコの山岳地帯のとある山頂に位置する無線中継基地で通信障害が起きたため修繕に行ったトルコ軍の兵士達が雪山の中で突然、反政府軍の部隊の襲撃を受け、孤立してしまう。
 そして、真っ先にチームを率いていた古参の先任軍曹が銃撃戦で死亡し、最後に残ったのは日頃から折り合いの悪い、変わり者の問題児と大学出の短期兵二人のみとなる。
 二人はいがみ合いながらも互いに助け合い、ようやく中継基地までたどりついたが・・・
 カットバックで二人が軍隊に入った訳や、恋人との思い出などがカットバックで紹介されながら、絶望的な戦闘が繰り広げられていく。
 全編通して、政治臭が全くなく、プロパガンダ抜きの戦友物語と言った雰囲気。
 反政府軍とは互いに殺し合いを繰り広げるのだが、両軍ともに任務を遂行しているだけで、彼らの間にはなんら憎悪感情の投げつけ合いは全くみられない。
 語られるのは、過去には色々なことがあっただろうが、その記憶を忘れず、軍隊に入った今は、任務を立派に遂行して男になれ、一人の命が千人の命を救うことになると言った滅私奉公の精神訓話が語られるのみ。
 「今日よりは顧みなくて大君の醜(しこ)の御盾と出で立つ吾(われ)は」
 まさにこの世界。
 だが、兵たちは誰も大義のために戦っているのではなく、それぞれ個人的動機で戦っている。
 反政府軍との戦いの最前線にやられている上官たちもまた非常に物わかりが良い人間ばかりで、彼らは部下に「死ね」ではなく、「生き残れ」と言う。
 面白いのは、トルコでは大学出の男性たちは、軍隊に入るのが嫌なら金を出せば免除されているらしいことだ。
 南北戦争当時のアメリカみたいで、兵役を金であがなえるのだ。
 結局、どこの国でも、軍隊に入って、戦地に行かされ、戦死したりするのは、貧乏人の子弟だけなんだね。
 かなりストレートな映画だけど、トルコでこういうアンチ・ヒーロー映画を作っているとは、さすがオスマン・トルコ帝国の末裔。
 映像がきれいで、気に入った。
 では。

2017年9月28日 / misotukuri

映画「バイオハザード」シリーズで過去と未来を考えた

 昨日からWOWOWで録りためた「バイオハザード」の1から6のファイナル・シーズンまで通しでみた。
 最近、和田秀樹の「思考の老化をどう防ぐか」という本を読んで思うところあり、意欲を司る前頭葉を老化させないためには、これまで関心のなかった分野、例えば「バイオハザード」のようなコンピュータ・ゲームを映画化したものなども見てみようという気になったからだ。
 1から6まで全編ミラ・ジョヴォヴィッチの魅力満載で、どこか「エイリアン」のシガーニー・ウィーヴァーとキャラ的には似ているのだが、アクションがもっとど派手でセクシーだ。
 シーズン一つ一つを取り上げてもあまり意味がないので、全編通しての感想になるが、ストーリー的には単純でファイナル・シーズンに至って種明かしとなるのだが、予想通りの結果となり、なんだこの程度で子供たちは夢中になってたのかと思った。
 だが、それはそれで良いと思うし、映像の作りもなかなか良く出来ている。
 それよりも、やはり、これはセカイ系と言うより世界観ものなんだろうなと思うから、アンブレラ社の「ハイブ」に流れている世界観が気になった。
 この世界観は、実のところ、私の世界観に近いものがある。
 20世紀の人間誰しもが多かれ少なかれ持っていた、終末思想だな。
 確かに1968年に立ち上げたローマ・クラブの「成長の限界」などの問題意識は、私の思想的基礎の一つになっている。
 すなわち、このままで推移すると、人類は、早晩、資源、人口、軍拡、環境で破滅するので、その抜本的解決策を早急に図らなければならないとしたもの。
 私もこれらの問題の中で最も中核的なものは、人口問題だと思った。
 人口増加問題さえ解決すれば、資源も環境も軍拡もすべての問題が解決するはず。
 他の問題の解決に幾ら改善努力しても、肝心の人口が増え続ける限り、やはり難しいと思ったからだった。
 だが、あれから半世紀が経つが、人類は人口問題の解決に失敗したと思う。
 日本こそは、人口減少期に入っているが、世界中を見渡すと人口増加は脅威的だ。
 現在、全地球上の人口は約74億人だが、今世紀末には私の単純計算では、75億人×1.01^82≒170億人で、100億人を軽く突破するだろう。
 全地球で養える人口のマックスは、100億人と言うから、余程の食糧イノベーションがない限り、人類は食糧を巡って血みどろの争いとなる。
 石油資源はなかなか枯渇しないが、いずれ枯渇するし、環境も資源の枯渇に伴って改善するかどうかは、100億の人間が木材を燃やし始める所まで行くとどうなるかは何とも言えない。
 以前にも環境問題の最終解決としていろいろ考えたが、今回ダブるところもあるが、人口問題に特化して解決策を考えてみた。
 1 人口を戦争で100万人に減らす・・・補注するまでもない 
 2 宇宙植民地に棄民する・・・まずは宇宙ステーション、月、そして惑星地球化計画
 3 人類の身長を平均1mに小型化する・・・エネルギー消費量を半減させる
 4 人工冬眠で時間シェアする・・・人類を7等分し、1週間に1日だけ覚醒させる
 5 脳以外の肉体をアンドロイド化する・・・ロボコップみたいになる
 6 人格をAI仮想ソフトウェア化する・・・肉体は最小限必要なだけのボディ・シェアリング
 7 デザイナー・ベイビーを普及させる・・・猛獣ほど少子化になる
 8 大衆をドラッグ漬けにする・・・レムの「泰平ヨンの未来学会議」の世界
 9 病死、事故死、災害関連死を増やす・・・貧乏人は平均寿命を短くする
 10 格差をどんどん拡大させる・・・富裕層は地球から脱出し、後は残った者の好きにさせる
 映画「バイオハザード」のアンブレラ社の計画は、一度人類を絶滅させた後、浄化された地球に選ばれた少数の人間のみで再出発を図ろうとするもの。
 いわば、現代の「ノアの箱船」計画なる人類浄化計画なのだが、これは私の人口問題解決策の1番目に等しいね。
 しかも、結果論で言えば、ミラ・ジョヴォヴィッチ演ずるアリスは、邪悪なアイザック博士の現代の「ノアの箱船」計画を、彼の意図とは違っているものの、実現させてしまったのではないか?
 上記、地球人口減少対策は、どれもこれも実現しそうでホント怖いな。
 では。

2017年9月18日 / misotukuri

ゴロフキンVSアルバレスのびっくり採点に思う

先日の三者三様の引き分けに終わったゲンナジー・ゴロフキンVSカネロ・アルバレスの採点で、118-110でカネロの勝ちにつけているジャッジがいたのにはびっくりしたが、試合後のインタビューでのカネロの自分が勝っていたというコメントにまたびっくり。
何でこうなるの?だよ。
しかし、メキシカンというのは、試合が判定に終わると必ずと言って良いほど自分が勝っていたと言うね。
誰が見ても明らかにメキシカンが負けていたと思えるような試合であってもだ。
これは、何でなのだろうね。
この試合も引き分けはあってもカネロの勝ちはどう見てもないだろう。
参考までに、三人のジャッジの採点を挙げておくと、
(〇=10点、-=9点とする。10ポイント・マスト・システムで、ダウンも減点もなく、イーブンのラウンドもなかったので、カネロの採点だけとする。ゴロフキンの採点は、だから、カネロの逆になる。つまりカネロが〇=10点の時は、ゴロフキンは-=9点ということ。/は、4Rごとの区切り)
Aジャッジ:〇〇〇-/〇〇-〇/〇〇〇〇=118点(ゴロフキンは110点になる)
Bジャッジ:〇〇--/----/-〇〇〇=113点(ゴロフキンは115点になる)
Cジャッジ:〇〇--/--〇-/-〇〇〇=114点(ゴロフキンは114点になる)
注目すべきは、1R、2Rと10R、11R、12Rの採点が三者とも一緒と言うことだ。
逆にカネロが取られたラウンドで、三者が一致しているのは4Rだけ。
そこまではっきりしていたかなあ?
私は、採点せずに見ていたのだが、感じとしては、ゴロフキンのワンサイド・ゲームだったと思った。
カネロが確実に取ったと言えるラウンドはせいぜい4つ。
ゴロフキンの116-112で勝ちが妥当と思う。
試合後のインタビューでゴロフキンは例によって紳士的な態度だったが、カネロは若いからかまだ強がりを言ってたね。
下がることを知らない試合ぶりのカネロがあれだけ終始コーナーに追い詰められ消極的な試合ぶりだったというのに、ゴロフキンのパンチは全然効かなかったとか、自分が勝っていたとか、恥ずかしくないのかと思うのだが、本当にそう思っているか、あるいは、そう言わざるを得ない事情があるかどちらかだろう。
たぶん、そう言わざるを得ないのだろうと思う。
その理由を、ずっと考えているのだが、何だろうね。
賭けかな?
自分は勝っていたと思っていると言わないと、ペナルティが飛んでくるとか。
では。

2017年9月15日 / misotukuri

映画「スガラムルディの魔女」のごきげんホラー度

 今夜は映画「ルーズベルト・ソルジャー前・後編」を見たところなのだが、私好みのちょっと地味なナチ物戦記なのだが、後編が不可解な終わり方をしたので、あれれれーとばかりに急いで調べてみたが、やっぱりこれなんだよね。
 ドイツ軍の捕虜になったゴースト部隊の隊長をみんなで敵中深く救出に行くところで、終わっている。
 エエーッ????
 絶対これは続編がいるよ。なにこれ。
 昨夜見た映画も変だった。
 映画「スガラムルディの魔女」(13年、スペイン、アレックス・デ・ラ・イグレシア監督、ウーゴ・シルバ、マリオ・カサス、カルメン・マウラ、テレール・パペス他)。
 奇抜な銀行強盗の一行がフランスに逃走する途中、国境付近の村スガラムルディ村を通りかかるが、そこは昔から魔女で有名な村だった!
 どうもこのスガラムルディ村というのは、バスク地方らしいね。
 スペインとフランスの国境を挟んでバスク人が住む地方があるのだが、これは本当に存在するスペイン側のバスクの村のようだ。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3
 そして、監督自身もバスク人のようだ。
 だからこそ、こういう映画を撮っても処刑されたりしないのだろうな。
 何とこの映画、ホントの魔女が出てくる。
 嘘だろう?
 この映画、とてもじゃないが、一口に要約できないな。
 それより、これは絶対見るべきだな。
 私はDVDに永久保存することにしたよ。
 では。

2017年9月11日 / misotukuri

小国以載VS岩佐亮祐の直前予想(結果付き)

9月13日、次のとおりボクシングダブル世界タイトルマッチがある。
1 IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ 小國以載 VS 岩佐亮佑
2 WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ 田中恒成 VS パランポン・CPフレッシュマート
タイトルでは「直前予想」としたが、先日もお伝えしたように、まだ私生活が腰を落ち着けてボクシングの予想などしていられる状態ではないので、TV観戦だけに止めたい。
とは言っても、TV中継があるかないかも確認していないのだが。
1の小國以載 VS 岩佐亮佑はともに負けられない一戦で、おそらくどちらも負けたら引退の言葉がでるのではないか?
この試合、私は世界タイトル初挑戦で強打のグスマンに打ち勝って力強さを増した小國以載が勝つのではないかと思うが、さあどうだろうか、自信はない。
2の田中恒成 VS パランポン・CPフレッシュマートは、パランポンのことを調べてないので、予想できないが、年末にWBAの対抗王者田口良一との統一戦を控える田中恒成にとっては絶対に落とせない試合。
パランポンはこの日曜日、同国のシーサケットがロマゴンを4RKOして、一つオレもと思ってるだろうから、田中としても油断は禁物だろう。
<2017.9.13 結果速報>
2 WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ
 田中恒成 VS パランポン・CPフレッシュマート(9RTKOで田中恒成の勝ち)
 田中は、初回にパランポンの右ストレートでまさかのダウンを食らい、両目を腫らし。出血に苦しみながらも、ボディブローから徐々にペースを奪い、9ラウンドに右ストレートでダウンを奪うや、集中打を浴びせて逆転KOをした。
 田口良一との統一戦だが、田中は今まで自分より背の高い相手とやっていないので、若さとスピードで距離をつぶせるかどうかだろう。

1 IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
 小國以載 VS 岩佐亮佑(6RTKOで岩佐が新世界チャンピオン)
 岩佐は、1Rに1回、2R2回、小國から左ストレートでダウンを奪い、終始優勢を保ち、4R,5Rと前に出て来た小國を冷静にさばき、6Rに入ると逆に決めに行って小國の顔面が流血で真っ赤になった時点でレフェリーがドクターを呼び、ドクターの続行不能の判定を受けてストップを決めた。
 小國は、高校時代の借りを返せなかった。
 小國は初回から積極的に出たが、結果論だが、もっとスローなスタートにしても良かったのではないか?
 いきなりワンツー・ストレートの差し比べなどせず、岩佐の左ストレートの当たらない距離をつかんでから、カウンターの左ボディブローを狙えば良かった。
 山中が岩佐に勝ったのは、顔面の防御技術の差だった。
 小國もダッキングとまでいかなくても、せめて山中が使ったスリッピング・アウェーとか、首を左右に振るだけでも岩佐は当てにくかったと思うよ。
 多分、22戦全KO勝ちのグスマンほどではないだろうと、岩佐のパンチ力を過小評価していたのではないか?
 小國の左ボディブローも5Rなど確かに岩佐に効いていたと思うが、岩佐としてはもういつでも倒せるという自信があったから、攻め込まれても冷静でいられたのだろう。
 小國の完全な作戦負けだね。ダメージも大きいと思うから、一度は世界チャンピオンになれたんだし、岩佐と何度やっても勝てないと思うなら、もう引退でいいだろう。
 無冠の帝王みたいだった岩佐はホントよく辛抱したね。
 今日の試合は、何か、モノが違うって感じだったよ。
 おめでとう。

2017年9月10日 / misotukuri

Sフライ級戦線異状なし-ロマゴン伝説の終焉

やはりロマゴンは、Sフライ級では、身体が小さすぎたね。
ダイレクト・リマッチでシーサケット・ソールンビサイに4RKO負け。
なんか、一つの時代が終わったような気がした。
パウンド・フォー・パウンドの第1位にまでランクされたローマン・ゴンサレスだったが、打っても打ってもシーサケットは逆に前に出て来たからね。
パンチ力と言うより、耐久力の差が出たと思う。
軽い階級からミドル級まで階級を上げて伝説を創ってきたフェリックス・トリニダードやオスカー・デ・ラホーヤがL・ヘビー級からミドル級まで徐々に絞ってきたバーナード・ホプキンスにKO負けしたときのように。
井上尚弥はアントニオ・ニエベスを5R左ボディーブローでダウンを奪うと6R終了棄権に追い込みアメリカ上陸をTKOで飾った。
1Rゴング前までは少し硬い表情だったが、ラウンドが始まるとすぐにいつもの井上に戻った。
3Rまでに倒しきれなかったらペースダウンして相手に打たせて隙を突く戦法を取った。
ニエベスは、1Rでもう萎縮してしまい、防御オンリー。
ニエベスも良い選手だが、さすがにレベルが違ったね。
アップセット(upset)は起きなかった。
カルロス・クアドラスVSファン・フランシスコ・エストラーダは、10Rダウンを奪ったエストラーダが1ポイント差の判定勝ち。
ダウンさえしなければクアドラスの勝ちでも不思議ではなかった。
ただし、ポイントこそクアドラスも競っていたが、強さという点ではやはりエストラーダが上だろう。
シーサケット、井上尚弥、エストラーダの中では、力強さという点では、井上が一つ抜けているように思うが、ひいき目かも。
ブライアン・ビロリアVSミゲル・カルタヘナも良い試合だった。
両者調子が良く、拮抗した内容だったが、4Rビロリアの一瞬の右ストレートから局面は一気にビロリアに傾き、5Rレフェリーストップに追い込んだ。
久しぶりに大好きなビロリアのハワイアンパンチを見せてもらった。
強い時はホント強いね。